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最近ダンス動画解説の方々が、ANAの公式TikTokに投下された羽生結弦選手のダンス動画をきっかけにこれまでの羽生選手のフィギュアスケートの演技の解説までされるように!
フィギュアのルールなどわからなくても体の使い方だったり演技がものすごくえげつない!ってことは伝わるんだなぁとワクワクしながら見ています
そんな中、なんとフィギュアスケート勉強会!までするほどとても真摯にフィギュアスケートに向き合ってくれている!
TikTokの短い動画からここまで深く沼っていくんだなぁ
チカログさんのフィギュアスケート勉強会の動画です
はるき【ダンス研究部】さんのフィギュアスケート勉強会の動画
全くフィギュアスケートの知識なしだとそうなりますよね
用語が多いし、まずエッジとは何か?とかそこからわかりませんもんね
自分も最初は何が何やらよくわかりませんでした
でももっと深く羽生選手の演技を見たいと一生懸命覚えたなぁ
お二方、お二組?が見られてたジャンプの見分け方動画はこれかな
ジャンプの種類は全部で6種類あります。
難易度順に書きますと
- トゥループジャンプ
- サルコウジャンプ
- ループジャンプ
- フリップジャンプ
- ルッツジャンプ
- アクセルジャンプ
もっとも、選手によって得意なジャンプがそれぞれ異なりますので、とりあえずは基礎点に基づくとこうなりますという順番です。
フィギュアスケートのジャンプは現在、1回転から4回転まであります。まだ5回転できる選手はいません。
ジャンプの回転数にはそれぞれ名称があります。(というか単に英語ですが)
- 1回転・・・シングル(Single)ジャンプ
- 2回転・・・ダブル(Double)ジャンプ
- 3回転・・・トリプル(Triple)ジャンプ
- 4回転・・・クアド/クアッド(Quad)ジャンプ ※Quadruple(クワドループル)の略です
フィギュアスケートのジャンプの呼び方は「回転数と種類」を合わせて言います。
羽生結弦選手が世界で初めて決めたのは「クアドループ」。
つまりループという種類のジャンプを4回転しましたということ。
「トリプルアクセル」はアクセルという種類のジャンプを3回転してますよということですね。
ただアクセルジャンプだけは半回転多いので、トリプルアクセルは3回転半ジャンプなんです。
ややこしいですね〜(笑)
これもジャンプの踏切を意識しながら見ているとわかるようになるから大丈夫です!
フィギュアスケートのジャンプは、大きく分けて「エッジ系」と「トゥ系」に分類されます
スケート靴の下につく金属製の刃みたいなのはブレードと呼ばれます
横から見るとつま先部分はギザギザになっていて「トゥ(トウピック)」と言います
氷面に接する長い刃みたいな部分は「エッジ」と呼ばれます
そしてこのエッジは後ろから見ると半円状のカーブを描いた形になっていて、
- 内側のエッジを「インサイドエッジ」
- 外側のエッジを「アウトサイドエッジ」
と言います
なぜ、ブレード、エッジの各部の名称を解説してるかというと、ジャンプを見分ける際にこの構造を理解しておくことが重要になってくるのです
ついでに「トゥ系」と「エッジ系」のジャンプを難易度順に分けてみました
難易度(高→低) | トゥ系 | エッジ系 |
---|---|---|
6 | アクセル | |
5 | ルッツ | |
4 | フリップ | |
3 | ループ | |
2 | サルコウ | |
1 | トゥループ |
フィギュアスケートのジャンプは踏み切る時の足の使い方に注目します
ちなみに着氷は全て後ろ向きで右足着氷です
名前の通りトゥ(つま先)で氷をついて跳ぶジャンプです。
右足の外側のエッジに乗り、左足のトゥをついて踏み切ります。6種類のジャンプで唯一左足でトゥをついて跳びます。
滑ってきた軌道を利用しながらトゥをついて跳ぶので、最も跳びやすいジャンプとされていて、4回転を飛ぶほとんどの選手がこのトゥループジャンプを飛びます。
また、コンビネーションジャンプの2つ目に跳ぶジャンプとしてもよく使われるので、もしかしたら演技中もっともよくみるジャンプかもしれません。
左足の内側のエッジで滑りながら、右足を前上方に振り上げて跳ぶので、跳ぶ瞬間、内股がやや「ハ」の字のような形なります。
踏み切るときにスキーのボーゲンのような体勢になったら、サルコウと判断できると思います。
ジャンプする直前の体の進行方向が、ジャンプの回転方向と同じです。流れに乗ったまま飛べるので滑る勢いをそのままジャンプに生かしやすく、比較的飛びやすいとされるジャンプです。
男子ではトウループに次いでよく使われる4回転ジャンプです。
右足の外側のエッジで滑りながら、トゥをつかず、そのまま右足で踏み切るジャンプです。
離氷も着氷も右足だけです。右足外側のエッジで滑りながら、左足を少し前に出して、滑ってきた勢いを使って踏み切ります。跳ぶ瞬間に、イスに腰掛けたような格好になるのが特徴です。
先ほども書いてますが、羽生選手が世界で初めて4回転を決めたのがこのジャンプです。
前向きで助走して、後ろ向きに反転した直後に跳びます。
ジャンプする直前に左足の内側のエッジ(インサイドエッジ)に乗り、右のトウをついて跳びます。
跳ぶ直前に後ろ向きになって飛ぶことが多いです。
左足の外側のエッジ(アウトサイドエッジ)に乗って、後ろ向きに助走し右のトゥをついて跳ぶジャンプです。
滑走で描いてきた軌跡と反対の回転をかけながら踏み切るのため滑ってきた軌道を利用できないため、アクセルの次に難しいとされるジャンプです。
ルッツジャンプは「左足外側エッジ」に乗るというのが重要なポイントで、これが「左足内側エッジ」に体重を乗せてしまうとエッジエラーと判断され減点されてしまいます。
素人にとって、一番最初に見分けられるジャンプだと思います。
アクセルジャンプだけが唯一前向きで踏み切るからです。
よく「○回転半」と言いますが、なぜ「半」が付いているかというと、フィギュアのジャンプは全て後ろ向きに着氷するからです。つまり、半回転多く回るため、体の向きがジャンプに入った体勢と反対向きに降りることになります。
左足の外側のエッジを使って後ろ向きに滑ってきて、ジャンプの瞬間前を向き、着氷する時には後ろ向きで着氷します。
6種類のジャンプの中で最高難度とされるジャンプです。
前向きで踏み切るのは難しいため、選手によっては「トリプルアクセル」よりもさらに高難度とされている4回転トゥループのほうが得意という選手もいます。
しかしながら!
羽生選手のアクセルジャンプは絶品!世界最高峰に美しいです!
6種類のジャンプの見分け方を解説してきましたが、フリップとルッツが多分一番ややこしいのではないでしょうか
文章の説明だけ見ると、エッジが違うだけやんけとなるのですが、エッジが変わることにより軌道が変わります
そのためジャンプまでの軌道、まぁ遠心力?が使えるか使えないかみたいな違いがあったりするんです
あと、ルッツは左足のアウトサイドエッジに乗り、体の捻るも加わった状態でジャンプするので、右足のトゥをつくときは足がクロスするのでそこも見分けるポイントになるのではないでしょうか。
フリップとルッツは綺麗に跳び分けるのが難しいと言われていますが、羽生選手は教科書のように綺麗に跳び分けているので見分けがつきやすいと思いますよ
羽生選手のジャンプ見分けられるかなテストという動画があったので、最後に6つのジャンプが見分けられるかテストしてみましょうか(笑)
最後に羽生選手の10年分の4回転ジャンプを集めた動画もどうぞ〜
自分でも動画作りたいとは思うけど、なかなかねぇ
つるまいかださんの『メダリスト』は、フィギュアスケート云々関係なくても個人的超おすすめマンガです
見てる分にはとても華やかで優雅なイメージのフィギュアスケートですが、実際には精神的にも肉体的にも相当ハードなスポーツだと思います
『メダリスト』はフィギュアスケート選手に憧れる1人の少女があるコーチと出会い、2人3脚で選手を目指していく……というまぁ王道といえば王道なストーリーなのですが、選手になるまで、なった後、いかにハードなスポーツかという、経験者でなければわからないような背景や葛藤がリアルに描かれていて、どんどんストーリーにのめり込んでいくんですよ……
作者さんが経験者かどうかはわからないんですけど
選手になるため、試合に出るため、よくテレビで見る全日本大会や海外での試合に出るまでに一体どれだけ超えなければいけない壁があるのか……
また試合のプログラム構成を組むのにどれだけ緻密に考えられているか……
など単純にフィギュアスケートを観戦する上でも知ってるとより楽しめるポイントなどもわかって、ほんとにめちゃくちゃ面白いんですよ
ちなみに「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門1位を受賞されております
さらにアニメ化も決定しているので要チェックの漫画なのです!