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金沢城のシンボル、なんなら金沢のシンボルと言っても過言ではないくらいな金沢の有名観光地・金沢城石川門!
兼六園と隣接してるので、金沢城でも一番賑わうスポットですね。
桜の時期はそれはもう、桜とお城が見事なまでの映え!
ビューティフルスポットです!
重要文化財でもある石川門ですが、実は内部を見学できる特別公開日もありますよ。
金沢城のシンボル「石川門」。
江戸時代から残る建物で、国の重要文化財でもあります。
金沢城はかなり火災の多かったお城で、城内に残る江戸時代からの建物は
の3つ。いずれも重要文化財となっております。
現在の石川門は、宝暦9年(1759)の大火で焼失した後、天明8年(1788)に再建されたもので約230年前のものですね。
ちなみに石川門は、ガイドブックにも必ずと言っていいほど石川門の写真が使われますし、兼六園とも隣接してて訪れやすいこともあってか、金沢城の正門!的に捉えてる方が多いかとは思いますが、
実は石川門は搦手門(からめてもん)なのです。
つまり正門ではなくて、裏門!
正門は大手門です。
あんまり大手門がフューチャーされてないせいか、人は少ないんですけどね……
大手門も見応えありますよ。
石川門はわかりやすい枡形門でもありますが、実は左右の石垣の積み方が違うという面白い特徴もあります。
よかったら注目してみてね。
【金沢城石垣巡り】金沢城のシンボル「石川門」は左右で積み方の違う石垣にも注目表門と櫓門、枡形を囲む続櫓に二重櫓。さらに表門の左右には太鼓塀が伸びています。
搦手門(裏門)にもかかわらず、結構堅牢な作りになっているのは、小立野方面からの攻撃に備えたものらしいです。
ここが金沢城の一番の弱点で、攻撃されやすい場所と考えられていたからだとか。
石川門は、鶴丸倉庫、三十間長屋とともに年に何度か内部が特別公開されます。
しかも無料!
まぁ冬季以外の週末はほぼ公開されてる感じです。
ただ公開時間は15時半までなので早めに行こう。
【金沢城めぐり】金沢城公園「石川門(重要文化財)」は内部が公開される時がある櫓の内部から見る景色もなかなか面白いものですよ。
石川門の中でも一番大きな石川櫓、実はここも菱形構造になっているのです!
金沢城の二の丸と三の丸の間にある菱櫓は、内部が菱形構造になっているため菱櫓と呼ばれているのは有名ですが、まさか石川櫓も菱形だったとは!
石川門内部に常駐しているボランティアガイドの方が教えてくれました。
(特別公開時はボランティアガイドの方が常駐してるので、聞きたいこととか尋ねたらメッッチャ色々教えてくれます。)
最初全く気づかなかったのですが、柱の足元に直角定規が置いてあるんです。
石川櫓は、ちょっとだけ菱形なんだそう。
菱櫓ほどの角度はついてないけど、直角ではない。
こちら側は柱と定規がピッタリくっついてますね。
対してこちらは、よく見るとちょっと隙間がありますね!
ほんのちょっと、5度くらい?角度がついてるのがわかりますね。
直角定規を当ててようやく気づくくらいの絶妙に微妙な角度ですが。
ちなみに菱形になってることで、内部から外を見る視野角が広がります。
つまり監視の目が広がる。
あと、菱形になっていることで外から建物を見たときに実際より大きく見えるんですね。
その効果をうまく利用して、堅牢さプラス、見た目の美しさも出してるわけですよ。
なるほどねぇ。
そしてボランティアガイドさんの情報量、まじすごかった。
ボランティガイドさんに金沢城や兼六園のガイドをお願いすることもできますよ。
なんと無料なんですが、事前予約はできないので繁忙期はガイドさんが捕まらないこともあります。
ボランティアガイドさんの待機場所は石川門入ってすぐの案内所です。
この日は3月終わりごろで、桜の満開にはまだちょっと早かった。
今年は桜の咲くのが早すぎて兼六園のお花見に行けなかったよ……残念。
所在地 | 〒920-0937 石川県金沢市丸の内1 |
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開園時間 | [3月1日~10月15日]7:00~18:00 (退園時間) [10月16日~2月末日]8:00~17:00 (退園時間) |
休園日 | 無休 |
入園料 | 無料 |
ライトアップ | 毎週金曜日・土曜日、祝日の前日など(その他、観桜期や紅葉期など) 日没から午後9時まで 無料 |
駐車場 | なし |
アクセス | バス「兼六園下」下車徒歩約3分 |
問合せ | 076-234-3800 |
URL | http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/ |
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