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「石垣の博物館」とも呼ばれる金沢城。
金沢城の中でも最も古い初期の姿を残している石垣があるのが、東の丸北面。
加賀藩初代藩主の前田利家の時代に築かれた石垣なんです!
鶴丸倉庫の後ろ側にあるのが東の丸北面の石垣です。
鶴丸倉庫の横の石垣に沿って進むと裏手に芝生が広がっているのです。
そこから見える石垣が金沢城内で最も古い石垣群だと言われてます。
写真の右端にちょっとだけ見えてる建物が鶴丸倉庫ですね。
位置的には、石川門から入ると左奥にずっと進んだところです。
残念ながら今はもう建物がないですが、目の前の石垣の上の高台には、かつて丑寅櫓がありました。
東の丸北面石垣の横には鶴丸倉庫があるので、鶴丸倉庫側からも見えますよ。
ほぼ真横から見る感じではありますが、かなり間近で見れます。
東の丸北面にある石垣は、野面積みという、自然の石や粗割りしただけの石を積んだ自然石積み。
前田利家が金沢城に入城した跡、まず急ごしらえの平山城だった金沢城の石垣の改修に乗り出したらしい。
このあたり、東の丸の石垣は、文禄(1592〜1595)頃に築かれたもの。
数少ない金沢城の初期の姿を残す貴重な場所でもあります。
もともと金沢城には、一向宗の拠点であった金沢御坊があり、織田信長軍の柴田勝家が金沢御堂を攻略し、佐久間盛政が入城し、土塁や堀などの改修を行います。
賤ヶ岳の戦いの後、前田利家が金沢城に入城し、加賀藩前田家の居城となり、加賀百万石を築いていくことになるのです。
金沢城にはそれはまぁいろんな時代のいろんな石垣があるのですが、前田利家が入城した当時の姿を残す場所。
そう思うとこの積まれた石ひとつひとつにロマンを感じますよね。
ずっと何百年もここにいるわけですよ。
なんなら利家公もこの場所に立ってたかもしれないわけで。
自然石積みによって描かれたこのカーブとか、すごい考えながら積み上げたんだろうなぁとか妄想かき立てられますよね。
東の丸東面の石垣がちょうど金沢城の東端なので、石垣の先は、東面のなまこ塀へと続いてます。
ちょうど石川門から続く左側の塀のとこですね。
塀の内側部分を間近で見れます。
塀が直角に折れ曲がってちょっと内側に入ってるとこに門があったんですよね。
これはなんの門なんだろう。
堀に面した壁の内側には見事なまでに隠し狭間が並んでますね。
壁のほぼ真ん中あたりにある出し(出窓)、
柵はありますが、結構近くまで寄ってみれます。
で、やっぱりありました石落とし。
お堀の方から見るとここですね。
結構な高さだよね。こっから狙われたらたまったもんじゃないわ。
出し(出窓)もかなり近付いてじっくり見れるんですが、中に前田家の家紋の梅鉢紋が浮き彫り?されてました。
普通見ないし、見えないよこんなとこ。
こんな細かいとこまでこだわって作ってんですね〜。
すごいわ。
見習わないとな。
所在地 | 〒920-0937 石川県金沢市丸の内1 |
---|---|
開園時間 | [3月1日~10月15日]7:00~18:00 (退園時間) [10月16日~2月末日]8:00~17:00 (退園時間) |
休園日 | 無休 |
入園料 | 無料 |
ライトアップ | 毎週金曜日・土曜日、祝日の前日など(その他、観桜期や紅葉期など) 日没から午後9時まで 無料 |
駐車場 | なし |
アクセス | バス「兼六園下」下車徒歩約3分 |
問合せ | 076-234-3800 |
URL | http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/ |
菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門
開館時間 | 9:30~16:30(最終入館16:00) |
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入館料 | 大人(18歳以上)320円、小人(6歳~18歳未満)100円 |
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