【富山】大岩山日石寺のご霊水『藤水』は眼病平癒のご利益があるよ

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滝行で有名な富山県にある「大岩山日石寺」。

境内には眼病平癒に霊験があると言われる不動明王のご霊水『大岩山日石寺の藤水』があります。

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眼に効くご霊水『藤水』

大岩山日石寺の境内には、「とやまの名水66選」にも指定されている『大岩山日石寺の藤水』があります。

なんでも、

元禄15年（1702年）、越後のねち谷なるところに目の不自由な百姓がいたそうな。

あるとき夢で「日石寺の滝の脇に藤の木がある。その根のところから水が湧き出ているので、その水で目を洗うとよかろう」というお告げを受けたそうな。

そこで日石寺へと向かい、目が見えないので周りの参拝の人に助けられながら、信心肝に命じてその水で目を洗ったところ、たちまち目が開いたという。

山を降りるときには杖を必要としなかったそうな。

というお話が「越中旧事記」に記されているそうです。

加賀藩には名医が多いが、眼医者がいないと言われるのは、大岩の不動さんが目を治してくださるからだ、なんてことも言われるほど、眼にいいご霊水として有名だったみたいですね。

ちなみに近年の調査によって、眼科で洗眼に用いられるホウ酸が含まれていることが分かったそうです。科学的にも眼にいいということが証明されてるんですね。

結構たくさんの人が『藤水』を汲みに来られてましたよ。

藤の木から湧き出ているから『藤水』なのね、なるほど。

（いま藤って聞くと、あ、鬼が嫌いだから……とか思っちゃうよね）

大岩山日石寺の境内には「メグスリノキ」の生えてます。

護摩祈祷日には、境内に植えられた薬木メグスリノキのお茶も振舞われるそうですよ。

手水舎の横にメグスリノキのお茶を入れる大鍋がありました。

護摩祈祷は、毎月1日、27日、日曜日に行われるそうです。

不動明王の御霊水『藤水』は、本堂向かって左奥、六本滝の右横にあります。

滝行で有名な六本滝ですね。

右に目を転じると、奥の方にひっそりと御霊水『藤水』があります。

御霊水『藤水』を汲み取るときには、

ナウマクサンマンダ　バザラダン

センダマカロシャダ　ソハタヤ

ウンタラタ　カンマン

という不動明王の真言を唱えるといいそうです。