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山代温泉に来たら是非入りたいのが、温泉街の中心に立つ「古総湯」。
明治時代の総湯を復元した建物で、外観・内装だけじゃなくて、当時の入浴方法も再現されている、まさに歴史体験型施設。
しかも源泉掛け流しなので、歴史にどっぷり浸かりながら癒されるという素晴らしい場所なのです。
開湯1300年の歴史を誇る山代温泉。
江戸時代には「総湯」を中心に宿が立ち並ぶように街が作られてました。
このような形態の街並みを「湯の曲輪(ゆのがわ)」といって、山代温泉はまさに「湯の曲輪」を中心に旅館や土産物店があります。
今だと「ロータリー」みたいな感じっていうとわかりやすいですかねぇ。
ロータリーだと情緒感がないですけど。
山代温泉の「湯の曲輪(ゆのがわ)」のまさにど真ん中に立っているのが「古総湯」です。
「総湯」というのは北陸地方の言葉で「共同温泉」のことです。
ちなみに「古総湯」のすぐ隣には「総湯」もあります。
山代温泉は「古総湯」と「総湯」という2つの温泉が隣接してるのです。
どちらかというと「総湯」の方は、地元の方がまさに日常的に使っているという感じです。
「古総湯」のほうは、地元の方も来られるけど、利用される方は旅行者の方が多いのかなという印象でした。
山代温泉の「古総湯」は、かつて明治時代に総湯のあった場所に、当時の総湯を復元して2010年10月に立てられました。
こけら葺きの屋根!
2階にはステンドグラスの窓!
(写真では伝わりにくいけど)
まさにノスタルジックな外観!
明治時代にステンドグラスを取り入れるとは、かなり最先端だったのではないのかな。
「古総湯」の券売機は縁側?といえばいいのかな?にあります。
受付の方に券を渡し、説明を聞いて中へ。
あ、チケットには「古総湯」と「総湯」の共通入浴券もあります。
「古総湯」は、「湯あみ」という温泉に浸かって楽しむだけの当時の入浴方法も再現しています。
当時の入浴法を体験するため、「古総湯」では石鹸やシャンプーなどは使えません!
カランやシャワーもありません。
掛け湯をしてゆったり湯船に浸かるのみ。
入浴作法を書いた案内板もあります。
写真を撮ったつもりが思いっきりブレてました。
わからないときは受付の方が教えてくれますよ。
(ほっと石川旅ねっと – 能登・金沢・加賀・白山など、石川県の観光・旅行情報より)
浴槽内はこんな感じ。
浴室内は撮影禁止なので「ほっと石川旅ねっと – 能登・金沢・加賀・白山など、石川県の観光・旅行情報」さんの写真をお借りします。
ちなみに「古総湯」は、いわゆる脱衣所もありません。
左の衝立の奥に着替えを奥棚があるだけで、入ったらすぐお風呂です。
しっかり掛け湯をして入りましょう。
手前の白いとこからお湯が湧いてるのですが、ここめっちゃ熱いので触らないほうが無難です。
(ほっと石川旅ねっと – 能登・金沢・加賀・白山など、石川県の観光・旅行情報より)
天井や壁から降りそそぐ光とステンドグラスの灯りがなんとも美しく、心も体も癒されます。
壁は拭き漆で、タイルは九谷焼。
そしてタイルの絵柄も当時のものを忠実に再現してるそうです。
窓にはステンドグラス
壁や天井は漆塗り
タイルは九谷焼
そしてお湯は源泉掛け流し
なんって贅沢な温泉。
しかも総湯。
総湯は共同温泉ですよ、言ってみりゃ銭湯ですよ。
贅沢すぎませんかねぇ。
ちなみにタイミングよければ他に誰もいない貸し切り状態を味わえることも。
レトロノスタルジー溢れる温泉を一人占めとか……さいっこーの贅沢ですわぁ。
ゆったりと湯船に浸かって癒されたら2階の休憩所へ。
2階の休憩所も当時のまま復元されてるそうです。
女湯・男湯それぞれの浴場から2階へと会談を上がって行くと、女性用・男性用の休憩所に出ます。
ただ窓側の方でつながっているので、完全に別々というわけでもなかったです。
ポットに冷たいお茶も用意されてました。
風呂上がりの水分補給も大事ですからね。
窓が開け放たれてて、風が通って気持ち良い。
扇風機もありました。
誰もいないとついね「あ゛〜」ってやりたくなるよねぇ。
マスクごしだとさらに不思議な感じになった。
2階の休憩所にもはめ込まれた九谷五彩のステンドグラスが素敵ですねぇ。
木の香りも心地よくて、すばらしくまったりできます。
2階の窓から外を見るとぐるっと取り囲まれた「湯の曲輪」がよくわかります。
向こうに見えるのが「あらや滔々庵」と「山下屋」。
左下にちらっと見えてるのが「総湯」ですね。
ぐるっと回って柳の向こうに隠れてるのが「星野リゾート界 加賀」。
「総湯」はちょうど男性用の休憩所から見えるんでしょうね。
赤いノスタルジックな建物が立ち並んでるのが「はづちを楽堂」。
その横のお土産物屋さん。
まさに「古総湯」を中心にぐるっと取り囲むように建てられてますね。
山代温泉の「古総湯」では、一番風呂の人に「一番札」が贈られるそうなんです。
男湯・女湯別なので、それぞれに1枚ずつということですね。
「一番札」は、「古総湯」のすぐ近くにある薬王院温泉寺の住職により、
- 健康
- 長寿
- 安産
- 金運
などの願いを込めて祈祷されたものらしいです。
このお札をゲットすると一年間、無病息災で暮らせるのだとか。
「古総湯」は朝6時にオープンするので、早起きが苦じゃない人は「一番札」をゲットしに行くのもアリかも。
所在地 | 〒922-0242 石川県加賀市山代温泉18の128番地 |
---|---|
開館時間 | 6:00〜22:00 |
休館日 | 第4水曜午前中(正午から通常営業) |
入湯料 | <古総湯のみ> 大人(12歳以上)500円 中人(6歳以上12歳未満)200円 小人(3歳以上6歳未満)100円 3歳未満無料 <総湯との共通料金> 大人(12歳以上)700円 中人(6歳以上12歳未満)250円 小人(3歳以上6歳未満)120円 3歳未満無料 |
泉質 | ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉) |
駐車場 | あり(総湯・いろは草庵) |
アクセス | JR加賀温泉駅から加賀温泉バス約10分「山代温泉」バス停下車徒歩約5分 |
問合せ | 0761-76-0144 |
URL | https://yamashiro-spa.or.jp/spa/ |
- 2020年8月に訪問した際の内容です。営業形態、営業時間や定休日が表記と異なる場合がありますので、ご利用の際は必ず事前にご確認ください。
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