【加賀】山中温泉に来たら鶴仙渓に架かる4代目「こおろぎ橋」を見に行こう

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山中温泉こおろぎ橋

山中温泉の鶴仙渓に架かる「こおろぎ橋と言えば、山中温泉に来たらまず訪れるであろう観光スポットですね。

てっきり虫の「こおろぎ」が橋の名前の由来かと思ったら、それとは別に「行路危」と称されたことから来てるんだそうです。

金沢から近い加賀温泉郷・山中温泉

山中温泉

山中温泉と言えば、石川県加賀市にある温泉地として有名ですね。

加賀温泉郷の1つでもありますね。

加賀温泉郷は、粟津、片山津、山代、山中の4つの温泉地のことで全て加賀市にあります。

同じ市に4つも温泉地が集まってるんだけど、それぞれ特色が異なるので面白いですよ。

金沢からも50キロくらいの距離なので車で1時間ほどでこれちゃいます。

コロナの自粛あけで、どっか行きたい。

でも屋内はちょっとな、

あ!山中温泉行ってみるか!

というノリでやって来ました。

山中温泉の駐車場

山中温泉には、

  • こおろぎ橋駐車場
  • あやとり橋駐車場
  • 総湯菊の湯横観光客駐車場

と3箇所にそれぞれ10台以上停めれる駐車場があります。

しかも無料です!

ありがたい!

こおろぎ橋へはかがり吉祥亭の横の道から向かう

山中温泉ゆげ街道沿いにある、こおろぎ橋駐車場に車を停め、とりあえず「こおろぎ橋」へと向かいます。

「こおろぎ橋」へは、駐車場の向かいにある「かがり吉祥亭」のすぐ脇にある道を降りて行きます。

「こおろぎ楼」と書かれた看板が立ってます。

「こおろぎ橋」ではなく「こおろぎ楼」と書かれてるので、ん?となりますが、「こおろぎ楼」は「こおろぎ橋」のすぐそばに建つお宿のことです。

「こおろぎ」ばかりでややこしいですが「こおろぎ楼」へ向かえば「こおろぎ橋」に辿り着きます。

こおろぎ橋を見上げる穴場スポット

山中温泉こおろぎ橋

「こおろぎ橋」へと向かう途中、道の横に川沿いへと降りていくような石階段を発見。

とくに案内看板もなく、立入禁止でもなさそうだったので好奇心にかられ階段の先へと降りて行ってみました。

山中温泉こおろぎ橋

これがなかなかの山道、というか崖道?

山中温泉こおろぎ橋

林の中から川が見えました。

川沿いに降りれるのかな?

山中温泉こおろぎ橋

と思ったら川の上に突き出た崖地に到着。

写真では分かりにくいですが、川面までは結構な高さがあります。

広そうに見えますが、人1人でいっぱいいっぱいな広さしかないです。

山中温泉こおろぎ橋

崖の上から見下ろすとこんな感じ。

うむなかなかの高さですね。

川もそれほど深さがなさそうなので落ちたらシャレになりません。

山中温泉こおろぎ橋

とは言え、なかなかの絶景スポットです!

山中温泉こおろぎ橋

樹々の緑の中にわずかに見える木製の橋が「こおろぎ橋」です。

絶景ですなぁ……

新緑の美しさもいいですが、紅葉の頃もまた違った美しさが楽しめそうですね。

ここからの眺めは素晴らしいけど、でもねぇ、ここまでの道がまぁまぁ急です。

一応階段にはなってるけど、きちんと整備されてるわけではないのでこういう道に慣れてない人は行かないほうがいいでしょうね。

万が一滑って転んで落ちたりしたらマジで洒落になりません。

山中温泉こおろぎ橋

帰り道はこんな感じ。

とりあえず「道」へ戻ります。

ヒノキ造りの山中温泉鶴仙渓に架かる「こおろぎ橋」

山中温泉こおろぎ橋

着きました!「こおろぎ橋」!

ちょっと寄り道してましたが、かがり吉祥亭から「こおろぎ橋」までは徒歩わずか1、2分です。

木製、それもヒノキ造りの橋はやはり風情がありますね。

神社などに架かっている橋のような雰囲気ですね。

こおろぎ橋の名前の由来は「行路危」

山中温泉こおろぎ橋

「こおろぎ橋」のたもとに、名前の由来が書かれた九谷焼の陶板がありました。

山中温泉こおろぎ橋

山中温泉の鶴仙渓にかかる「こおろぎ橋」は、元禄時代より前から橋が架かっていたらしく、この付近は岩石が多くて行路が危ないことから「行路危(こうろき)と言われたらしい。

なるほど、そうだったのかー。

確かに雪や雨が降ると滑って危ないね。

あとやっぱり秋に鳴く虫の「蟋蟀(こおろぎ)にもちなんでいると。

「こおろぎ橋」からの鶴仙渓の眺め

山中温泉こおろぎ橋

「こおろぎ橋」から見た鶴仙渓の眺めです。

気持ちいいですねぇ。

あ、鶴仙渓(かくせんけい)とは、山中温泉の温泉街に沿って流れる大聖寺川の渓谷のことで、上流の「こおろぎ橋」から「あやとり橋」、そして「黒谷橋」までの約1.3キロくらいの区間のことを言います。

「こおろぎ橋」から「黒谷橋」までは川沿いに遊歩道もあるので、自然に癒されながらのんびり散策にもってこいの場所なのです。

整備はされてるけど、歩きやすい靴と服装で行くのがいいですよ。

【加賀】山中温泉の名勝・鶴仙渓に架かるあやとり橋からこおろぎ橋を歩く 【加賀】山中温泉の「あやとりはし」から「黒谷橋」までの鶴仙渓遊歩道を行く
山中温泉こおろぎ橋

反対の下流側の眺め。

木の陰でわかりにくいですが、真ん中左寄りのちょこんと皮に突き出たとこの岩が、さっき「こおろぎ橋」を見上げた場所かな。

山中温泉を舞台にしたテレビ小説『こおろぎ橋』の碑

山中温泉こおろぎ橋

反対側のこおろぎ橋のたもとに、こおろぎ橋の石碑がありました。

碑には

「時と季節のせせらぎに こおろぎ橋は いつもやさしい」

と書かれてました。

誰が詠んだのかわからないけど。

山中温泉こおろぎ橋

と思ったら、石碑の裏側に由来が書いてありました。

1978年秋から79年春にかけて、「こおろぎ橋」と「山中温泉」を舞台にしたテレビ小説『こおろぎ橋』がTBS系列で全国放送されていたらしい。

NHKじゃなくてTBSなんだ。

碑面の「時と季節のせせらぎに こおろぎ橋は いつもやさしい」は、そのシナリオからとったものらしい。

ドラマのセリフということかな?

主演は樋口可南子さんでデビュー作であるらしい。

脚本は佐々木守さん。

ちなみに『はるちゃん』というテレビドラマも山中温泉が舞台だったらしい。

こおろぎ橋を見上げられる遊歩道

山中温泉こおろぎ橋

こおろぎ橋の石碑の横にまぁまぁちゃんとした石階段がありました。

山中温泉こおろぎ橋

こんな感じでちゃんと整備されてます。

山中温泉こおろぎ橋

階段を降りた先から「こおろぎ橋」を見上げられます。

ちゃんと安全に降りれる場所があったんだね。

山中温泉こおろぎ橋

下から見上げるのもなかなか風情ありますね。

現在のこおろぎ橋は4代目

山中温泉こおろぎ橋

ちなみに現在架かっている「こおろぎ橋」は、令和元年10月12日に架けかえられたばかりの真新しい新生こおろぎ橋です。

「こおろぎ橋」は江戸時代にはもうあったらしく漢詩人の大窪詩仏の「山中八勝」に記述があるそうです。

1941年(昭和16年)に総檜造りの橋になり、

1990年(平成2年)に架け替えられ、

2019年(令和元年)に新たに架け替えられたそうなので、現在の「こおろぎ橋」は4代目ということですね。

ヒノキ造りで丸みを帯びた橋は風雅だけど、老朽化はいたしかたないですねぇ。

こおろぎ橋の橋の長さは20.8メートル、幅4メートルです。

温泉はいってぶらぶら歩くのにもちょうどいいですね。

なんといっても気持ちよさそうだ。

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山中温泉・こおろぎ橋へのアクセス

山中温泉こおろぎ橋
所在地石川県加賀市山中温泉下谷町 こおろぎ橋
駐車場こおろぎ橋駐車広場(観光客無料)
アクセスこおろぎ橋駐車場から徒歩約3分
JR加賀温泉駅からバスで約35分
問合せ0761-78-0330(山中温泉観光協会)

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