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大神神社、狭井神社と巡ったら、次なるは桧原神社!
元伊勢とも呼ばれる天照大神ゆかりの由緒ある神社です。
せっかくならね、古のロマンを感じながら「山の辺の道」を歩いて行ってみたいと思うじゃないですか。
大神神社から桧原神社までは徒歩20分程ということなので、行けなくもないだろうと。
思いましたよ。
思ったけどね、まぁ予想以上に結構ガチな山道でした……



狭井神社の鳥居の横に、桧原神社への案内板がありました。
大神神社 狭井神社から桧原神社へは徒歩約20分ほどだと。

なんとなく先をチラッと見ると、のどかな畦道が続いている。
せっかくだから歩いて行こう。
まぁまぁ歩いている人たちもいるし、往復40分ほどなら行って戻ってちょうどお昼くらいだろうと。
この時、時間は10時37分。
うん、ちょうどいいね。よし行こう!
と気軽にスタートしましたよ。

「山の辺の道」は三輪山の麓から石上布留を通り、奈良へと通じる古道。
なんと『日本書紀』にすでにこの道の名が記されてるんですね。
つまり歴史に登場する道で最古の道ということになります。
ちなみに桜井駅から天理駅までの約16kmがハイキングコースとして紹介されてるので興味のある方は是非歩いてみてください。
実際この道を歩くとなると丸1日かかるみたいですけど。
石上神宮とか箸墓古墳などもあって楽しそうですが体力勝負な感じがプンプンします。
正直、大神神社から桧原神社まで歩いただけで、えー、もう十分です!
体力なくてすいません。
やっぱ筋トレしないとかなー。
でも結構な山道トレッキングでしたよ

狭井神社から山の辺の道を北に向かい、てくてく歩くと「月山日本刀鍛錬道場記念館」。
さらになんだか気になる飲食店も発見。
しかし桧原神社までの道のりが全くわからないので、帰り道に寄ることに。
もうしばらく歩くと、右手に神社を発見。
こちらは「貴船神社」。
御祭神は淤加美神(おかみのかみ)です。
淤加美神は水を司る龍のことで、水の神様です。
また縁結びの神様でもあります。
貴船といえば京都の貴船神社を思い出しますね。
京都の貴船神社も結構な山奥にありますね。

貴船神社を過ぎ、てくてく歩くと、なにやら上の方に赤い鳥居が見えます。
あれはなんだろうと思いつつも、ちょっと道をそれるので素通りしちゃったんですよね……
あとで調べて大後悔。
ここは「龗神神社(おかみじんじゃ)」といって、御祭神が、
八大龍王弁財天大神!
なんてこったいー龍神様じゃないかー、Σ(・ω・ノ)ノ
しかも弁財天だとう、
なぜ素通りしてしまったのかっ!
まさに後悔先に立たずってやつですなぁ。
(;´ω`)φ..

山の辺の道をてくてく進み、そのうちに勾配の急な道になったりと段々山道の様相を呈してきたな、と思ったら、突然目の前になんだか武家屋敷のような白壁が。
山の中に忽然と邸宅が現れた。

玄賓庵(げんぴあん)というらしい。

とりあえず入り口からのぞいてみる。
桓武・嵯峨天皇に厚い信任を得ながら、俗事を嫌い三輪山の麓に隠棲したという玄賓(げんぴん)僧都の庵と伝えられる。世阿弥の作と伝える謡曲「三輪」の舞台として知られる。かつては山岳仏教の寺として三輪山の檜原谷にあったが、明治初年の神仏分離により大神神社に近い現在地に移された。
お坊さんの庵ね。
お寺かな。
世阿弥の作と伝えられる謡曲「三輪」によると、玄賓がここで三輪明神の化身である女性に三輪の故事神徳を語られたんだそうです。
本尊の木造不動明王坐像は重要文化財。
拝観料は200円らしいよ。
また今度、来る機会あるかなぁ。

玄賓庵を過ぎた先に、「山邉道」と書かれた石碑が。
だいぶ山道感が本格化してきました。

うん、完全なる山道。
そして結構道幅も狭い。
そんな中たまに自転車の人とすれ違う。
おそらく山の辺の道のハイキングコースを行ってる人たちなんだろうな。
レンタサイクルもあるらしいので。
ただ借りるならマウンテンバイクがいいと思うよ。
自転車で行くのは厳しんじゃないか?って思う道もちょいちょいあったよ。
桧原神社から先は自転車だと気持ちいいコースなのかもしれないな。
たぶん。

何とかかんとか山の辺の道を歩くこと20分。
ついに桧原神社が見えたー!
確かに20分くらいでは来れたけどね。
お気軽ハイキングというよりも、トレッキングな感じをイメージしていった方がいいかもね。
もし行く予定があるなら。
スカートとかヒールは絶対にやめておけ。
神社にヒールで行く人もいないだろうけど。
あと帽子は必須ですねー。

桧原神社に山の辺の道の案内板がありました。
えー改めて、
山の辺の道は、三輪から奈良へと通じる上古の道。
大知平野には南北に走る上・中・下ツ道の官道があり、それぞれ7世紀のはじめ頃に作られた。
上ツ道のさらに東にあって、三輪山から北へ連なる山裾を縫うように伸びる起伏の多い道が山の辺の道である。
現在、その道をはっきりと跡づけることはできないが、歌垣で有名な海石榴市から三輪、景行、崇神陵を経て、石神から北上する道と考えられている。
ということです。

万葉から続く「山の辺の道」には、万葉集の歌碑が点在していました。

よくみると「万葉歌碑めぐりロマンラリー」とありますね。
どうやらスタンプラリーのように山の辺の道の各所に点在してるようです。

「令和」でにわかに『万葉集』ブームが来てますからね。
万葉集のスタンプラリーも楽しいかもしれませんね。


今回歩いた大神神社から桧原神社までの「山の辺の道」はこんな感じです。
まぁ、徒歩で片道2、30分で行けるかなとは思います。
でも動きやすい服装で、水分もちゃんと持っていくのをオススメしますよ。
あと足腰とか体力に自信がない方は無理しない方がいいです。
このルートに関しては途中リタイアは難しいです。
貴船神社あたりまでなら戻りやすいですが、それ以上進むとあとは、突き進むしかないと思います。

名称 | 山の辺の道(やまのべのみち) |
所在地 | 奈良県桜井市 |
アクセス | JR近鉄桜井駅 天理行バス「三輪明神参道口」下車徒歩約15分 |
お問合せ | 0744-42-9111(桜井市観光まちづくり課) |
山の辺の道は奈良盆地の山裾を縫うように、南北に結ぶ古道で、歌垣で知られる海石榴市から、三輪、柳本を経て石上神宮までを、一般的には山の辺の道と称していますが、本来は更に奈良へと北上する道で、日本最古の道といわれています
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