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春日大社に来たら、絶対に立ち寄りたいのが「金龍神社」!
金龍神社は春日大社の摂社・末社の一つで、若宮15社の一つでもあるんですが、ここはなんといっても金運アップのパワースポットとして有名なんです!!!
それ聞いたら、ねぇ、行かないと!
金龍神社は、春日大社御本殿から見て、南かな、若宮15社めぐり方面へ向かうとあります。
上の絵図でいうと御本殿向かって右側ですね。
「夫婦大国社」の隣に位置します。
金龍神社の御祭神は、『金龍大神(きんりゅうおおかみ)』。
開発・発達の神様で、開運財運をお守りくださる神様であります。
残念ながらこれ以上の情報はわからないのですが、金龍大神とあるので、まぁ間違いなく、黄金に輝く龍神様でしょう。
辰の子としては龍神様がいると聞いたら行かずにはおられないのです。
この金龍神社は、歴史で必ず習うであろう、かの後醍醐天皇ゆかりの地でもあります。
金龍神社に立てられた案内板によると、
今から700年程前、鎌倉幕府の零落による世の乱れを嘆かれた後醍醐天皇は、倒幕を志されたが事半ばにして幕府に露見。天皇は難を逃れて笠置へ落ちさせられた。これが元弘元年(1331年)8月25日の世にいう「元弘の変」である。
この途次、天皇は春日社に潜幸され、一面の御鏡を奉安されて、天下泰平のご祈祷を遊ばされた。これが金龍神社の起りである。
宮中(禁裡)の御鏡を奉安されたので禁裡殿とも申し上げる。
とのこと。
たしか側近の裏切りで幕府に倒幕計画がバレて、後醍醐天皇は女装して宮中から逃げ延びたんでしたよね。
そしてからくも逃げ延びた先で一夜を過ごしたのがここ春日社だったと。
御鏡ということは、三種の神器の一つの八咫の鏡のことですよね。
一瞬とはいえ、その御鏡がこの金龍神社に祀られたと……
すごい歴史だ。
後醍醐天皇といえば、結局そのご捕縛され隠岐島に流罪にされるんですけど、再び京都に舞い戻り、南北朝時代を開いたわけで……
そう思うとより厳かな気持ちにもなりますな。
金龍神社は金運福運アップの神社ですし、お参りするだけでもいいでしょう。
また金龍神社には「祈・金運さずけ」の絵馬もございます。
しかし!
ここ金龍神社ではさらなるご利益?ご加護?を得るまさに「裏メニュー」的なお参り方法がございます。
そう、それこそが
お百度参り!
いやいやお百度参りって100日間毎日お参りに行くことでしょ?
無理だよー、近くに住んでるわけでもないのにー。
と思うでしょう。
でもここ金龍神社では割とお気軽にお百度参りができるのです。
金龍神社のご案内にも書かれておりますが、ここ金龍神社のお百度参りは、金龍神社の親氏をの周りを百度回ることなのです。
そしてお社もこじんまりとしているので、たぶん1時間くらいで回りきれると思います。
よし、金運福運アップ目指して金龍神社でお百度参りだー!
と思っていきなり金龍神社に行ってはいけません。
ちゃんとした手順があるのです。
焦りは禁物。急がば回れの精神です。
何はともあれ、まずは春日大社の御本殿へ参拝。
はい、やっぱりまずは春日大社の主祭神にご挨拶しないとね。
続いて「夫婦大国社」の社務所へ。
え?
と思うかもしれませんが、金龍神社でお百度参りをしたいときは「夫婦大国社」の社務所にて、
「金龍神社でお百度参りがしたいです。」
と申告せねばなりません。
そこで初穂料500円を納め、数取紐を受け取ります。
それから金龍神社へと向かいましょう。
金龍神社へは夫婦大国社の上下どちらの道からも行けます。
上の道から行くとお社の横の鳥居にでます。
下の道から行くと、森の中に突然現れます。
金龍神社の幟がはためいているのですぐわかります。
参道を登っていくと深い森の緑に囲まれた金龍神社があわられます。
こじんまりとしつつも立派なお社です。
さすがにゴールデンウィークなだけあって参拝客もたくさんでした。
さて、いよいよお百度参りスタートです。
まずは金龍神社のご神前に進み、二例に拍手一礼。
そして数取紐を手に持ち、お願い事を心に唱えながら金龍神社のお社の周りを時計回りに廻ります。
このとき、ぐるぐるとお社の周りを回るので菅、他の参拝客の方の邪魔にならないように気をつけつつ廻ります。
ごくたまーにお仲間の方もいらっしゃいますが、ほとんどの方はこのお百度参りをご存じない感じです。
私たちがぐるぐるとお社の周りを時計回りに回っていたからか、普通に参拝を終えた方もお社の周りをぐるっと一周して帰られるという不思議な現象を起こしてしまいましたが(笑)
ちなみにこちらが数取紐です。
一周回ったら紐を一本折ります。
全部で100本あるのでこの数取紐が百度回ったかどうかの目安になります。
実際こういうのがないと、今何週目なのかわからなくなりますからね。
全部の数取紐を折り、お百度参りを終えたら再び感謝を込めて二例に拍手一礼。
お百度参りを終えたら、再び夫婦大国社へ。
お百度参りのみしるしとしてお札と御朱印がいただけます。
100回廻るって大変だなぁと思うかもしれませんが、これが案外すぐできます。
まぁゴールデンウィークで参拝客が多かったので、参拝者の列を大回りしたりしたのでちょっと時間はかかりましたがそれでも1時間くらいかな。
平日とか人の少ない時間であれば40分くらいで廻り終えれるんじゃないかな。
そして不思議なことに全然疲れないんですよね。
それも金龍神社のパワーなんですかね。
でも疲れたらちょっと休憩しても大丈夫です。
金龍神社のお百度参りは確かに気軽にできるのですが、お百度参りで結んだ神様とのご縁は一生ものになります。
そんなめちゃめちゃかしこまる必要もないですが、中途半端な、いい加減な気持ちでやるものではないです。
まぁ金運・金運と欲望にまみれた自分が言うのもなんですが(・・*)ゞ
金運を上げたい気持ちは真剣です!
気持ちが真剣ならきっと大丈夫!
その思いはきっと伝わるはず!
真剣に金運上げたいから仕事も頑張る!
たまにサボるけど。
だって人間だもん。
でもやるときはやる!
だからどうか金運アップ!
何卒よろしくお願いします!
(うーん、結局THE俗物な発言……)
お百度参りを終えて、夫婦大国社へ戻り、
「金龍神社のお百度参り終えました。」
と申告すると、このようなお札がもらえます。
あ、あと御朱印も。
裏には日付も入り、金龍神社の昇り竜の印も。
御朱印にも昇り龍の印がありました。
お家に帰って、神棚へ祀りました。
ちなみに各社のお札をお祭りするときは、
中央に天照大神、向かって右に産土神、向かって左に春日様、
重ねてお祭りするときは、天照大神から順に重ねてお祀りします。
夫婦大国社で、お百度参りのご報告をした際に、このめっちゃ福々しい福守りが目に飛び込んで参りまして。
思わずこちらもいただいてまいりました。
どうですこの黄色の守り袋に金の字で書かれた「福」の字。
打出の小槌とか金運あがりそうな柄がまた心惹かれます。
そして普通のお守りに比べて丸々ふくふくしてるんです。
これは縁起良さそうでしょう。
こちらは裏面。
金の字で「春日大社」と入ってます。
金運アップで有名な金龍神社。
そこでさらなるご縁をいただくべくお百度参りをする際の参拝手順をまとめておきます。
<金龍神社・お百度参り参拝手順>
- 春日大社御本殿へ参拝
- 夫婦大国社の社務所にて「お百度参り」をしたいと申し出る
- 初穂料を納め数取紐を受け取る
- 金龍神社へ
- ご神前で二礼二拍手一礼
- 金龍神社のお社を時計回りに百度廻る
- 廻り終えたら感謝を込めて二礼二拍手一礼
- 夫婦大国社へお百度参り完了の報告
- お札と御朱印を授かる
ゆっくり回っても大体1時間くらいで終えられると思います。
途中疲れたら休憩しても話しても大丈夫。
他の参拝者の邪魔にならないように廻りましょう。
あ、受付は午前9時から午後3時ごろまで。
お百度参りの初穂料は500円です。
金運福運を授けてくれる金龍神社。
ここのご利益である金運福運は、どうも直接的なものというよりも、自分の周囲にお金の流れを作ってくれるというご利益らしい。
まぁでも周囲にお金の流れができるということは、その流れを見逃さず一緒に流れに乗れば自分のところにもお金が流れてくるということかな?