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「お伊勢さんへおついたち参り日帰り弾丸ツアー」ご一行は(笑)、伊勢神宮・外宮の豊受大神宮の参拝を終え、続いてすぐ近くにある「月夜見宮(つきよみのみや)」へ。
外宮の北御門口を出てきたへ進むと、そこには月夜見宮へと続く神路通りがあります。
ここから先も外宮でお会いしたおじさんがガイドをしながら先導してくれました。╰(*´︶`*)╯
神路通りは300メートルくらいの細い道。
外宮から月夜見宮までは歩いてすぐ。
通りの入り口に立っていた石碑。
達筆すぎて読めない……
「月よみの宮さん……」まではわかるけどあとちょっとがわからない。
神路通りの途中、神路通りについての案内板がありました。
神路通
古くより外宮の裏参道と月夜見宮とを結ぶこの道は「神の通う路」と言われています。
外宮の別宮である月夜見の宮の神様(月夜見尊)が、外宮の神様(豊受大神)のもとへ通われる路です。
神様は夜、宮の石垣の一つに杖をあて、白馬にかえて、その馬に乗って行かれます。
夜、この道を通る人は、神様に出逢わないよう畏れつつしんで、道の真ん中をさけ端を通ったと伝えられています。
宮柱立てそめしより月よみの 神の行き交う中の古道
と古歌にも詠まれています。
神宮司庁刊「伊勢神宮信仰と民話」より
と書いてあります。
ほほうなるほど。
写真を見るとわかると思うのですが、神路通りの真ん中は色が違いますね。
案内板によると、夜、神様に出会わないよう真ん中を歩かないとあったけど、おじさんによると昼間でも基本、真ん中は通らないんだそう。
神様が通る道だから。
それが普通に浸透してるってことだね。
わざわざ神様が通る道の真ん中の色も変えて、その場所は通らないようにしてるとは。
さすが神宮お膝元。
それとちょっと面白かったのは、通りを歩いてると注連飾り?を飾ってるお家が結構ある。
まだお正月じゃないけどな、と思ったら、この辺(伊勢)では1年中飾ってるんだって。
神路通りの先に現れたのは「月夜見宮」。
ここだけ樹々に囲まれた森のようでした。
手水舎で清め、参道を行くと月夜見宮が鎮座されておりました。
ここも外宮の別宮なので社殿の隣には古殿地があります。今は「新御敷地」かな。
月夜見宮の御祭神は、その名の通り、
- 月夜見尊
と
- 月夜見尊荒御魂
です。
まぁどちらも月夜見尊なんですけどね。
月夜見尊は天照大神の弟神で、かつ、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の兄神なのです。
この3柱の兄弟神様を「三貴子(さんきし)」とも呼称されます。豆知識。
ただ月夜見尊は、古事記だと月読尊、日本書紀では月夜見尊と書かれていたり、古事記と日本書紀で記述が違うことがあったりして、ちょっと謎が多い神様ですね。
月夜見宮はこじんまりとしていて、ひっそりと静かな佇まいでした。
伊勢神宮外宮から歩いてすぐの場所にも関わらずほとんど人がいなくてちょっとびっくり。
地元のお宮さんて感じでした。
外宮からここまで案内してくれたおじさんによると、月夜見宮では「高河原神社(たかがわらじんじゃ)」と呼ばれる摂社があります。
この辺りの守護神をお祀りしてるんだとか。
宮川の岸の上のあたりを高河原ということから「高河原神社」。
そして月夜見宮の左奥にある御神木の根元に小さな鳥居があって、小さな白狐が2匹いらっしゃいます。
これは地元の人がお祭りしたものらしいです。
月夜見尊は月、つまり暦を司る神様なので大事な神様なんだけど記述が少ないんですよねぇ……
謎も多いし。
弟神と書いたけど、女神としてるとこもあるみたいで……
夜を司る神様だし、月のイメージからすると穏やかな感じもするけど、食べ物の神様にブチ切れて殺しちゃうとこもあるし……謎。
でも今イメージする月夜見尊は、やっぱり『神様の御用人7 (メディアワークス文庫)』に出てくる月夜見尊かなぁ。
この本だと月読命という表記になってるけど。
所在地 | 三重県伊勢市宮後1-3-1006 |
---|---|
参拝時間 | 1月~4月 5:00~18:00 5月~8月 5:00~19:00 9月 5:00~18:00 10月~12月 5:00~17:00 |
休日 | なし(年中無休) |
駐車場 | 約6台(鳥居手前の空いたスペースに停める。下は玉砂利。) |
アクセス |
近鉄・JR伊勢市駅から徒歩で約10分 |
URL | http://www.isejingu.or.jp/about/geku/tsukiyomi.html |
月夜見宮の参拝を終え、再び神路通りを外宮へと戻るときに見つけた「蔵deらーめん」。
めっちゃ気になる……
しかし、まだ朝の10時前、そもそもお店自体開いてないしな……
機会があったら食べてみたいなぁ。
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