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前に京都に行った時に買った、がま口ポーチ。
これがなかなかに可愛くて使い勝手が良くて重宝しております。
身もふたもないですが、がま口は「がま口」というだけで可愛いんですよ!
フォルムと、パチン!という感じがなんとも言えず可愛いんです。
がま口を開けた時の、このパクンとした感じがまたたまらないのです。
何より、パカッと開くから荷物の出し入れもしやすいのです。
利便性もバッチリなのです!
なんとなく興味本位で調べてみたら、なんと!
がま口は日本発祥ではなかった!!!!!
ちょっと、いや、かなりびっくり。
てっきり日本発祥のものかと思っていたよ。
だってねぇ、「がま口」という名前自体が、このパクンと開く形がカエルの口に似てるから「カエル=がま」の「口」で、「がま口」。
日本発祥って思うよねぇ。
あ、あと「がま口」という名前が定着したのも、カエルは「お金が返る」、つまり「金運」を招く!という縁起のいい名前というのもあったみたいです。
「がま口」という言葉自体は日本生まれなので、そのまま翻訳すると「Gamaguchi」と出ますが、英語だとフレームのついたポーチなので、
- frame purse
- frame clutch
などと言うそうです。
あえて「Gamaguchi」を使うなら、日本では「がま口」って言うんだよと言ってあげたほうがいいかも知れませんね。
In Japan,we call a frame purse “gamaguchi”.
The name Gamaguchi comes from Gama’s kuchi, which means Toad’s mouth.
We thinks that looks like toad’s mouth.
こんな感じかな?
なんと「がま口」はおフランスからやってきたのです!
「がま口」が日本に伝わったのは、明治時代。
当時、山城屋和助という明治政府の御用商人がヨーロッパを中心に西洋を巡っておりまして。
その頃立ち寄ったおフランスでは、口金付き、要はがま口ですね、のカバンや革製品が大流行していたらしい。
その使い勝手の良さに目を付けた、山城屋和助。日本に持ち帰り販売したそうな。
その頃の日本では荷物の持ち運びには、風呂敷や巾着が使われていたんですね。
確かに、荷物を包むのは風呂敷だね。
そして、時代とともに使い勝手の良いがま口が定着していった。ということなのです。
なるほどねぇ。
てっきり日本のものかと思っていたらおフランスからやってきてたのか。
あー、ちなみに、日本に「がま口」を伝えた、山城屋和助さん。
実は、欧米の武器を輸入することを条件に政府からお金を借りて西洋に行ってたんですね。ところがどっこい、山城屋和助、パリで豪遊してた!
で、この山城屋に公金貸付てたのが、かの有名な山縣有朋。歴史上、明治政府の重要?な人物ではありますが……山城屋から賄賂、もらってたんですよね……
そんな中、公金貸付た山城屋和助がパリで豪遊してる。
当時、フランスどころかヨーロッパでも日本人は珍しい。そんな中豪遊してる日本人がいるとなれば、そりゃー噂にもなるよね。
当然ながら、日本公使館の耳に入り、陸軍省が内部調査を始める。
そーなると山縣有朋さんの不正献金問題も明るみになるかも?
ヤバイ!
となった山縣さん、即刻、山城屋和助を呼び戻し、貸付けた公金を今すぐ返せ!ってなったらしい。ひでーな。
公金の貸付総額は当時の64万円。
明治40年頃の1万円の価値は平成10年の1088万円に相当するということなので……
え〜、えっ!
いやーとんでもない金額ですね!
当然そんなお金あるはずもなく、山城屋は証拠書類を一切焼き捨てて、自殺。
そして真相は闇の中……
これが「山城屋和助事件(明治5年)」という日本初の汚職事件。
うーん、まさか「がま口」の歴史を紐解くと、汚職事件に行き当たるとは……
なんとも言えぬ微妙〜な気持ち……
ま、「がま口」はおフランスからやってきた!ということだし、それでいっか。
可愛いもんね!がま口。がま口に罪はない。
京都で買ったがま口ポーチは「五色帆布堂」というとこのでした。
トレードマークはハサミなんですね。
カランコロン京都というお店で売ってました。
京都だけじゃなくて東京とか札幌にもお店あるみたいですね。
安心のメイド・イン・ジャパン。
違った、Made in KYOTO Japan でした。
ショルダー紐のついたタイプを購入。
長財布も携帯も入るので、ちょっとそこまでお出掛けの時に便利です。
紐の長さも調節できる。
ただですねー、ショルダーとカバンを止めてるとこの金具がちょっと弱い、のかな。
重なりが少ないせいなのか、ちょっと衝撃で紐が外れちゃうんですよね。
それさえなければすごい便利で可愛いんだけど。
やっぱりちょっと気になったので、ショルダーベルトだけ別で買いました。
京都と言えばやはり湯葉でしょう
願いが叶うという京都のパワースポット「車折神社」へ行って来た
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