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普通に会話でもよく登場する「恥ずかしい」。
「シャイなもので……」と英語をカタカナで使うこともあるけれど、実は英語には3つの「恥ずかしい」があったのです。
まずは「shy」の意味を確認。
<形容詞>
- 内気な、はにかんだ、恥ずかしがりの
(気が弱いので、やりたくてもできない、という感じ) - 臆病な、気弱な、意気地がない
- 用心深い、油断しない、疑い深い
- 遠慮する、やりたがらない、乗り気でない
- 不足した、欠けている
「shy」は、緊張する〜という意味の「恥ずかしさ」。
性格・性質や経験などが原因で、気持ちがテンパってしまったり、緊張してどうしたらいいかわからなくなったりした時に使う。
つまり「感情」としての恥ずかしさというより、性格として、恥ずかしがり屋ということを表す時に使います。
何かをする時に「恥ずかしい」という感じかな。
shy を使った例文
- Don’t be shy, go talk to her.
(恥ずかしがらずに彼女に話し掛けてみなさよ。) - He’s so shy that he won’t even speak.
(彼はとても内気で、話そうとさえしない。) - Can you believe that I was shy when I was a kid?
(私が子供のころ 恥ずかしがりだったと信じられますか? - There’s no need to be shy.
(恥ずかしがる必要ありません。) - I’m too shy to speak in front of lots of people.
(多くの人前で話すのは恥ずかしい。)
「embarrassed」の意味は、
<形容詞>
- 恥ずかしい
- ばつの悪い、きまり悪い
- 恥をかいて
- まごついて
- 困って、当惑して、困惑して
- どぎまぎして
- 気後れして
- 閉口して
と、自分が何か失態をおかして決まりの悪い思いとか、居心地の悪さ、人前で恥ずかしい思いをして、他人の目が気になってしまう「恥ずかしい」を表します。
誰か、他人に対する「恥ずかしさ」を表す。
人前で恥をかいた時に使う恥ずかしいはこの「embarrassed」を使う。
embarrassed を使った例文
- I’m embarrassed.
(恥ずかしい。) - I was very embarrassed.
(とても恥ずかしかった。) - I can’t believe I tripped in front of everyone. I’m so embarrassed.
(皆んなの前でこけたなんて信じられない。本当に恥ずかしい。) - I’m pretty embarrassed that I called him by the wrong name.
(彼を間違った名前で呼んで、かなり恥ずかしいです。) - Jane was really embarrassed because she spilled her drink on her boss.
(ジェーンは彼女の上司に彼女の飲み物をこぼして本当に恥ずかしかった。) - I was so embarrassed that I left the party quickly.
(私はとても恥ずかしかったのでそのパーティをすぐに出た。) - I’ve never been so embarrassed in my life.
(人生でこんなに恥ずかしい思いをしたことはない。) - There is no need to be embarrassed.
(恥ずかしがる必要はありません。/恥ずかしがらなくてもいいんですよ。)
「ashamed」の意味は、
<形容詞>
- 恥ずかしい
- ~したことを恥ずかしく思う[恥じている]
- 面目ない
- ~することに気が引ける
- 恥ずかしくて~したくない
「ashamed」は、自分に対する「恥ずかしさ」を表します。
道徳的・社会的に悪いこと、嘘ついたり、騙したりとか、罪悪感が伴うような自分の行動を恥じる場合に使われる。つまり罪の意識や良心が働く。
「embarrassed」が「他人を気にして恥ずかしい」のに対して、
「ashamed」は「自分に対して恥ずかしい」という違い。
みすぼらしい格好をするなど不名誉な恥も「ashamed」が使えます。
ashamed を使った例文
- I’m ashamed of myself.
(自分のことが恥ずかしい。) - I feel ashamed.
(恥ずかしい思いをしている。) - I’m very ashamed.
(肩身が狭いよ。) - I’m ashamed to show my face to him.
(彼に合わす顔がない。) - I’m ashamed of my lack of knowledge.
(自分の知識不足が恥ずかしい。) I feel so ashamed for cheating on the test.
(私はそのテストでカンニングをしてしまいとても恥ずかしい。)- She is ashamed of what she done.
(彼女は自分のした事を恥じている。) - I’m ashamed to say that I lost all my money gambling.
(お恥ずかしい話しですが、ギャンブルでお金を全部すりました。) - You should be ashamed of yourself !
(恥を知りなさい!)
ちなみに、「恥を知りなさい!」と強い口調で言う場合は、
- Shame on you!
というフレーズもあります。
- shy:内気な性格や、恥ずかしがる性質、何かをするのが「恥ずかしい」
- embarrassed:決まりの悪さや居心地の悪さ、照れ臭さを感じる「恥ずかしい」
- ashamed:非道徳的な行為に対する「恥」
という違いがあり、恥ずかしさを感じる対象も、
- shy:緊張すること
- embarrassed:「他人」を気にして恥じる
- ashamed:「自分」に対して恥じる
という違いがある。
何に対してどのように恥ずかしかったのかということで、使う表現が変わるんですね。
ちょっとややこしいけど、ちゃんと違いを理解してればOKかな。