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先日、金沢にある「鈴木大拙館」へ行ってきました。
静寂に包まれててとても心地の良い空間です。
そこで、鈴木大拙の言葉や、その言葉を英語に訳した資料があり、自由に持ち帰れたので、自分の英語力がどの程度伸びたか確認すべく向き合ってみたのですが……
そもそも哲学的すぎて難しかった
とりあえず幾分わかりやすそうなものを選んでみたものの、意味はまぁなんとなくわかる。
しかし、日本語としてイマイチ理解できてないものを英語で見たところで、英語も何と無くはわかるけどよーわからん……
文法もまぁ、わかる。
単語も意外にそこまで難しい言葉を使ってないので、まぁ、わかる。
しかし、言わんとするところがふわっとしか理解できてないから、英語で読んでも「……うん……」としか。
英語も大事だけど国語力も大事
大人になって英語を学びなおすとなると、やっぱり頭で理解し覚えていくという感じだと思うんですよ。
そうなるとそもそもの基盤となる日本語も大事だなと。
日本語で話してる時は、主語がぼやけているというか、あえてはっきりさせないことも多いですよね。
でも英語は主語がはっきりしている。
つまり伝えたい言葉の主語をはっきりさせる必要がある。そもそもの文章が破綻してたら、そりゃ英語も破綻する。
などということを鈴木大拙の言葉を見ながら、ふと思ったわけですが。
しかし、いかんせんこの方は仏教哲学者。
世界に「禅」を広めたすごい人。
哲学というものにほとんど触れてこなかった自分が、そんなすぐ理解できるわけもないですね。
やはりここは『ハリー・ポッター』だな。
自分にとって、わかりやすく好きなもので勉強する。
そうなると自分にとっての最適英語教材はやはり『ハリー・ポッター』か。
あと、羽生結弦選手の英語インタビューとかですね。
『英語で読む羽生結弦』という本があるんですよ。
ありがたや。
あと、海外のフィギュアスケート雑誌とか『japan times』とかもあるな。
やっぱり楽しんで勉強できる方が捗るし、身につくよね。
シンプルな言葉だけでも
とはいえ、シンプルな短い言葉もあったので、せめてそれだけでも。
鈴木大拙の言葉
外は円くても内に四角なところがあって欲しい
鈴木大拙館の訳
(Tentative Translation)
I want you to be square on the inside even if you are round on the outside.
わりとそのまんまの訳ですね。
Tentative Translation と書いてありましたが、「tentative」は「一時的な・暫定的な」という意味なので、「試訳」ということですね。
英訳の用紙に、
The mission of the D.T. Suzuki Museum is to introduce the words of D.T. Suzuki to people all over the world.
Our existing English versions of [Words by D.T. Suzuki] are mainly his own. However, among the words spoken and written by Suzuki, there are still expressions that are difficult to translate into English.
In the future, we would like to find English expressions that accurately convey Suzuki’s teachings.
このような注意書きがありました。
ざっくり訳すと、
鈴木大拙館の使命は、大拙の言葉を世界中の人々に紹介することで、今ある英語訳はほとんどが大拙自身のもの。ただ話した言葉などを英語に訳すには難しい表現があったりする、と。
ただ将来的には鈴木大拙の教えをもっと正確に伝える英語表現を見つけて行きたいそうです。
なるほど、だから「Tentative Translation 」と書いてあったんですね。
中には、書いてないのもあるので、それはきっと大拙自身の言葉なんでしょう。たぶん。
もしかしたら何年か後?には違う英語訳になってるのかも知れませんね。
表現って難しいですね。
とりあえず、旅行で困らない!映画で字幕なくてもいける!くらいまでは英語力を伸ばして行きたいです!