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まもなく創建千年という歴史ある「川越八幡宮」。
境内にはいろんなお社があり、縁結び、足腰健康、目の神様に厄除けなどなどいろんなご利益があ理、有名スポーツ選手も訪れるという神社。
川越市内にあり、川越駅、本川越駅からも徒歩約10分ほどのところにあります。
思いっきり桃玉を投げる「厄除け桃割」はとってもスッキリしました。
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埼玉県川越市にある「川越八幡宮」は、長元3(1030)年に源頼信によって創祀された神社。
源頼信は、長元元年(1928年)に平忠常が起こした「長元の乱」を平定した人物。
頼信は戦に出向く前にこの地で必勝祈願をしてから赴いたところ、乱を収めることができ、神の御加護のおかげと感謝した、源頼信が「川越八幡宮」を創建したというわけですね。
ちなみに源頼信は、2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも話題の、源頼朝のご先祖さまでもあります。
川越八幡宮は1,030年に建てられたということなので、まもなく創建千年!を迎える歴史ある神社ですね。
川越八幡宮の御祭神は、第十五代天皇の応神天皇。
八幡さまといえば応神天皇が祀られている神社ですね。誉田別命(ほんだわけのみこと)と呼ばれることもありますが、同じ神様と言われてます。
応神天皇は武運の神様として、鎌倉時代以降多くの武士から崇敬されていて
- 必勝祈願
の神様でもありますね。
他にも、
- 出世開運
- 家内安全
- 厄除け
などのご利益があるとされています。
川越八幡宮の拝殿の前にある手水舎。
たくさんのお花が浮かべられてて、綺麗な花手水になってました。
境内の狛犬たちもマスクをしていた。
足元に持ってるのは鞠かな?
こっちは子連れ狛犬でした。
くるんくるんしてて可愛い狛犬だな。
まずはメインの御祭神さまにご挨拶。
川越八幡宮には「恋が叶う」と評判の『縁結びイチョウ』があることでも有名らしいよ。
手水舎の向かい、拝殿の前にあるどどーんと大きな銀杏の木がそれです。
この縁結びイチョウの木は、平成・明仁天皇御生誕の際に、男イチョウと女イチョウ2本の木を植樹されたそう。いつしかその2本の木が寄り添い、1本の木のように結ばれて成長したことから「縁結びイチョウ」と呼ばれるようになったらしい。
良縁を願う際は、縁結びのお守りを社務所にていただき(初穂料500円)、
- イチョウの御神木に触れ
- お守りを身につけ
- 2度、柏手を打つ
と、夫婦円満、良縁に巡り会うそうです。
それにしても大きなイチョウの木だなぁ。
イチョウの木の裏側には「安産・子宝の乳」というご利益スポットもありました。
男イチョウと女イチョウから新たに生まれた命だそうです。
多産の象徴ということで犬の親子の像もありました。かわいい。
「縁結びイチョウ」のそばにあった「招霊(おがたま)の木」。
昔は、オガタマノキに神様をお招きし祭事を行っていたという神聖な木で、天照大神が引きこもったかの有名な『天岩戸』伝説で、岩戸の前で舞を踊った天鈿女命(アメノウズメノミコト)が手にしていた木とも言われています。
要はものすごく神聖な木ということですね。
ちなみに1円玉効果に描かれている木の模様はこの「オガタマの木」らしいです。
実は今回、川越八幡宮を訪れた1番の目的、足腰健康のご利益があるという「民部稲荷神社」。
縁結びイチョウの木の横にあります。
民部稲荷神社の御祭神は「倉稲魂命(ウカノミタマノカミ、宇迦之御魂神とも書く)」。
稲荷神社に祀られている神様、いわゆるお稲荷さんは倉稲魂命(ウカノミタマノカミ)で、食べ物の神様です。
一方、「民部」は、昔、八王子に住んでいた老狐のこと。
人間に化けて「民部」と名乗って暮らしていたそうですが、あるとき老僧に正体を見破られてしまい、川越の梵心山(ぼんしんやま)に移り住んだそう。
この老狐、相撲が得意で、去る前に老僧に捻挫や打身の手当ての仕方を教えていったんだそう。
いつの頃からか梵心山に民部稲荷社があったそうですが、荒廃してしまい後に川越八幡宮の境内に移されたんだそうです。
ちなみにこの「民部稲荷」のお話は『まんが日本昔ばなし』でも紹介されたそうですよ。
不思議なお話ではありますが、是非とも羽生結弦選手の足腰の健康をお祈りしておかねば!
ついに4Aが組み込まれた「天と地と」がお目見えする全日本フィギュア男子フリー、完成形はきっと北京五輪で実現される!足腰健康のお守りもあります。初穂料は700円。
川越八幡宮には多くのアスリートも参拝に訪れているそうで、社務所前には桐生祥秀選手のサイン色紙もありました。
本殿の横に「こころの小径」という名の散策路がありました。
こちらには
- 稲荷神社
- 再会の木
- 川越三峯神社
- ぐち聞きさま
が祀られておりました。
順に巡っていこうと思います。
稲荷神社と再会の木
まずは「こころの小径」に入ってすぐにある「稲荷神社」。
おいなりさんですので御祭神は「倉稲魂神(うかのみたまのかみ)」。
稲荷神社のすぐ横にあった「再会の木」。
再会と書いて「サイカチ」と読むらしい。
川越八幡宮の御祭神・応神天皇の母、神功皇后は「サイカチの木」を植えて、親しい人々との再会を祈念されたんだそう。
てっきりこっちの大きい方の木が「サイカチの木」かと思ったら、その手前の縄で囲われてる若木の方が「サイカチの木」みたいですね。
稲荷神社と再会の木の手前にはハート形の花壇もありました。
こっちの方がハート形がわかりやすいかな。
ハートの先端部分になんと自撮り用のスマホスタンドが設置されてました!
こんな感じでスマホやカメラをセットして自撮りができる……
なんというか、時代のニーズに即した神社さんですなぁ。
そういえば縁結びの木の前にもあったな、自撮りスタンド。
せっかくだから撮りましたけどね。
この場合はタイマーでの撮影になりますね〜。
川越三峯神社
さらに奥へ進むと「川越三峯神社」の遥拝所がありました。
川越三峯神社は、秩父市の三峰山にある、伊弉諾命(イザナギノミコト)伊弉冉命(イザナミノミコト)を祀る神社で、江戸時代には参拝が盛んに行われていたらしい。
ただ川越からの交通が不便だったので、明治元(1868)年に、川越八幡宮に遥拝所が祀られたんだそうですよ。
令和2(2020)年に、川越八幡宮創建一千年祭の記念事業の一環として遥拝所がリニューアルされたそうで、すごく綺麗でした。
三峰山にある神社の遥拝所だからちょっと山を登る感じになってるのかな。
運気上昇・家内安全・商売繁盛のご利益があるとのことなので、これはしっかりお詣りせねば。
ぐち聞きさま
川越三峯神社遥拝所の向かって左手にもなにやらお像がありますね。
こちらなんと「ぐち聞きさま」。
説明書きには、
「ぐち聞きさまは」、聖徳太子のお姿です。
太子は「一度に十人もの訴えを聞き分けた」といわれ、苦しみ悩む多くの人の救いとなってこられました。
「ぐち聞きさま」に、自分の悩みを打ち明け、「お守り」を身に付け、心穏やかにお過ごし下さい。
「お守りは」社務所にお申し付けください。
とありました。
なんとまさかの聖徳太子!
人々の悩みを聞くために、左手が耳に添えられていて、右手には悩み解決のため10個の秘薬をしたためた小さな袋を持っているお姿。
ぐち聞きさまの前に腰掛けが置いてありました、ぐち聞きさま、聖徳太子に愚痴を聞いてもらえます。
友人は、職場の人間関係が色々大変らしく、こんこんとぐち聞きさまに愚痴を聞いてもらってましたよ。
社務所でお守りもゲットしてました。
川越八幡宮の「こころの小径」、なかなか充実してて楽しかった。
- 稲荷神社
- 川越三峯神社
- ぐち聞きさま
をなんとか1枚におさめてみました。
川越八幡宮の拝殿の左側に祀られていた「目の神様」。
ものすごくわかりやすいくらい「目」!ですね。
こちらに祀られているのは、
- 大国主命(オオクニヌシノミコト)
- 少彦名命(スクナヒコナノミコト)
で、この2柱の神様は、医薬の道を授け、特に目の病に悩む人々をお救いになられたため、「眼病平癒」の神様として祀られています。
目はね大事ですからね。
お詣りしときましょ。
「目の神様」の隣には「菅原神社」もありました。
菅原神社といえば学業や受験合格の神様の菅原道真公ですね。
川越八幡宮の拝殿の手前には「厄除桃」がありました。
方位が描かれた上に桃。
桃は「厄災除け」の果実とも言われてるんですよね。
『古事記』にイザナギノミコトが桃を投げて魔物を追い払う様子も描かれてます。
かの有名な黄泉平坂のお話に出てくるんですけどね。
……自分で迎えにいっといて約束破ってびっくりして逃げ帰るってどうなん?って話ですけどね……
鬼退治の桃太郎の桃も、厄除けの桃から来てるとも言われてますね。余談ですが。
さらに川越八幡宮には、桃を投げて割って厄落とし!という「厄割桃」なるものがありました。
「厄割桃」は、こちらの陶器でできた桃を投げつけて割ることで、災厄が割れて亡くなるということらしいです。
- ストレス、怒りを発散する
- 不安や恐れを手放す
- 自分を信じる
- 勝負に勝つ
- 勇気や希望を持つ
- モチベーションを上げる
- 大好きな人に告白する
- プライドを取り戻す
などといったご利益?があるらしい。
「厄」と書かれた石に向かって思い切り投げつけるわけですね。
これは絶対スッキリするやつ。
- 初穂料200円を納め、桃玉を1つ選ぶ
- 厄割り石の前に進み深く一礼
- お祓いをした桃玉を胸の前で両手で持ち、「厄よ去れ!」と念ずるべし
- 桃玉を厄割石めがけて投げ、厄を落とすべし
- 終わりに深く一礼
では、早速。桃玉を手に進み、
「厄よ去れ!」としっかり念じる。
そして、思い切りよく投げる!
いや〜これはスッキリしますわ〜。
日常で何かを思いっきりぶん投げて割るなんてことありませんからね、てかできない。
でもそれを思い切りよくできるのは気持ちいいわ。
川越八幡宮の境内には、「ハガキ」のルーツでもある「タラヨウの木」があります。
タラヨウの葉の裏に、竹串などのとがったもので文字を書くと、文字が浮かび上がってくるんです。昔は恋文や約束事を書いて大切に保管していたと言われています。
「葉」に「書く」から「葉書=はがき」なんですね。
なので「タラヨウの木」は別名「葉書の木」とも呼ばれてるんだそうです。
葉っぱを大量に持ち帰ったり、葉にマジックなどで書かないようにしましょう。
書いてみたい時は八幡宮の方に聞いてからにしましょうね。
川越八幡宮には、たくさんのお社がありましたから、いろんなお守りもあれば、いろんなおみくじもありました。
「金運おみくじ」と、招き猫が入ってるという「招き猫おみくじ」を引きました。
御朱印も社務所でいただけますよ。
花手水御朱印が華やかで綺麗でした。
ちなみに川越八幡宮の境内には末広がりの「八」の字の足型が2箇所ありますよ〜。
こういうの見るとつい、真似したくなりますよね。
この足形は神社横にある、裏手へと通じる参道の鳥居の下にありますよ。
もう一個はすぐに見つかると思いますよん。
名称 | 川越八幡宮(かわごえはちまんぐう)KAWAGOE hachimangu shrine |
---|---|
創建 | 長元3年(1030年) |
御祭神 | 応神天皇 |
ご利益 | 家内安全、厄除け、縁結び、等 |
御朱印 | あり(社務所にていただけます) |
所在地 | 〒350-0045 埼玉県川越市南通町19−3 |
拝観時間 | 自由 |
社務所 | 9:00〜17:00 |
定休日 | なし |
駐車場 | あり(無料、境内) |
アクセス | 東武東上線・JR川越線「川越駅」東口より徒歩約7分 |
TEL | 049-222-1396 |
URL | http://kawagoe-hachimangu.net |
- 2021年12月に訪問した際の内容です。営業形態、営業時間や定休日が表記と異なる場合がありますので、ご利用の際は必ず事前にご確認ください。
- もし掲載内容に誤りがありましたら、大変お手数ですがご指摘いただけると幸いです。
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