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「中秋の名月」は英語で「Harvest Moon」と言います。
これはネイティブ・アメリカンが使っていたという各月の満月の名前が使われているそうです。
「Harvest Moon」は9月の満月のこと。
そうなると他の月の表現も気になりますよね。
英語での満月の名前は、ネイティブ・アメリカンがつけたのが元になってるそう。
ただ、地域の違いだったり(アメリカは広大ですからね!)、ヨーロッパからの入植者によって付け加えられたりとかで、複数の名前があるんです。
その中でよく見かけるのを列挙します。
- 1月:Wolf Moon / Old Moon
(真冬で食料がなく飢えた狼の遠吠えにちなんだ名前) - 2月:Snow Moon / Hunger Moon / Storm Moon
(雪が多く、狩猟が困難で食料が少ない頃) - 3月:Worm Moon / Sap Moon / Crust Moon
(雪がとけ土から虫が出てきたり、樹液が出る頃)
(Worm:いも虫、Sap:樹液) - 4月:Pink Moon / Sprouting Grass Moon
(ピンク色のフロックス(phlox)という花が咲く頃)
(Sproutingは発芽、Sprouting Grass Moonは萌芽月) - 5月:Flower Moon
(いっせいに花が咲く頃) - 6月:Strawberry Moon / Rose Moon
(北米ではこの頃に野苺の収穫が行われる。ヨーロッパではRose Moon(薔薇月)と呼ばれる) - 7月:Buck Moon / Thunder Moon
(Buck:雄鹿のツノが生え変わる頃) - 8月:Sturgeon Moon / Red Moon
(Sturgeon:チョウザメが五大湖などでよく獲れた) - 9月:Harvest Moon / Corn Moon
(作物を収穫する時期、秋分に一番近い満月) - 10月:Hunter’s Moon / Blood Moon
(狩猟に適した頃) - 11月:Beaver Moon / Frost Moon
(ビーバーを捉える罠作りの頃、ビーバーの巣作りの頃) - 12月:Cold Moon / Long Night Moon
(本格的な冬が訪れ夜が長くなる頃)
「Pink Moon」や「Strawberry Moon」は聞いたことがありますね。
名前の由来が季節の移り変わりだったり、農作業や狩猟など生活に根ざしてるのがおもしろいですね。
日本だと和風月名といって、旧暦に各月の名前がついてますね
- 1月:睦月(むつき)
- 2月:如月(きさらぎ)
- 3月:弥生(やよい)
- 4月:卯月(うづき)
- 5月:皐月(さつき) 早月(さつき)とも
- 6月:水無月(みなづき、みなつき)
- 7月:文月(ふみづき、ふづき)
- 8月:葉月(はづき、はつき)
- 9月:長月(ながつき、ながづき)
- 10月:神無月(かんなづき)
- 11月:霜月(しもつき)
- 12月:師走(しわす)
日本だと、いろんな月の名前があるけど、各月の満月ではなくて、月の満ち欠けによっても名前が付いてるんですよね。
英語での表現があるのも一緒にまとめてみました
- 月齢0:新月、朔(さく)…new moon
- 月齢1:繊月(せんげつ)
- 月齢2:眉月
- 月齢3:三日月…crescent moon
- 月齢7.5:上弦の月(半月)、弓張月…waxing moon、first quarter moon、half moon
- 月齢10:十日夜
- 月齢13:十三夜月
- 月齢14:小望月、待宵月
- 月齢15:満月…full moon
- 月齢16:十六夜
- 月齢17:立待月
- 月齢18:居待月
- 月齢19:寝待月
- 月齢20:更待月
- 月齢22.5:下弦の月(半月)…waning moon、the last quarter moon(the third quarter moon)
- 月齢23:二十三夜、弓張月
- 月齢26:二十六夜、眉月
- 月齢29:三十夜、晦日月
ときどき気象ニュースとかで「Blue Moon(ブルームーン)」って聞きますよね。
よく見ると各月の満月の中には、「Blue Moon(ブルームーン)」がないんですよ。
じゃぁ「Blue Moon(ブルームーン)」ってなんのことかというと、
1ヶ月に2回満月がある月の、2回目の満月のこと!
何年かに一度起こります。
2020年は今月!
2020年10月31日!
なんですよ。
ちなみに欧米では「Blue Moon(ブルームーン)」を見ると幸せになれるという言い伝えがあるそうですよ。
これは見逃せませんね。
2020年10月31日の後のブルームーンは、2023年8月31日です。
3年後なので今月のブルームーンは見逃したくないですね!
「Blue Moon(ブルームーン)」は「青い月」というわけではなくて、「滅多にないこと、ありえないこと」という意味なんです。
だから本来なら月に1度の満月のはずが、2回やってくる、ありえない、ということから「Blue Moon」ていうんですね。