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「第76回現代美術展能美展」を見に、能美市の九谷陶芸村にある「KAM能美市九谷焼美術館」へ。
「KAM能美市九谷焼美術館」の4つある建物のうち、「五彩館」と「浅蔵五十吉記念館」の2館で開催されていた「第76回現代美術展能美展」。
「五彩館」を見て、続いてお隣にある「浅蔵五十吉記念館」へ。
こちらの建物もまたなんとも実に斬新でフォトジェニックな建物でした。
「KAM能美市九谷焼美術館|五彩館」と道路を挟んだお隣にある「KAM能美市九谷焼美術館|浅蔵五十吉記念館」。
こちらは平成5年(1993年)に、石川県能美市出身の陶芸家・浅蔵五十吉氏の作品を展示収蔵するために建てられた美術館。
元々は「能美市立九谷焼美術館浅蔵五十吉美術館」という名称だったけど、令和2(2020年)年8月11日に「KAM能美市九谷焼美術館|浅蔵五十吉記念館」と名称が変わったんです。
浅蔵五十吉(あさくらいそきち、1913年2月26日 – 1998年4月9日)さんは、石川県能美市出身の陶芸家。
1996年に九谷焼作家として初めて文化勲章を受章されました。
すごく色が綺麗で、いわゆる九谷焼というよりは、とてもモダンなイメージの作品が多いかな。
建物を設計されたのは、浅蔵氏と親交があったという池原義郎氏。
なんとこの「浅蔵五十吉記念館」は、全国公共建築百選に選ばれていて、また建築業協会賞も受賞してるんです。
そんなすばらしい建築が能美市にあったとは……
では、早速「浅蔵五十吉記念館」へ!
と思ったんですが、その横の広場に建つ超でかいモニュメントに目を奪われまして。
なんだあれ!?
道路沿いに案内板がありました。
「陶壁ビッグモニュメント『甦』世紀をこえて」
というモニュメント。
市内に国指定史跡能美古墳群があることから、銅鐸をモチーフとしたモニュメントには古代の森羅万象が表現されています。上部には宇宙と天体、中央部の左右には昼行性と夜行性の諸動物、また正面中心部には火、そして突起物は生命力を、下部の人間像は狩猟、収穫、工芸、戦いを、周囲の陶壁は大地と水を表現しています。
ということらしい。
なるほど銅鐸か。
たしかに、形は銅鐸だな。
超絶でかいけど。
そういや近くに古墳あったなぁ。
高さはなんと12.9m!
ちなみにマンションの4階が12mくらい。
金閣寺が12.5mで、
ザトウクラジラのオスが12.9m。
つまり座頭鯨と同じくらいの大きさです!
かえってよくわからなくなったけどまぁでかいね!ってことです。
下から見上げるとデカさがよりわかる。
そして結構立体的なんですね。
あ〜左の丸が太陽かな、つまり昼行性の動物で、
右の三日月のあるとこが夜行性の動物か。
うさぎっぽいのがいるけど、うさぎって夜行性なんだっけ?
下の中央にはおっきな扉があった。
当然開かなかったけど、中、入れるのかな?
入れる機会があるなら入ってみたい……
こちらの九谷焼の陶壁ビッグモニュメントは1993年10月に建てられたそう。
陶壁ビッグモニュメントは、日本芸術院会員の武腰敏昭氏、
人物陶像の制作は、日展会員の谷村俊英。
陶板はなんと約6万枚もあるらしいよ!
鉄筋コンクリート4階建で、高さ12.9m、幅11m、奥行き5.5mだそうです。
いや〜すごいなぁ。
思わず陶壁ビッグモニュメントに心奪われてしまいました。
いざ浅蔵五十吉記念館へ。
「KAM」の看板のさす階段を上った先です。
階段を上ると向こうには公園と五彩館が見えますね。
緑と青が目に鮮やかですねぇ。
階段を登り長方形の壁の扉をくぐった先は、緑と水と幾何学の建物!
え、なにこれ、めっちゃカッコいいんですけど!
自然と幾何学って相反するものなのになんか調和取れてるし!
水盤がまた涼やかで美しいし!
水盤の向こうに見えるガラス張りのギャラリーがまたなんかいい雰囲気出してるし。
これが平成5年(1993年)、つまり27年前に建てられたってこと!?
すごくない!
めっちゃカッコいいよこの建物!
いや〜これだけでも来た甲斐あるわぁ。
全国公共建築百選に選ばれてるだけありますねぇ。
あ、美術館内は普段は浅蔵五十吉氏の作品が展示されてるんですが、現代美術展開催中は全館、現美の作品展示になってました。
館内は撮影禁止でしたので写真はないんですが、館内もまたステキでしたよ。
九谷焼とか建築に興味があるなら是非訪れてみたい場所ですね。
所在地 | 〒923-1111 石川県能美市泉台町南1 |
---|---|
開館時間 | 9:00~17:00(受付終了16:30) |
休館日 | 月曜日、年末年始、展示替え期間 |
入館料 | 大人:430円、75歳以上:320円、高校生以下:無料 (五彩館と浅蔵五十吉記念館は共通利用できます) |
駐車場 | あり |
アクセス | 金沢駅からJR北陸本線福井方面約30分「能美根上駅」下車、能美根上駅より「のみバス」連携ルート(先端大学方面)で約23分「泉台コミュニティセンター」下車、徒歩約8分 土日祝日のみ、「のみバス」観光ルート約18分「九谷陶芸村」下車 |
問合せ | 0761-58-6789 |
URL | http://www.kutaniyaki.or.jp/about_museum/asakura.html |
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