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2023年も開けあっという間に2月に突入。
だんだん時間の過ぎ去るスピードが速くなっていることに慄いております。
すでに『どうする家康』も始まっておりますが、いまだに『鎌倉殿の13人』を何度も見ています。ほぼ毎年大河ドラマは見ているけれど、未だかつてないほどにどハマりしましたねぇ。
毎週絶望させられ打ちひしがれるのはわかっているのに見るのがやめられないというなんとも不思議な魔力を秘めたドラマでした……
ちょうど年末に横浜へ行くことになり、横浜と鎌倉って近いよね?「大河館」見に行けるんじゃない?ということでずーっと気になっていた「鎌倉殿の13人|大河ドラマ館」に行ってまいりました〜♪
『鎌倉殿の13人』の「大河ドラマ館」は、鶴岡八幡宮の境内にある「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」で2022年3月1日(火) 2023年1月9日(月・祝)まで開催されておりました。
伊豆にも「鎌倉殿の13人 伊豆の国 大河ドラマ館」があったのですが、さすがに伊豆は遠い……坂東武者ゆかりの地にも行ってみたいが、今回は鎌倉!
やってきました鎌倉!
鶴岡八幡宮へ!
できれば一の鳥居から参道を歩いてみたかったけれども時間的に余裕があまりないので二の鳥居からスタートです。
鶴岡八幡宮といえばやっぱり「段葛」でしょう!
鶴岡八幡宮と由比ヶ浜を結ぶほぼ一直線に結ぶ「若宮大路」が鶴岡八幡宮の参道です。
養和2(1182)年に頼朝が政子の安産祈願のために造らせたそうな。
つまりは、北条時政パッパや畠山重忠殿が造営したという道です。それだけで心躍りますね。
ちなみにこの時生まれたのが嫡男の源頼家です。
若宮大路の中心に一段高くなっている参道があり「段葛」と呼ばれております。
高貴な人が通るために造られたそうで、葛石を積み上げて造られたから「段葛」と呼ばれているそうです。
現在は二の鳥居から始まっておりますが、造営当時は一の鳥居から鶴岡八幡宮まで続いていたそうです。
もしかしたら頼朝どのや政子さまが歩いた?かもしれないであろう段葛を行く。
途中「鳩サブレ」の豊島屋本店発見。でかい。
鎌倉殿とコラボした「鳩サブレ 大河缶」かわいかったなぁ……
そんなこんなで三の鳥居とうちゃ〜く。
ちなみに段葛は鶴岡八幡宮をより遠くに見せるべく、鶴岡八幡宮に近づくにつれ段々と道幅が狭くなっていくという遠近法が用いられているのです。あと段葛の土手の高さも徐々に低くなっていってます。
800年以上も前にそういうことを計算して造られていたのか。すごいな。
それにしても都会は人が多いですね。
12月30日という大晦日でも新年でもない日に来たのにこれだけの人が訪れるのかぁ、さすが鎌倉の守り神。
ついに来ました鶴岡八幡宮!
鎌倉幕府の守護としてあまりにも有名ですね。
元々は源頼朝の先祖である源頼義が奥州を平定し、康平6(1063)年に鎌倉に源氏の氏神として八幡宮をお祀りしたのが始まり。
それからおよそ120年後の治承4年(1180年)に源頼朝が鎌倉の地に入るや、先祖ゆかりの八幡宮を今の地に移し、さらに現在の姿へと整え、鎌倉幕府の守護として重要な祭事などが行われるようになったのです。
今や鎌倉のシンボル的存在ですね。
八幡様といえば「武運の神様」で、鶴岡八幡宮の御祭神は、
- 応神天皇
- 神功皇后
- 比売神
の三柱です。
まずは御参拝。
年末ということもありお正月を迎える準備も万端といった感じ。
そして鎌倉へ来たメインの目的の1つでもある「八幡宮の大階段」!
まぁね、雪の大階段ではないけれども、この階段で実朝さまは甥の公暁に暗殺されてしまうのですね……
公暁が隠れていたとされる大銀杏は、平成22(2010)年3月10日の未明、暴風により倒壊してしまったのですが。ただその後根本から新芽が芽吹き、今はその木がすくすくと育っているそうです。
大階段の上から見下ろしてみた。
右側にぽっかりと空間が空いてるあたりに大銀杏があったんですかねぇ。
右大臣の拝賀を終え、雪の降りしきる大階段を降りる中、まさか甥っ子に……
何かしらの予感はあったのでしょうかねぇ。
直前に読んだ歌が、辞世の句にしか思えぬ……
出でて去なば
主なき宿と
なりぬとも
軒端の梅よ
春を忘るな
私が出て行ってしまったなら、この家は主人のいない家になってしまうけれども、軒先の梅たちよどうか春になったら必ず咲いておくれ
というような意味ですね。
切ない……
「大河館」には入場時間指定のチケットを事前購入しておいたので、時間が来るまでしばし鶴岡八幡宮を散策。
こちらは大階段の手前にある「舞殿(下拝殿)」。かつて頼朝が建てた若宮の回廊があった場所です。
静御前が頼朝の前で、義経を慕う歌を読みながら舞を舞ったというかの有名な場所です。
いや〜すごい覚悟ですよね……
頼朝の目の前で義経をお慕い申しておりますって言ったらどうなるか……
若宮(下宮)と白旗神社の間にある柳原神池。
若宮の横には、宋から取り寄せたと云われる柏槙(ビャクシン)の苗を、実朝さまが御手植えされたという木があります。
源頼朝公と実朝公が祀られている白旗神社。
源氏だから白旗なのかな。
実朝さまの歌碑。
鎌倉国宝館前にありました。
関東大震災で倒壊した二の鳥居の柱が使われていて、昭和17(1942)年に鎌倉文化連盟が建立したそうです。
この柱の和歌は、
山はさけ
うみはあせなむ
世なりとも
君にふた心
わがあらめやも
和田合戦の後に詠まれた歌で、
「たとえ山が裂け海が干上がるような世であっても、君=上皇様(後鳥羽上皇)を裏切ることは決してありません」
という上皇への忠誠心を詠んだ歌ですね。
個人的には
大海の
磯もとどろに
寄する波
われて砕けて
裂けて散るかも
の歌碑も是非どこかに!
ちなみに素晴らしい歌人でもあった源実朝さまが編纂した家集に『金槐和歌集』という本もあります。
鶴岡八幡宮から頼朝公の墓所方面へ向かう東の鳥居を出たあたりに「畠山重忠邸趾」の碑がありました。
『鎌倉殿の13人』では中川大志さんが演じられておりましたね〜。
まさに坂東武者の鏡!といった感じでカッコよく、最期のシーンは壮絶でした……
とてもauの細杉(こますぎ)くんと同一人物とは思えない。
などと思いに耽っているうちに入場予定時間になりましたので「大河館」へ。
鶴岡八幡宮をまだまだ堪能できていないのだが、今回のメインは「大河館|鎌倉殿の13人」なのでまた改めて鎌倉観光に来なければ!
「鎌倉殿の13人 大河ドラマ館」は、鶴岡八幡宮の境内にある「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」で開催されておりました。
残念ながら2023年1月9日をもって閉館されてしまいました。
入り口にはどどーん!と小栗旬さん演じる北条義時が出迎えてくれます。
すでにこのビジュアルがこの物語の重さと暗さと闇を醸し出してますよね〜。
いやほんとよく北条義時を大河ドラマの主人公に持ってきたよな。めっちゃおもしろかったけど!
放送は終了してしまいましたが「U-NEXT 」では全話見ることができますよ。
しかも過去の大河ドラマも配信されてます。
館内はこのような感じで見所いっぱい!
たくさんの人で賑わっていて、予定していた入場時間よりもちょっとだけ待ちました。
でも中の展示を見て、うん、これはじっくり見たいし時間かかよねと納得。
入り口でパンフレットをもらい館内へ!
この義時の衣装は「黒地染め紬小袖に漆黒地染め唐草菱抜き麻直垂」だそう。
北条家の基本カラーであるアースカラーを封印することでのちに鎌倉幕府で権力を握る執権・北条義時の片鱗を表現しているのだそう。唐草には繁栄・長寿の意味があるので北条一族の繁栄にもつながっていると。
ほほう、衣装一個とっても考えられてますねぇ。
大倉御所を再現したジオラマがすごかった!
このジオラマは撮影NGだったので写真ないですが、鎌倉幕府の中枢大倉御所の撮影セットが再現されていてこれだけでも見応えあった。
実朝さまの部屋にはちゃんとドクロも置いてあったりするんですよ〜!
訪れた時は年末だったので実朝さまの部屋でしたが、大河館オープン当初は当然ながら頼朝公の部屋だったそうで、そのあと頼家さまの部屋になり、実朝さまの部屋に……とドラマが進むにつれてアップデートされていったそうです。
なるほどね〜。
にしても、このジオラマって閉館した後はどこに行くんだろう……
館内には至る所に登場人物の等身大パネルが!
しかもサイン入ってたりもするんですよ。
北条家の皆さん結構背が高いんですね。
北条家とちょっと離れたところに三浦殿。
上半身はだけた筋肉バージョンはいなかった……
でも胸元にサインはあった
大倉御所の一角がリアルに再現された大型造形。
鎌倉殿がおすわりになられる場所ですね。
記念撮影ができるのですが、この2人の間に座るって色んな意味でドキドキするわぁ
もちろん座りましたけどね!
ちょっと調子こきました
ご座所のそばに3代鎌倉殿!
この3人が同時に並び立つことがないだけに感慨深い!
そしてこうしてみて気づいたけど、頼家どの結構大きいんですね。
並ぶとやっぱりみんな大きいなぁ
義時の衣装、実際に見るとやっぱ黒ってかっこいいな。
そして足元には……
まさかの運慶が義時に似せて彫った仏像!
ナイス!
しかもちゃんと後ろが見えるように鏡も置いてある!
義時の隣には頼朝殿の巻狩りの時の衣装ですね。
巻狩りといえばやっぱりこの八田殿制作の小鹿ちゃんですね。
泰時とトキューサー
小物展示もめちゃくちゃ充実
ドラマを見ていた人が見たいであろうものをほぼ余すことなく展示してくれてた。
尊い
鎌倉殿に代々受け継がれるドクロとか
大姫の呪文の「おんたらくそわか」
ついつい「オンベレブンビンバ」で覚えてしまったのですが、正しくは「おんたらくそわか」
畠山どの〜
兜も造りが丁寧で細かい
そして実朝さま〜
鎌倉殿は基本白が基調なんですね
そして義時の甲冑
畠山どのとの壮絶な闘いを繰り広げたときに着ていたものですね。
シアター映像の前においでになられた後鳥羽上皇
上皇さまもおっきいなぁ
菅田くん演じる源義経も発見!
今までの義経というか牛若丸像を鮮やかに打ち壊し、この義経でほんとに判官贔屓って言葉生まれる?って思ったけど、最期にはうん、生まれるわ!判官贔屓って言葉生まれる!ってくらい号泣させられたなぁ
凄かったなぁ
人物相関図には大河館を訪れた役者さんたちのサインもあってそれを見つけるのもまた楽し。
源氏と平氏、武士と貴族などわかりやすくまとめられておりました。
歴史ものあるあるで相関関係がややこしくて相関図は必須ですよね。
なんと政子さま、を演じられた小池栄子さんが自分も訪れた同じ2022年12月30日においでになっていた!
実朝さまと千夜殿の間のハートが尊いね
実際、お子がいなかったとはいえお二人の仲は良かったと伝わってますね
実朝さま亡き後、千夜殿は出家して京都の「遍照心院」というお寺で夫の冥福を祈ったそうです。
「遍照心院」は現在も「大通寺」として京都に残っております。本堂の本尊左脇には等身大の源実朝公が正坐しておられるそうなので行かねば
他にもデジタルサイネージとか映像コーナーなどがあってどっぷりと「鎌倉殿」の世界に浸れました。
そういえば観客参加型の体感システムの「合議制システム」、巨大スクリーンの前に13人分の足跡があってその場で手を挙げた人数によって、いろんな映像が映し出されるという
13人が揃うとスペシャルな映像が流れるそうで、スタッフの方が「皆様ご協力お願いします〜」と呼び込んでおられました。
こういうものには躊躇なく参加するタイプなので、足形の上で待機。
残念ながら1回目では13人揃わず
となるやスタッフさん、
「せっかくなのでいっぱいの小栗旬を出したいのでどうぞ皆さまお手をおかしください〜」と呼び込む
で、何と揃いました!13人!
確かにスクリーンいっぱいにたくさんの小栗旬が!というか義時が!
写真は撮ってもいいけどSNS等へのアップはNGだったので、たくさんの小栗旬扮する北条義時がおりました!とだけ書いておきます。
そういえばサイン展示のコーナーでは、『歴史探偵』の所長でもあり、比企能員を演じた佐藤二朗さんのVTRもありました。
デジタルサイネージの登場人物紹介も全員分もれなくチェックし、映像も説明もじっくりたっぷり見ていった結果、見終わったのはほぼ閉館時間
閉館時間ということはもう入り口には人はいないはずだ!
ということで入り口の階段前にババーーん!といらっしゃるブラック小四郎殿と一緒に記念撮影
入る時は人がいっぱいで並んでるしこんなことしてる余裕なかったですからねぇ
夕暮れの大河館、というか鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム
あ〜終わってしまった
せっかくいい感じに日が暮れたので、再び鶴岡八幡宮・本宮へ
なんともいえぬ感慨深い雰囲気ですな
このような暗がりの中だったのかなぁ
境内では、おそらくほぼ間違いないであろう『ゆく年くる年』の中継らしき場所があった
『紅白』の中継で映ったときに、やっぱりここだー!と思ってなんだかちょっと嬉しくなったり
源平池にかかる太鼓橋
以前は橋を渡れたそうですが今は柵があり渡れなくなってました
弾丸「鎌倉殿の13人大河ドラマ館」の旅
楽しかったぁ
でも鶴岡八幡宮はまだ十分に見れてないし、他にもたくさん巡りたい地があるから今度はじっくり鎌倉旅行に来たいですね!
できれば温泉にも入りたい!
- 2022年12月に訪問した際の内容です。営業形態、営業時間や定休日が表記と異なる場合がありますので、ご利用の際は必ず事前にご確認ください。
- もし掲載内容に誤りがありましたら、大変お手数ですがご指摘いただけると幸いです。
- 写真の無断転用はご遠慮ください。
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