【金沢城石垣めぐり】防火の願いが込められた6角形の「亀甲石」が土橋門にあるよ

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金沢城土橋門亀甲石

多くの火災に見舞われた金沢城。

(天守も落雷による火災で消失してますからね……)

そんな金沢城には防火の願いが込められた「亀甲石」と呼ばれる石垣が土橋門跡にあります。

二の丸の北奥にある土橋門

金沢城

亀甲石のある土橋門は、菱櫓の横に伸びる二の丸北面の内堀を進み、公園管理事務所のさらに奥にあります。

金沢城土橋門亀甲石

こちらが金沢城・土橋門跡

土橋門跡の向いには旧第六旅団司令部の建物があります。

金沢城土橋門亀甲石

土橋門は、北の丸と三の丸を繋ぐ土橋に面して設けられていたことから「土橋門」と呼ばれるようになったそうです。

金沢城土橋門亀甲石

位置関係としてはこんな感じ。

土橋門跡から伸びる坂を下って、右に曲がると新丸広場へと出ます。

その先のお宮広場と、左側に続いている甚右衛門坂は立ち入り禁止になっています。

ちなみに甚右衛門坂の先はお堀通りにつながってます。

金沢城土橋門亀甲石

坂(門の外)から見た土橋門跡。

かつてはこの石垣の上には櫓門があり枡形門だったそうです。

ちなみに坂道も90度に折れ曲がってました

奥の方に見えている門は切手門で、その奥に見えてる建物が旧第六旅団司令部です。

金沢城土橋門亀甲石

坂から見た右側の石垣。

切石を積み上げた切込み接ぎですね。

なんか、左上の石がズレてるのがちょっと気になるけど。

創建されたのは寛永8年(1631)頃で、寛文5年(1665)頃に改修された時のお姿だそうです。

金沢城土橋門亀甲石

こっちが左側の石垣。

いずれも石垣は切込み接ぎで造られてますね。

こちらも創建は寛永8年(1631)頃。

ただこちら側は享和(1801-04)に改修されたお姿だそうです。

防火の願いが込められた「亀甲石」

金沢城土橋門亀甲石

坂から上がってきて左側の石垣。

ここに六角形の石があるのですが、わかりますか?

ほぼほぼ真ん中にあります。

金沢城土橋門亀甲石

これです!

見事な六角形!

金沢城土橋門亀甲石

この六角形の石は「亀甲石」といって、亀を表したものだそう。

亀といえば水。

火には水。

つまりこの「亀甲石」には、防火の願いが込められているのだそうです。

この亀甲石のおかげか、文化5年(1808)の大火の時にも消失を免れたと言われてます。

この時の火事では二の丸御殿が全焼してます……

金沢城土橋門亀甲石

そんなご利益がこの石に……

いやーそれにしても見事に綺麗に積まれてますね。

見事なまでにぴっちりと積み上げられた石垣は必見ですよ。

だってこれ六角形の石に合わせて積んでるんでしょ、すごいわぁ。

金沢城・土橋門石垣へのアクセス

金沢城土橋門亀甲石
所在地〒920-0937 石川県金沢市丸の内1
開園時間[3月1日~10月15日]7:00~18:00 (退園時間)
[10月16日~2月末日]8:00~17:00 (退園時間)
休園日無休
入園料無料
ライトアップ毎週金曜日・土曜日、祝日の前日など(その他、観桜期や紅葉期など)
日没から午後9時まで
無料
駐車場なし
アクセスバス「兼六園下」下車徒歩約3分
問合せ076-234-3800
URLhttp://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門

開館時間9:30~16:30(最終入館16:00)
入館料大人(18歳以上)320円、小人(6歳~18歳未満)100円

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