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金沢城の本丸、東南角にある辰巳櫓。
残念ながら今はもう櫓はないのですが、ここ辰巳櫓跡からは兼六園や金沢21世紀美術館を一望できる絶景のビュースポットです。
金沢城では、本丸の東側を「東ノ丸」、西側の一段低くなっているところ、三十間長屋があるあたりを「本丸附段」と呼んでいたそうです。
現在、東の丸には辰巳櫓跡と丑寅櫓跡と、2つの櫓跡があります。
かつてはこの2つの櫓の間に中櫓があったそうで、百間堀に面した高い石垣の上には3つもの櫓がそびえ立っていたそうなのです。
辰巳櫓は、本丸から見て東南角、つまり「辰巳の方角」にあったので「辰巳櫓(たつみやぐら)」と呼ばれていたそうです。
長屋を備えた立派な櫓が立っていたそうですが、宝暦9年(1759)の大火で焼失。
その後は再建されることはなかったそうです。
残念。
辰巳櫓跡は兼六園との間のお堀通りに面しているので、おそらく多くの人が目にはしていると思います。
金沢城の角っこの石垣の上が辰巳櫓跡です。
兼六園や金沢21世紀美術館のある広坂交差点からもよく見える、夜にはライトアップされてるあの石垣の上です。
櫓を支えていた石垣は明治時代の石垣改修により改変されたので、ほとんど残っていないそうです。
ちなみに金沢工業大学が以前、辰巳櫓の20分の1縮尺の模型を作成したそうです。
これを見るとかなり立派な櫓があったことがわかりますね。
高い石垣の上にこんな櫓があったら……
めっちゃカッコいいよね!
石川門を超える観光名所になるんじゃない!
まぁ辰巳櫓跡の周りも結構な森になっちゃってるし難しいかもしれないけど、もし復元されたらサイコーですね!
てかこんな感じの櫓が百軒堀に沿って3つも並んでたのか……
こちらが現在の金沢城東の丸です。
森ですね。
もはや自然味溢れる森の遊歩道。これを見て城内とは思わないよなー。
辰巳櫓跡は金沢城の端っこにあるので当然視界を遮るものもなく、高台にあるので見晴らしが最高なのです。
緑にも囲まれていてとても気持ちの良い場所です。
写真の真ん中右端あたりが広坂交差点です。
逆に広坂交差点から見ると辰巳櫓跡はこんな感じ。
木々に囲まれすぎてて今ではあそこに櫓があったとはちょっと思えない感じですね。
写真の右奥に見える白い建物が金沢21世紀美術館です。
手前にある四角く囲まれた場所は鯉喉櫓台(りこうやぐらだい)です。
鯉喉櫓台は、いもり堀の南東の端に築かれた石垣です。
現在道路になっているお堀通りはかつては水堀だったので、前線防衛基地といった感じでしょうかねぇ。
お堀通りを挟んだ目の前には兼六園があります。
辰巳櫓から見ると兼六園も森にしか見えませんが。
チラッと見える建物は、位置的には三好庵でしょうかねぇ。
行ってみるとわかるのですが、辰巳櫓跡はかなりの高台にあるので、ほんとに見晴らし良くて気持ちいです。
ただ森としか言えない本丸を抜けた金沢城のほんとの端にあるためかほとんど人が来ません。
ここにくる途中の本丸も森林散歩してるみたいで気持ちいいので、おすすめなんですけどねぇ。
所在地 | 〒920-0937 石川県金沢市丸の内1 |
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開園時間 | [3月1日~10月15日]7:00~18:00 (退園時間) [10月16日~2月末日]8:00~17:00 (退園時間) |
休園日 | 無休 |
入園料 | 無料 |
ライトアップ | 毎週金曜日・土曜日、祝日の前日など(その他、観桜期や紅葉期など) 日没から午後9時まで 無料 |
駐車場 | なし |
アクセス | バス「兼六園下」下車徒歩約3分 |
問合せ | 076-234-3800 |
URL | http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/ |
菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門
開館時間 | 9:30~16:30(最終入館16:00) |
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入館料 | 大人(18歳以上)320円、小人(6歳~18歳未満)100円 |
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