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- Boys be ambitious !
この言葉はクラーク博士が残した、かの有名な「少年よ大志を抱け!」です。
どうやらこの言葉にはまだ続きがあったそうなんです。
「少年よ大志を抱け!」は、札幌農学校の教師を務めたクラーク博士が帰国の際に、馬上で生徒たちに残した言葉として有名ですね。
クラーク博士は、アメリカの教育者で、化学、植物学、動物学の教師でもあります。
明治9年(1876)札幌農学校を開校し、初代教頭を務めました。
そしてわずか1年後、明治10年(1877)に日本を去る時に、教え子に送った言葉がこの「少年よ大志を抱け」なんです。
が!
実はこの言葉には続きがあったらしい。
- Boys, be ambitious like this old man.
(少年よ大志を抱け、この老ぼれのように)
といったらしいのです。
なせか「like this old man」の部分が削除されて広まったんですね。
この言葉は生徒が書き残した記録に残っているそうなので、なんで削除されちゃったんですかねぇ……
調べてみるとさらにまだ続きがあるみたいなんですよ、この言葉には。
全文が、
Boys be ambitious (like this old man.) !
Be ambitious not for money or selfish aggrandizement,
not for that evanescent thing which men call fame.
Be anbitious for the attainment of all that a man ought to be.
少年よ大志を抱け(この老ぼれのように)。
金や利己心を求める大志であってはならない、
名声という束の間のものを求める大志であってはならない。
人としてあるべきすべてのものを求める大志を抱け。
もちょっと噛み砕くと、
少年よ大志を抱け、この老人のように。
お金のためでなく、私欲のためでなく、名声という空虚な志のためでもない。
人としてどうあるべきか、その道を成し遂げるために、
少年よ大志を抱け。
という感じですね。
「少年よ大志を抱け」の全文を紹介しておいてなんですが、どうやら「Be ambitious not for money 」以降の文章は、どうもクラーク博士の言葉では無いのでは無いかとも言われてるんです。
Boys be ambitious (like this old man.) !
は別れの際に教え子に向かっていった言葉で、「さようなら」のような別れの言葉だったのでは無いか、みたいな。
そしてクラーク博士は特に名誉や富を卑しんではなかったこと。
とかまぁ色々あるそうですが、んじゃ誰がこの文章を書き加えたのかというと、今のところ全くの不明らしい。
まぁとはいえ「Boys be ambitious (like this old man.) !」はクラーク博士の言葉であることは、生徒のメモにも残っているし、
全文がもしかしたらクラーク博士の言葉じゃないかもしれないけど、いい言葉なので、これはこれでいいのでしょう。