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「縦・横・斜め」や、映画館やコンサートなどの座席の「列」、
これ英語でなんていうか案外わかんないですよね。
辞書で調べてみると英語で「タテ・ヨコ・ナナメ」は、
- 縦:vertical[və́rtikəl(ヴァーティカル)]
- 横:horizontal[hɔ̀rizɑ́ntəl(ホリザンタル)]
- 斜め:diagonal[daiǽgənəl(ダイアゴナル)]
です。
それぞれ英英辞典の説明を見てみると、
vertical(縦の)、
standing or pointing straight up or at an angle of 90° to a horizontal surface or line:
horizontal(水平な)、
parallel to the ground or to the bottom or top edge of something:
diagonal(斜めの)、
A diagonal line is straight and sloping, not horizontal or vertical, for example joining two opposite corners of a square or other flat shape with four sides:
とありました。
vertical が horizontal から90度の角度で、horizontal は地面に対して平行、diagonal は vertical でも horizontal でもない対角線ということなので、
- 縦:vertical
- 横:horizontal
- 斜め:diagonal
ということね。
ちなみに「horizontal」は形容詞。名詞は「horizon」。
「horizon」は「水平線、地平線」のことですね。
「horizontal」、地平線→ヨコとイメージはしやすいですね。
たしか中学の英語の教科書に「horizon」てあったなぁ。
「vertical」は……そういえば手帳でバーチカルタイプってありますね。
時間軸が縦表記になってるやつです。縦だからバーチカルタイプなんですね、なるほど。
「diagonal」は、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』で、ハリーが「Diagon Alley(ダイアゴン横丁)」と言うところを「diagonally(斜めに、対角線上に)」と言っちゃって、思いがけない場所に飛ばされたと言うシーンがありましたね。
言葉の意味を知ると、なるほどなぁとなりますね。
テーブルとか棚とかのサイズを言うときの「縦・横・高さ」は、
- 縦(全長、丈):length[léŋkθ(レングス)]
- 横(横幅):width[wídθ(ウィズ)]
- 高さ:height[háit(ハイトゥ)]
です。
ちなみに「縦横」は「length and width」という言い方が決まってるそうです。
(「width and length」とは言わないらしい)
length が「長さ」、widthは「幅」のことで、英語では必ずしも「日本の縦=length」というわけではないんです。
length は長い方を指し、幅の短い方を width を表すんだそうです。
「奥行き」は「depth」と言います。
英語で「横に並んでください」という時は、横だからhorizontal かと思ったら違うんですね。
横に並ぶは「side by side」を使います。
- Get in line side by side.
(横に並んでください) - They sat side by side.
(彼らは並んで座った。) - Stand in line side by side.
(横に並んでください。)
縦1列に並ぶは「line up behind one another」を使います。
- line up:1列に並ぶ、行列を作る
- behind:〜の後ろに
なので
- line up behind one another:1列に並ぶ
ということですね。
- Please line up one behind the other
(列に並んでください。) - Get in line behind one another.
- Stand in line behind one another.
(縦に並んでください。)
英語で行列のことは
- line(アメリカ英語)
- queue(イギリス英語)
長い列なら「long line」。
- The line to enter the store was very long.
(お店に入る行列は長かった。) - I don’t want to queue to eat ramen.
(私はラーメンを食べるために行列に並びたくない。) - I don’t like waiting in line.
- I don’t like queuing.
(行列に並ぶの苦手。)
映画館や劇場、飛行機などの座席の「列」。
この時は「row」を使います。
色々ありすぎてややこしくなってきますね……。
「row」は「列、横列、並べる」という意味です。
発音は[róu(ロウ)]。
英英辞典の説明は
a line of things, people, animals, etc. arranged next to each other:
人やものなどがお互い横並びになってること。
飛行機とか映画館の座席が横並びになってるから「row」を使うということなのかな。
- 最前列:the front row (of seats)
- 最後列:the last row
- 5列目:the fifth row
- 後ろから3列目:the third row from the back
のように言います。
- Our seats were in the front row.
(私たちの席は最前列だった。) - I was in the tenth row.
(前から10列目にいた。) - I was sitting in row 34.
(34列目に座っていた。)
数字が大きい時は数字を後ろに言うこともあります。