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金沢城石垣めぐり、城外ルートの申酉櫓下の石垣にやってきました。
金沢城の外側の石垣なので、城内に入らなくても石垣が楽しめます。
そしてここ申酉櫓下の石垣では、石垣を継ぎ足した跡が見れるんです。
申酉櫓下の石垣は、しいのき迎賓館やいもり堀の近くにある薪の丸コースの入り口側らへんにあります。
薪の丸コースは、金沢城の薪の丸から入城するルートで、現在は、石垣に設けられた階段を登っていきます。
ここから見る限りお城へ行くというよりは、雑木林に入っていくような感じではありますが、この階段を登っていくと、三十間長屋の方につながっています。
単純に散策が好きな方にもおすすめですよ。
金沢市内のど真ん中とは思えないくらい自然たっぷりな散策路です。
【金沢城石垣めぐり】三十間長屋コースと薪の丸コースを歩く金沢城の石垣めぐりマップでいうと、下真ん中あたりにあるのが申酉櫓下の石垣です。
そのそばの青い点線が薪の丸コースですね。
途中で三十間長屋コースと、玉泉院丸コースに繋がってます。
しいのき迎賓館のほぼ真裏あたりです。
ここが申酉櫓下の石垣です。
石垣に注意してないと、そのまま通り過ぎてしまいそうな場所です。
案内板があるのでそれさえ見落とさなければ、すぐに見つかります。
ここはですね、石垣が継ぎ足されたことがわかる場所なのですよ。
申酉櫓下の石垣は、粗加工石積み。
向かって右側の石垣は、自然面を残す割石を積み上げた慶長期(1598〜1615)の石垣。
元々は石垣の角に当たる場所だったんです。
なのでよく見ると算木積みになってるんですよ。
ぱっと見は石垣の壁、なのになぜここが算木積みになってるかというと、元々はここが石垣の端っこだったからなんですね!
斜めライン、わかりますかね。
ちょうどここの線が、慶長期と寛永期の境目ということですね。
左側は、加工の進んだ石材を用いた石垣で、刻印も多く見てとれます。
つまりこれは寛永期(1624〜1644)頃に新たに継ぎ足された石垣なのです。
これはなかなか見ものですよ。
ちなみに現在はですね、石垣の下の部分は概ね、藩政期の姿を留めておりますが、上の部分は明治時代に撤去されてしまっております。
旧陸軍が撤去してしまったんでしょうね!まったく。
石垣、こんな低いわけないよなー。
薪の丸コースですが、入り口周辺は、芝生が植えられ、のんびりするのにもおすすめの場所です。
春は桜が見頃ですし、すぐ近くにはしいのき迎賓館などもあります。
薪の丸コースを行って、雑木林を散策して金沢城内へと向かうのもいいですね。
所在地 | 〒920-0937 石川県金沢市丸の内1 |
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開園時間 | [3月1日~10月15日]7:00~18:00 (退園時間) [10月16日~2月末日]8:00~17:00 (退園時間) |
休園日 | 無休 |
入園料 | 無料 |
ライトアップ | 毎週金曜日・土曜日、祝日の前日など(その他、観桜期や紅葉期など) 日没から午後9時まで 無料 |
駐車場 | なし |
アクセス | バス「兼六園下」下車徒歩約3分 |
問合せ | 076-234-3800 |
URL | http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/ |
申酉櫓下の石垣は、金沢城の城外なので開園時間関係なく見学できます。
- 2021年3月に訪問した際の内容です。営業形態、営業時間や定休日が表記と異なる場合がありますので、ご利用の際は必ず事前にご確認ください。
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