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鼠多門から金沢城へと入るとまず目の前に広がる「玉泉院丸庭園」。
「玉泉院丸庭園」は色紙短冊積石垣など愛でポイントがたくさんある庭園ですが、ちょうど庭園を一望できる場所に「玉泉庵」という建物があります。
玉泉庵には茶室もあり、そこからはお抹茶をいただきながらのんびりゆったりと庭園を眺めることができるという贅沢空間があるのです。
ちなみに「玉泉院丸庭園」は「ぎょくせんいんまるていえん」と読みます
【金沢】加賀藩歴代藩主が愛でた「玉泉院丸庭園」は起伏に富み石垣を借景にしたおもしろい庭園 【金沢城石垣めぐり】玉泉院丸庭園にある「色紙短冊積石垣」は石垣の基本カチ無視してアートを追求した石垣尾山神社から金沢城へと繋がる鼠多門橋・鼠多門。
いや〜かっこいいですね。
鼠多門を通った先には、加賀藩歴代藩主や奥方のための庭園・玉泉院丸庭園が広がっています。
【金沢】ねずみ年に復元された金沢城の「鼠多門・鼠多門橋」に子年のうちに行ってきた 【金沢】ねずみ年に復元された金沢城の「鼠多門・鼠多門橋」に子年のうちに行ってきた〜その2〜兼六園が外交的な役割も兼ねたお庭だとしたら、こちらの玉泉院丸庭園は内うちで楽しむプライベート用のお庭といった感じでしょうか。
プライベートの庭といっても規模が違いすぎますけどね。
ここの見所はブラタモリでも取り上げられていました、色紙短冊積石垣ですね。
まさかの石垣を庭園の意匠の一部に取り入れるというなんとも斬新なお庭です。
【金沢城石垣めぐり】玉泉院丸庭園にある「色紙短冊積石垣」は石垣の基本カチ無視してアートを追求した石垣(石川県/庭園の写真ダウンロードより)
鼠多門から玉泉院丸庭園に入ると右手にある建物が「玉泉庵」です。
江戸時代には、露地役所という庭の整備管理に関する役所があった場所らしいです。
玉泉庵からは、玉泉院丸庭園が一望できるので、とりあえず玉泉庵からの庭園の眺めを堪能しましょう。
休憩室と書かれているエリアは自由に出入りできます。
パンフレットが置いてあったり、ボランティガイドの方もおられますよ。
玉泉院丸庭園はかなり高低差があるので、玉泉庵から見る庭園は視界を遮るものもなく、じつに壮観です。
夜は季節ごとに玉泉院丸庭園のライトアップもあります。
四季によりテーマが変わるそうです。
玉泉庵ではお抹茶もいただけるのです。
和室エリアがお茶室となっていて、お抹茶&季節の上生菓子がいただけます。
あ、茶会とかで貸切利用もできますよ。
呈茶は税込730円。
なんと夏場は冷やし抹茶があるらしい。
お抹茶をいただく際は、玉泉庵に入り、入り口で先にお支払い。
玉泉庵を利用する際の注意事項が、
- 館内の物品や建造物等にお手を触れない
- 入室制限されている部屋へは立ち入らない
- 館内から庭園へは出れません
- 館内は禁煙
- 館内で持ち込みのご飲食はできない
- 館内にトイレはありません
ということです。
まぁ一般的マナーをお守りくださいということですね。
ただ気をつけないといけないのは、玉泉庵から玉泉院丸庭園へは出れない!
んですよね。
うっかりそのままお庭に出たくなりそうですが、出れませんのです。
そして館内にトイレがないというね。
というかお手洗いは玉泉庵の目の前にあります。
なのでお手洗いは先に済ませておきましょう。
玉泉庵のお茶室、というかまあ和室ですね。
床の間には掛け軸と生花が飾られてます。
茶器も飾られてますが、ここでお茶を立ててるわけではなくて、水屋で用意されてました。
茶器類はおさわり厳禁です。
和室は広々としていて、庭に面した場所に毛氈が敷かれてます。
縁側にも毛氈が敷かれてる場所があります。
毛氈が敷かれてる場所ならお好きな場所にどうぞとのことでした。
ちょうどど真ん中の庭が真正面に見える場所が空いてたので、遠慮なくまん真ん中に座らせていただきました。
いや〜見事ですね!
畳に坐してみる日本庭園というのはなんとも言えませんね。
庭の池にカルガモが気持ちよさそうに泳いでました。
ちょいと縁側の方からもパシャリと写真を。
いや〜すごいわ。
映えますね
冷やし抹茶をいただきました。
上生菓子は柴舟小出さんのもので、銘は鮎だったかな……。
柴舟小出さんは、大正六年創業の金沢の老舗和菓子屋さん。
石川県民で知らない人はあんまいないと思う。
金沢駅の土産屋さんにもお店がありますよ。
ただ柴舟小出さんの上生菓子は通常販売はしてないですが。
個人的にはくるみ最中と三作せんべいが大好きです。
抹茶と日本庭園、サイコーですね。
日本人でよかったな〜と思う瞬間でもありますね
なんとか色紙短冊積石垣と一緒に撮ろうと思ったのだけど、難しかった。
やはりこういう時こそ一眼レフの出番か。
やはり日本庭園はお茶をいただきながら、畳の上でゆっくりくつろぎながら眺めるのが一番ですねぇ。
まさに至福の時。
上の方に見えてる建物は、金沢城の三十間長屋ですね。
こうしてみると高低差がすごい庭園ですねぇ。
惜しむらくは色紙短冊積石垣の滝が再現されなかったってとこですよねぇ。
流れ落ちる滝があれば完璧なんですけどねぇ。
まぁ水源の問題とか色々あるんだろうけど、その内復元してくれないかなぁ……
【金沢観光】金沢城の重要文化財特別公開で「三十間長屋」の内部見学に行ってきました名称 | 玉泉庵(金沢城内) |
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所在地 | 〒920-0937 石川県金沢市丸の内3-3 |
開館時間 | 9:00〜16:30(受付は16時まで) ※12:00~13:00の間、清掃のため、入館できません。 ※貸切利用時など、入館できない場合があります。 |
休館日 | 年末年始(12月29日から1月3日まで) |
呈茶料金 | 抹茶730円(オリジナル上生菓子付き) |
駐車場 | なし |
アクセス | 「南町・尾山神社」バス停から徒歩約4分 |
問合せ | 076-221-5008 |
URL | http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/gyokusen-an/ |
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