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能登金剛のほぼ中心にある「巌門」。
「巌門」は、松本清張の名作を映画化した『ゼロの焦点』の舞台でもありますが、「巌門」のすぐそばには「千畳敷岩」という、日本海に岩の平野が広がる場所があります。
なんとも不思議な場所ですが、これまた美しく楽しい場所ですよ。
「巌門」は、能登金剛を代表する景勝地で、海に突き出た岩盤に、ぽっかりと穴があいたなんとも不思議な奇岩。
海の侵食によってできたというけど、自然が作り出すアートは美しいですねぇ。
なんでこんなキレイにぽっかり開くのか不思議。
ぽっかり穴が開いた洞門の横には、さらに洞窟が続いているのです。
かつて源義経が隠れ住んでいたとも伝えられてます。
すぐ近くに「碁盤島」という義経と弁慶が碁を楽しんだという島もありますよ。
洞窟の奥に進むと怪談がありまして、上へと続いております。
距離は短いので、まぁ暗いのが苦手な人も大丈夫じゃないかな、たぶん。
ちょっと湿ってて滑りやすいから気をつけてね。
「巌門」の洞窟についてはこっちの記事でも詳しく書いてます。
【能登】岩壁に穴の空いた洞門がある『巌門』は能登金剛の中心にある是非訪れたい奇岩の名勝巌門のすぐ横にある洞窟を登っていくと、マップの左上あたりに出ます。
海へと降りる階段が続いていて、その先には遊覧船乗り場があります。
遊覧船に乗ると、海側から「巌門」を見ることができますよ。
冬季(11月中旬〜3月中旬)は運行してないので、遊覧船に乗りたい場合は冬場以外で。
冬は冬で、それはまぁ荒々しい日本海が岩壁に打ち付ける様が見れますけどね。
まさにサスペンスドラマ感満載な感じのが。
「千畳敷岩」は上から見るとこんな感じです。
海の上に広がる岩の平野、なんとも不思議。
「千畳敷岩」は、その名の通り、平らな岩が広がる、畳が一千畳もあるように見えるから「千畳敷岩」。
何万年も前の海底隆起によってできた岩場だそうです。
潮だまりには小魚が泳いでいたりしますよ。
「千畳敷岩」は、「せんじょうじきいわ」と読みます。
「千畳敷岩」は、巌門洞窟を抜けた先の階段を降りた、遊覧船乗り場のすぐ横に広がってます。
洞窟抜けたと思ったら、いきなりスパーンと目の前が開けて、雄大な海がドーン!と。
この日は晴天で風もほとんどなかったので、海の透明度が高く綺麗でしたぁ。
思いっきり影が入っちゃったな。
向こうのほうに人が立ってるのわかるかな。
あのあたりが「千畳敷岩」です。
え、めっちゃ海の向こうじゃない?という感じではありますが、
ちゃんと千畳敷岩までいけるルートがあります。
ちょっと窪んで影になってる辺りまでは、ちょっと岩がゴツゴツして入るけど、比較的楽に行けますよ。
なんというか、窪んだとこで休憩してる人たちが、遭難して途方に暮れてる感じにしか見えないという……
あ、上にかかってる橋が「幸せのがんもん橋」ですね。
これが遭難休憩ポイント(違う)から見た感じ。
けっこう潮が引いてるので案外千畳敷岩の先端までサクサクっと行けるんですよ。
流石に海じゃぶじゃぶ行かないと無理な場所には、ちゃんと石橋が架けられてます。
千畳敷岩へと歩いていたら、岩盤にぽっかり空いた穴を発見。
穴の中心には石。
たしか前に鉄腕DASHで見たな。
ぽこっとくぼみにハマった石が、波でぐるぐると周り、そして長い年月をかけてドリルのように穴を掘っていってこんな風に、そこだけぽっかりと井戸のような穴ができるんだそうです。
ポットホール(pot hole)というらしい。
日本語では「甌穴(おうけつ)」と言うらしい。
千畳敷岩の先端を目指して進むと、他にもポットホールのようなものがいくつも出てきた。
たまにこういう海水が残った場所を見てると、魚が泳いでたりして楽しいですよ。
またまたポットホール発見。
なんだかいかにもな感じの穴!
ちょっとこのポットホールの縁までが遠くて足の長さが足りない……
見た感じ石がいくつもあるね。
それにしても見事な円だなぁ。
ちなみに千畳敷岩、こんな風にほぼ海水に濡れることなく歩けるのですが、でも岩場でゴツゴツしてるから歩きやすい靴じゃないと危ないですよ。
あとうっかりバランスを崩すとポッチャンと海に足をついちゃうので、マリンシューズとか、濡れてもいいや〜な靴だと安心して楽しめますよ。
ぐる〜っと岩肌に沿って歩いてきたら、その先の岩肌に上へと登る階段がありますよ。
こんな感じで陸地へと戻れます。
あの千畳敷岩の突端まで行きます!という方は先端まで行って、戻ってくるという感じですね。
だいぶ千畳敷岩を進んで、先端がもうすぐそこ。
それにしてもほんと海キレイだなぁ。
ついに到着、千畳敷岩の先端!
すぐそこが海!
遊覧船が目の前を過ぎていった。
釣りしてる人がいた。
千畳敷岩の先、けっこう水深ありそうだったもんな。
そうか、でもここ釣りしていい場所なんだ。
観光客多いから気をつけなきゃいけないし難しいと思うけどなぁ。
千畳敷岩から見た鷹の巣岩。
千畳敷岩を堪能したら、岩肌の階段を登り陸地へと戻ります。
途中、階段の上から見た千畳敷岩。
不思議な場所だよなぁ。
鷹の巣岩と遠くにちょこんと離れてるのが碁盤島かな。
千畳敷岩から陸地へと戻り、下から見上げた「幸せのがんもん橋」へ。
昔こんな橋あったかなぁ。
こちらが「幸せのがんもん橋」。
正式には「巌門園地園路橋」というらしい。
巌門の崖の上に架かってます。
どうやら平成13年(2001)にできたみたいです。
最初吊り橋かと思ったら、普通にちゃんとした?しっかりした橋でした。
「幸せのがんもん橋」空の景色。
なるほど、これは見晴らしいいね。
そして結構な高さかな。
ほぼ真下を見るとこんな感じ。
ちなみにこっちは、千畳敷岩へと向かう途中、下から見上げた「幸せのがんもん橋」。
下から見るとそんな高くなさそうだけど、上から見るのと下から見るのはやっぱ違いますね。
「能登金剛」というのは、福浦港から関野鼻までの約30キロくらいの海岸線一体のことを言います。
「巌門」は能登金剛の一部で、ほぼ中心にある祈願のことなんですね。
なので「能登金剛」は見所が約30キロにわたってたくさんあるんです。
しかしながら「巌門」だけでもご覧のようにかなり見所がいっぱいなんですよ!
特に「千畳敷岩」は、まぁ若干のアドベンチャー感もあり楽し過ぎてだいぶ時間を食いました。
能登行くならついでに「巌門」寄っとく?くらいなノリできたら余裕で1時間以上経ってたわ。
まぁほぼここに載ってるルート通りには行ったかな。
「ゼロの焦点歌碑」は見逃したけど。
時間ないしなって遊覧船はあきらめたけど、今度は遊覧船に乗りに来よう。
名称 | 巌門(能登金剛) |
---|---|
所在地 | 〒925-0345 石川県羽咋郡志賀町富来牛下巌門 |
駐車場 | あり |
アクセス | のと里山海道西山ICより車で約30分 「富来牛下」バス停から徒歩約5分 |
TEL | 0767-32-1111(志賀町代表電話) |
URL | https://shika-guide.jp/spot/77/ |
<能登金剛遊覧船>
名称 | 能登金剛遊覧船 |
---|---|
所在地 | 〒925-0315 石川県羽咋郡志賀町福浦港ミ-20 |
営業時間 | 8:00~16:00(3月20日~11月中旬営業) |
定休日 | 冬季休業(11月中旬~) |
料金 | 大人1200円、小人600円 |
駐車場 | あり |
アクセス | のと里山海道西山ICより車で約30分 |
TEL | 0767-48-1233 |
URL | http://www.ganmon.jp/index.html |
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