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何かの番組で日本橋にある「小網神社」が東京屈指の強運厄除けの神社で、金運アップにもご利益がある!というのを目にして、ひとまずスマホのメモ帳に
地方民にとって、そうなんだ〜じゃぁ行ってみよう♪
と気軽に行けないのがいつも悲しい地方民……
というわけで推し活遠征や、まぁその他用事で首都圏へ出向く際にはなんとか時間をやりくりしてメモ帳に保存したきたい場所にも出向いているのです!
今回は小網神社!!
商売繁盛のお稲荷様の主祭神・倉敷魂神に、財運・芸能の神様市杵島比賣神(弁財天)、さらに財福健康長寿の福禄寿が祀られている強運厄除けの神社なのです!
しかも境内には「東京銭洗い弁天」と呼ばれる「銭洗いの井」もあるのです!
強運厄除けはもちろんなれど、やはり金運!は外せません!!
推し活を心おきなく楽しむにはやはり先立つものも必要なのです!
東京・人形町に鎮座する強運厄除けで有名な「小網神社」
祀られている御祭神は、
- 倉稲魂命(うがのみたまのみこと)[稲荷大神]
- 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)[弁財天]
- 福禄寿(ふくろくじゅ)
他
倉稲魂命は食べ物の神様(「ウカ」は穀物という意味なんです)で、全国各地に数多くあるお稲荷さんで知られる稲荷神社のご祭神でもあります
五穀豊穣・商売繁盛の神様ですね
『古事記』では「宇迦之御魂神」、『日本書紀』では「倉稲魂命」と書かれてます
市杵島姫命は宗像三女神の一柱で、海の神様で、芸能を司る弁財天でもあるとされてます
弁財天様といえば七福神の神様で、仏教の神様だけど、神仏習合で同一神として崇められるようになったって感じですね
財福・芸能・美容の神様です
福禄寿はいわずと知れた七福神の一柱
長い頭とあご髭、大きな耳たぶ、左手には宝珠、右手には巻物をくくりつけた杖を持った姿が特徴
福禄寿は南極老人星の化身で、子孫繁栄、金運、長寿、学業の神様です
小網神社の起源はおよそ千年ほど前、天台宗の僧・恵心僧都が観世音と弁財天を安置する「萬福庵(まんぷくあん)」という庵を武蔵国豊島郡入江のあたりに開いたらしい
恵心僧都(えしんそうず)は平安時代中期の天台宗の僧。源信ともいう
やや時が流れ、文政元年(1466年)、庵の周りで疫病が蔓延
そんなある日、漁をしていた翁の網に稲穂がかかり、翁は稲穂を持って庵を訪れ、数日間庵で過ごしたらしい
ある夜、庵を開いた恵心僧都が庵主の夢枕に立ち、
「網師の翁を稲荷大神と崇めれば、村の悪疫は消滅する」
と告げたらしい
夜が開けると網師の翁の姿はどこにもなく、庵主は恵心僧都の言葉を村人に告げ、翁を小網稲荷大明神として神社を建立
日夜祈願を続けると間もなく村の悪疫が静まったという
当時この地の領主であった太田道灌も、小網稲荷大明神の御神徳を聞きつけ、折に触れ参拝に訪れるようになり、神社に土地を寄進し「小網山稲荷院萬福寿寺」と名付けたそうです
太田道灌は、室町時代後期に関東地方で活躍した武将。江戸城を築いたことでも知られる。負け知らずの名将でもあり和歌にも優れた文武両道の教養人なれど、思慮の浅い上司に忙殺された悲劇の名将
慶長年間(1596〜1615年)にはこの辺りの地域が小網町と名付けられ、小網神社は氏神様として多くの人から崇められるようになりました
明治になると神仏分離令により神社と寺院は分けられ、「小網稲荷神社」と神社名が変更され、明治9(1876)年に社地と定められ現在に至ります
強運厄除けの神社と言われる小網神社、そう呼ばれるに至るなかなか強運なエピソードがあるのです
大正12(1923)年9月1日に発生した関東大震災
旧社殿は倒壊するも、当時の宮司は御身体を抱え、近くにある隅田川に架かる新大橋付近に避難
橋の袂には多くの避難民や火の手が押し寄せる中、宮司は御神体に無事を祈願し続け、しばらくすると火災もおさまり、橋が崩落することもなく多くの人が助かったそう
その時の「小網神社の御神体を伏して拝み、加護を願った」と当時の様子を記した記念碑が、現在も新大橋のたもとにあるそうです
また第二次世界大戦の際、戦地へと赴く兵士のため出征奉告祭を行い、その時お守りを授かった兵士が全員生還したとか
昭和20(1945)年3月10日、東京に未曾有の被害をもたらした東京大空襲では小網神社は、社殿を含む境内建物は奇跡的に戦災を免れたとか
……などなどの強運エピソードから小網神社は強運厄除けの神様と崇められるようになったそうです
小網神社で見逃せないのが昭和4(1929)年に造営された総けやき造りの社殿や神楽殿
どちらも大正時代に、明治神宮造営で工匠長を務めた、宮大工・内藤駒三郎一門により建てられた神社建築
社殿、神楽殿とも第二次世界大戦の空襲による被害を免れ、日本橋地区に現存する唯一の戦前の木造神社建築です
見所は社殿向拝の左右に彫られた「昇り龍」と「降り龍」の彫刻
「昇り龍」は参拝者の祈りや願いを受けて神様に伝え、「降り龍」は神様からの徳(神徳)を参拝者に授けると伝えられていて、神社の御利益にちなんで強運厄除の御神体として崇められています
あと社殿向かって右側には「養老の滝」という彫刻もあります
養老の滝は、孝行息子の思いが滝の水を父親の好む酒に変えたという美濃国(岐阜県)に伝わる昔話ですね
ちなみに「昇り龍」と「降り龍」が見れる拝殿前は参拝客でめちゃめちゃ混んでます
参拝したらすぐに避けねばというくらい混んでて写真撮る余裕なかったです……
早朝とか夕方なら空いてるのかなぁ……?
自分が訪れたのが日曜の午後だったからか、警備さんが誘導するくらい大行列でした
ビル街の間にある小さな神社なんですけどね……
みんな情報網すごいね
小網神社を参拝したら是非やっておきたい「銭洗い」
鳥居の左側に小網神社の御祭神の一柱・市杵島比売神(萬福舟乗弁財天)の像と、「銭洗いの井」があります
小網神社の御祭神・市杵島比売神は、船に乗っているお姿から「萬福舟乗弁財天」とも呼ばれたり、「東京銭洗い弁天」とも呼ばれています
「市杵島比賣神(萬福舟乗弁財天)」の像の下にあるのが「銭洗いの井」で、この井で洗ったお金を財布の中に入れておくとそれが「種銭」となってお金を呼び寄せ、財運向上のご利益があるのだそうです
財運を授かるのは大事ですからね
行列に並んでしっかり「銭洗いの井」でお金を洗ってきました
現在は感染拡大防止のためザルが撤去されてるので直接流水で洗いましょう
洗うお金はお札でも硬貨でもなんでもOK
ただ5円とか50円玉だと穴に目印の紐か何かを通して置けるので、種銭をうっかり使ってしまうということもないですよ
小網神社の鳥居をくぐった左側に「福禄寿」像もあります
完全に写真撮り忘れました
福禄寿は、健康長寿、福徳、人徳、財徳など、さまざまな「徳」を授ける神様です
また小網神社の福禄寿は日本橋七福神の一柱でもあります
- 笠間稲荷神社(寿老神)
- 小網神社(福禄寿)
- 宝生弁財天 水天宮境内(弁財天)
- 末廣神社(毘沙門天)
- 椙森神社(恵比寿神)
- 松島神社(大国神)
- 茶ノ木神社(布袋尊)
日本橋七福神は、人形町駅を中心に点在していて、徒歩でも約1時間半程度で全部回れるらしいので散歩がてら日本橋七福神巡りをしてみるのもいいかも知れませんね
七福神巡りをすると7つの強運を受けられるそうですよ
小網神社の授与品、お守りですね、は
- 強運厄除け
- 財運向上
- 学芸成就
- 健康長寿
- 交通安全
- 合格祈願
などなど
いろんなお守りがたくさんあります
腕輪守りやステッカーなどいろんなタイプのお守りがあるので自分に合ったお守りを選ぼう
龍神様の強運のしずく玉お守りと、厄除開運祓い鈴御守りをいただいてきました
やっぱ龍神様欲しいよね、そして鈴とか音の鳴るものに惹かれるんですよねぇ
他にもみみずくや亀などの可愛らしいお守りもありました
授与品は社殿横の授与所でいただけます(10時から17時まで)
小網神社では、
- 小網神社
- 弁財天
- 福禄寿
の3種類の御朱印がいただけます
小網神社の御朱印は神社の印と龍の印が押されててかっこいいです
小網神社の御朱印帳もありますよ
黄色地の御朱印帳は竜の刺繍が施されてて素敵でした
こちらも授与所でいただけます
御朱印は今は書き置きのみらしいです
小網神社へ御参拝に行くなら「まゆ玉みくじ」を引くのもお忘れなく
……あまりの人の多さにびっくりしてすっかり忘れていました……
今度東京行った先には忘れずに「まゆ玉」みくじを引いてこねばっ!
小網神社の「まゆ玉みくじ」は、本物のまゆ玉の中におみくじが奉入されているのです(初穂料300円)
繭はつながった1本の糸で紡がれていることから「小網神社の神様との御縁が1本の糸のように細く長く結ばれますように」という願いが込められているそうです
白いまゆ玉のほかに黄色とピンクもあるそうで、おみくじを引いた後はキーホルダーのようにカバンなどに付けてもかわいいですね
今度参拝に行ったら忘れずに引かねば
名称 | 小網神社(こあみじんじゃ) |
通称 | 東京銭洗い弁天 |
創建 | 約千年前(平安中期)? |
御祭神 | 倉稲魂神、市杵島比賣神、福禄寿 |
ご利益 | 強運厄除け、財運向上、健康長寿、学芸成就、他 |
御朱印 | あり |
例祭 | 5月28日 |
拝観時間 | 自由 |
授与所 | 10時〜17時 |
所在地 | 東京都中央区日本橋小網町16-23 |
TEL | 03-3668-1080 |
駐車場 | なし |
アクセス | 東京メトロ日比谷線「人形町駅」A2出口より徒歩5分 都営地下鉄都営浅草線「人形町駅」A5出口より徒歩7分 東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」8出口より徒歩10分 東京メトロ東西線「茅場町駅」10出口より徒歩15分 |
URL | https://www.koamijinja.or.jp |
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