【金沢観光】老舗和菓子屋さん「森八」で落雁作り体験

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自分の好きな和菓子の一つでもある落雁

お茶席とかでもよく出ますね、あとはお供物なイメージがある方も多いかもですが、美味しいですよね、落雁

普段何気にぱくぱく食べてますが、金沢の老舗和菓子屋「森八」さんで“落雁作り体験”ができると聞いて、落雁作りしてきました〜

なかなかに楽しい、そして美味しい

落雁とは

見た目も可愛くて、固そうなのに口に入れるとほろっと溶けて上品な甘味が口いっぱいに広がる落雁

米や麦、豆などの穀類を蒸して作った粉に、砂糖や水あめなどの甘味を加えて着色し、さまざまな形の型に押し固めて乾燥させた和菓子のことですね

乾燥させたお菓子なので干菓子とも言いますね

落雁はお供物でよく見かけますが、お釈迦さまのお弟子さんがお盆に僧侶たちに振舞ったのが起源と言われてます

茶道が広まってからは御茶席でも出されるようになったので、茶菓子なイメージもありますね

お抹茶と落雁は間違いない

「落雁」の名前の由来
  • 中国の「軟落甘(なんらくかん)」というお菓子が日本で「落甘」に転じたという説
  • 中国の名所を集めた「瀟湘八景(しょうしょうはっけい)」のうちの一つ秋の干潟に雁の群れが舞い降りる様子が描かれた「平沙落雁(へいさらくがん)」が由来
  • 近江八景の一つ堅田に降りてくる雁の情景「堅田落雁(かただらくがん)」にちなんで付けられたという説

など諸説あります

ちなみに落雁は秋の季語でもあるので、秋口とか御茶席で落雁が出されたら「秋も深まって参りましたねぇ(オホホホホ)」などと曰うといいのではないでしょうか

落雁と和三盆の違い

落雁とにたお菓子に「和三盆」もあります

和三盆は徳島県や香川県で作られるサトウキビから作られる砂糖のことですが、和三盆その物を固めたお菓子のことも「和三盆」と呼びます

落雁も和三盆も見た目は似てますが、材料が違います

落雁は日本3大銘菓でもある

  • 大和屋「越乃雪」(新潟県長岡市)
  • 森八「長生殿」(石川県金沢市)
  • 風流堂「山川」(島根県松江市)

これら3つの和菓子は、日本3大銘菓とも呼ばれる日本を代表する和菓子だそうです

しかもこの3つの和菓子は全て落雁なのです

数ある和菓子の中でも日本3大銘菓とも呼ばれるもの全てが落雁というのもなんだか不思議ですね

「森八」で落雁作り体験ができる

日本3大銘菓の1つでもある「長生殿」を販売する金沢の老舗和菓子屋「森八」さんで、落雁作り体験ができるのです

落雁作り体験は誰でもできますが、専用の予約フォームがあり、2日前までに予約が必要です

前日・当日でやってみたい!という方は直接電話して問い合わせてみましょう

落雁作り体験は10時からと15時からの2回で、所要時間は約45分ほど

料金は税別1500円で、

  • 落雁作り体験
  • お抹茶
  • おみやげ用小箱
  • 金沢菓子木型美術館入館料

も含まれているのでかなりお得かと

出来立ての落雁、それも自分で作った落雁をいただくというのはなかなかない経験ですね

【金沢観光】和菓子の木型がまるで宇宙空間のように展示されたユニークな「金沢菓子木型美術館」

落雁作り体験の場所は森八本店さんの2階

森八さん入ってすぐ左手の階段を登ります

階段上がってすぐ左手に森八茶寮さんがありまして、落雁作り体験はカフェ奥の体験スペースで行います

落雁作った後に撮ったからちょっと雑然としてますが、お道具類やエプロンなど綺麗に準備されてました

いざ落雁作り

落雁作りの前にしっかり手を洗い消毒し、エプロンをつけていざスタート

落雁は赤と白のどちらかを選べます

木型も駒やダルマなどの縁起物、小判や小槌などの縁起物、貝、草花などの4種類から選びます

まずは木の板で落雁の材料をしっかりとこねます

これ、思っている以上にギュッギュッとしっかり力を入れてこねたほうがいいですよ

十分に材料を揉んだら、木型に打ち粉をして2枚の木型を貼り合わせます

木型に材料を押し込みます!

かなり山盛りにしてこれでもかってくらいギューギューに押し込みます

大量の粉がびっくりするくらい押し込まれていきます

体重をかけうらぁ〜ってくらい力をかけた方がしっかりキュッとしまって仕上がりが綺麗になるそうです

あとははみ出た分をヘラで削って綺麗にしたら、木型から外します

外す時がなかなか緊張します

外すときに型が崩れたら悲しいですからね……

型から外すときの様子を動画にしてみました

完成〜

選ぶ木型で大きさが若干異なりますが、大体12〜15個くらいの落雁ができるそうです

自分はちょうど15個、まぁ3回目はなんとか粉をかき集めて無理くり作りましたが、友人のはちょっと形が小さめなのもあってか4回押し込んでなんとか20個作ってました

最後はそれはもう無理じゃないかってくらいの量だったけど、なんとか押し込んでたのですげーなと思いましたけど

完成したらその場で食べる分を載せるお皿と、お持ち帰り用の箱がいただけます

やっぱり最初に作ったやつの方が崩れにくく、形もしっかりしてました

なので最後に作ったのをその場でいただくことに

粉の量が十分あるからしっかり押し込めるというのもありますが、時間が経つと水分が抜けて乾燥していくので固まりにくくなるそうです

なので型に押し込めて成形していくときは時間との勝負ですね

出来立ての落雁をいただく

落雁作りが終わったら、森八茶寮さんの方にお抹茶が用意されておりますので、カフェでゆっくり出来立ての落雁をいただき一服

森八本店さんの隣というか後ろ?が武家屋敷の寺島蔵人邸なんですね

窓の向こうにちょうど寺島蔵人邸の庭が見えて素敵したぁ

借景ってやつですかね

ドウダンツツジが有名なんですが、冬で紅葉も終わりかけててちょっともの悲しい雰囲気ではありましたが

カウンターにあった金花糖の鯛がなかなか立派

そして奥にあるサインは誰のだろうか

克典って超達筆な字で書かれてるのは、俳優の高橋克典さんかなぁ

喫茶スペースには素敵な茶室もありました

今回は落雁作り体験で訪れたので森八茶楼の喫茶メニューはいただいてないのだけど、こちらも美味しそうですね

落雁を堪能した後は「落雁作り体験」に含まれている「金沢菓子木型美術館」

ものすごい数の木型がまるで宇宙空間のように展示されていてこちらも見逃せませんよ

【金沢観光】和菓子の木型がまるで宇宙空間のように展示されたユニークな「金沢菓子木型美術館」

森八本店1階では金沢の伝統銘菓やお土産も

森八本店さんの1回店舗は当然ながら金沢の伝統銘菓や和菓子、生菓子、季節のお菓子に本店限定品などが販売されてます

12月に訪れたのでお正月のお菓子の辻占や福梅がありました

石川のお正月に福梅と辻占は欠かせませんから!

「福梅」は金沢のお正月に欠かせないお祝いの縁起菓子 「辻占」はお正月の金沢に欠かせない占いができる縁起物の和菓子

森八本店へのアクセス

名称加賀藩御用菓子司 森八(もりはち)
所在地石川県金沢市大手町10-15
営業時間9:00~18:00(茶寮・美術館は17:00まで)
定休日年中無休(1月1日・2日のみ休業)
駐車場あり
アクセス「橋場町」バス停から徒歩約1分
TEL076-262-6251
URLhttps://www.morihachi.co.jp
SNSInstagramTwitter
オンラインショップhttps://morihachi-shop.com

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