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果てしなく今更ですが、去年のGWの旅日記、1日目以降書いてなかったことに気付いてしまった…
写真を見ると意外と覚えてるもんだなと思ったので、今年のGWの旅行に行く前に去年のGW旅日記を書き終わろうと思います!
目次 閉じる
- 神々の集まる出雲大社へ
- 出雲大社の正式な読み方は
- 出雲大社の主祭神は大国主命
- いよいよ出雲大社へ〜まずは石で出来た一の鳥居
- 続く第2の鳥居は木製の「勢溜の正面鳥居」
- 下り参道の途中の「祓社」で心身を清める
- 出雲大社は「二礼四拍手一礼」
- そしてついに第4の銅鳥居
- 神牛と神馬の銅像
- 拝殿にてお参り
- 出雲大社と言えば大注連縄
- 出雲大社の本当の正面は西!
- 御本殿の裏にはスサノオノミコトの祀られている素鵞社があるよ!
- 本殿の後ろにはウサギがいっぱい
- 出雲大社とウサギ
- 大国主の横にはスセリビメ
- 神苑にもウサギがいっぱい
- 他にも見所いっぱい
- 神楽舞もやってました
- ちょこっと豆知識・神社の屋根で男神か女神かわかる
- 出雲大社の神様は心やさしき縁結びの神
- 一緒に訪れたい鳥取・島根の観光名所
2017年ゴールデンウィークの日本海沿岸南下の旅・2日目。
2日目はまずは出雲大社へ行ってきたよ。
やはり島根に行くなら出雲大社は外せません。
縁結びの神様でもありますし。
出雲大社、なんて呼んでます?
正式には「いづもおおやしろ」と言うんだそうです。
…いづもたいしゃって言ってた…
知らんかった…
出雲大社のサイトのよくある質問にも書いてありました。
一般的には「いづもたいしゃ」と申しておりますが、正式には「いづもおおやしろ」です。
まぁ一般的には「いづもたいしゃ」と申しておりますってあるから間違いというわけでもないのかな。
ちなみに全国に出雲大社の分社がありますが、それらは「たいしゃ」と読むそうです。
そもそも「おおやしろ」というと出雲大社のことしか指さないそうです。
なので出雲大社の分社は「たいしゃ」。
大国主命と言えば、国造り&国譲り、そしてなんと言っても「因幡の白兎」が有名ですね。
大国主は出雲国を作って、農業とか漁業、医学など生きてく上で必要な知恵を与えて豊かな国を作ったんですね。
ただ天上から豊かになってく出雲の国を見てた天照大神は、出雲の国が欲しくなっちゃったんですね。
で、大国主に出雲ちょーだいって言って、
大国主がいいよ〜、その代わり大っきい宮殿作ってよ。
あと「現世」は天照大神が治めてるから、「幽世」は僕に治めさせて。
と言ったんですね。
ざっくりそんなイメージです。
で、国譲りがなったと。
この時の大国主のために作られた宮殿が出雲大社で、
「幽世」は、人と人とを結ぶ目に見えない縁や人の運命を司る感じ?
大国主が縁結びの神様と言われるのはこれが由来なんでしょうね。
「幽世」は「かくりよ」と読みます。
そうそう、大国主は『古事記』にも『日本書紀』にも出てくるんですが、「因幡の白兎」は『古事記』にしか乗ってないんですよね。
なるべく短めにと思ったけど、やっぱり出雲について書くと長くなりますね〜。
松江市から車で約1時間弱ほど走ると、見えてきました!
「出雲大社」のでっかい鳥居!大鳥居!
出雲へ行くと最初にくぐる一の鳥居は「石」で出来ています。
実は出雲大社には鳥居が4つあるのですが、全て素材が違うんですよ〜。
普通に道を走って、車で鳥居をくぐる…(笑)
全部で750台以上停めれる駐車場はあるのですが、朝9時半過ぎに着いた頃にはほぼ満車に近かったです。
朝早くに行くのがオススメです。
あ、もし電車で行かれる方は出雲大社前駅は一の鳥居をすぎたところにあるので、ちょっと戻ることになります。
バスだと手前で降りれるみたいです。
バスで行かれる方はこちらの方の記事が参考になるのでは↓
おみやげ屋さんやお食事処が立ち並ぶ、神門通りを抜けると正面に「勢溜(せいだまり)」の鳥居が!
いや〜、出雲に来たーって感じですね。
あ、 勢溜の鳥居に向かって左に曲がると大駐車場がありますよ。
第2の鳥居「勢溜の鳥居」を抜けた先には緑に囲まれた参道が。
しかも出雲の参道は下ってるんですよね。
ちょっとびっくり。
今までいろんな神社行きましたが、ここまで下ってる参道は初めてかも。
参道の途中、右手に「祓社(はらえのやしろ)」があらわれます。
まずはそこで心身を清めていきましょう。
これが正しい参拝方法だそうですよ。
るるぶに載ってました。
祓社の写真は撮り忘れました。
とゆーか人が多くて撮れなかったというか…
一応、上の写真の右下にちょこっと階段らしきものが写っておりますがその先に祓社があります。
それにしても本殿が全く見えない…
神社での参拝は基本的には、「二礼二拍手一礼」なんですが、出雲は
「二礼四拍手一礼」なんですよ。
なので、祓社でも「二礼四拍手一礼」。
そして松の参道を進むと鉄製の「松の参道の鳥居」があります。
…写真撮り忘れました…
鉄製の鳥居は松の参道の真ん中にあるのですが、真ん中の参道は松の保護のためいまは通れなくなってます。
まぁそもそも参道の真ん中は神様の通り道なんで、端っこ歩かないといけないんですけどね。
ちなみに出雲大社の参道は右手側が参拝に行く人用、左手側が帰る人用になってます。
松の参道をてくてくと進むとついに!きました!
拝殿前にある第4の鳥居「銅鳥居」!
あ、銅鳥居に行く前に、手水舎で清めてから行きましょうね。
ちなみに、この銅鳥居、なんと触ると金運が上がるご利益スポットだそうです!
どうりで、ちょうど人の手の高さのあたりがツルツルでした(笑)
銅鳥居をくぐってすぐ左手には神牛と神馬の銅像があります。
こちらが神馬。
「神馬」は撫でると子宝運がアップするらしい。
そして神牛。
「神牛」の方は撫でると勉強運がアップするそうです。
ちょうど手の届きそうなとこは、ツルッツルでした。
いや〜いい天気ですねぇ。
人もいっぱいですねー。
朝10時前なのにもう結構ならんでるなぁ。
みんな朝早いなー。
そして注連縄がでかい!
…えー、うっかりしておりまして、てっきり拝殿の注連縄があの大注連縄だと思っちゃったんですよね…
違うんですっ!
大注連縄があるのは、拝殿向かって左側に進み、素鵞川を渡った先にある
「神楽殿」にあるんです…
拝殿の注連縄も十分すぎるくらい大きんですよ…
で、おっきいな〜、さすがだな〜
と思っちゃたんですよね…
完全にうっかりでした。
やっぱり下調べ大事。
拝殿で参拝し、御朱印をもらった後、本殿の周りを反時計回りにぐるっと。
境内は反時計回りに回るのが正式な参拝ルートらしいですよ。
そういえば御朱印もらうのにもちょっと並びました。
数年前は御朱印もらうのに並ぶなんてことなかったんですけどね〜。
いつの間にやら御朱印ブームになっててちょっとびっくり。
まぁ、せっかくなので本殿の周りをぐるっと歩いて行こうよ、と
てくてく歩いていたら、何やら人だかり。
なんだろな?
と思って、立札?の説明を見ると、
中心には心御柱と称する太柱があり、その正面向かって右側の側柱との間は板壁となって殿内が仕切られ、この壁の奥に大国主大神が御鎮座されている御内殿(御神座)があります。
従って、御神座は御本殿と同じ南向きではなく、西向きになります。
とあります。
本殿の正面自体は「南向き」です。
ただ!
本殿の内部では、大国主ご神体は「西を向いている」。
つまり、本殿は南を向いてるけど、大国主のご神体は西を向いているので、
「正式には西側が正面」になる!んです。
なので、本殿の西側に小さい遥拝場がありました。
と言っても壁の前に小さくあるので、うっかりすると見落とします。
人が並んでたからたまたま気付いたんですが。
改めて、下調べって大事。
御本殿のほぼ真裏、八雲山の正面に「素鵞社(そがのやしろ)」があります。
素鵞社は、出雲大社の隠れパワースポットらしいです。
素鵞社の砂を家の四隅に置いておくと家を守ってくれるそうです。
素鵞社の後ろの八雲山自体もご神体です。
ここには、天照大神の弟神の素戔嗚尊(すさのおのみこと)が祀られてます。
八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の退治で有名な神様ですね。
大国主の親神、書物によっては6世くらい前だったりと様々ですが、
そして何より、大国主の妻、須勢理比売命(すせりひめのみこと)のお父さんです。
スサノオはスセリビメを溺愛してたので、オオクニヌシの求婚に対して結構な無理難題をふっかけたんですね〜。
などということを考えると、つい大国主のお家の真後ろにスサノオの家があるってことは、オオクニヌシが浮気しないように見張ってんのかな(笑)とか思っちゃいました。
その辺は、まぁ確実に最近読んでる小説の影響がでかいですね。
『神様の御用人 (メディアワークス文庫)』という小説なんですが、とっても面白いです。
登場してくる神様たちがなんとも人間味に溢れてて、すんなり神様のことを知れます。
ちょうど本殿の真裏に来ました。
ここにはなんと!
たくさんのウサギがいるんです〜。
と言っても生きてるウサギではなくてウサギの石像です。
めっちゃ可愛くないですか!?
ついお賽銭置きたくなる気持ちもわかりますよね。
ウサギと同じ目線で。
かわいいのう。
ちょうどうまい具合にウサギの耳に小銭が挟まってますね(笑)
ハート持ってます。
お参りしてます。
ちなみにこのお参りしてるウサギは本殿に向かってお参りしてます。
こんな感じです。
大国主に感謝を捧げるウサギ。
なぜこんなに出雲大社にウサギがいるのかといえば、やっぱり『因幡の白兎』ですよね。
因幡の国に、ワニ(多分サメのこと)を怒らせて皮を剥がれて泣いてるウサギに大国主の兄弟神たちが、
海水を浴びて風に当たればいいぞ、と嘘を教えたんですね。
真に受けたウサギは海に入って、風を浴びてたら、傷がさらに傷んでしまいました。
(そりゃそうですよね)
そこに通りかかった大国主が、ウサギの話を聞いて哀れに思って、
真水で洗って、蒲(がま)の花の上に寝転ぶといいよと教えてあげました。
ウサギは言う通りにしたら、毛がはえて元の白いウサギになりました。
と言うようなお話ですね。
(参考:いなばのしろうさぎ – 出雲大社)
ぐるっと回ってくると本殿の横、東側には、大神大后神社(おおかみおおきさきのかみのやしろ)と言う大国主の妻の須勢理比売命(すせりひめのみこと)のお社もありました。
塀の中なんで屋根くらいしか見えませんけど。
松の参道の横の神苑にもウサギがいっぱいいます。
シュタッて感じでかわいい。
「よっ」って感じですかね。
「あっ」…みたいな。
こんな感じでウサギたちがいっぱいいます。
一体一体表情が違うので見てて楽しいんですよ。
ムスビの御神像
銅鳥居の手前にある「ムスビの御神像」。
大国主大が若い頃、修行中に日本海から現れた「幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)」と言う魂を受け取っているところを表してるそうです。
大国主大はこの幸魂奇魂を受け取ったことで、生き物が幸福になるための「縁」を結ぶ「えんむすびの神」となる神性を養ったんだそうです。
案内板にそのようなことが書いてありました。
波の上に乗ってる黄金の玉は「幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)」と言う魂なんですね。
御慈愛の御神像
これも銅鳥居の手前にあります。
これは『因幡の白兎』ですね。
ちなみに出雲大社にはここで紹介したウサギたちも含めて全部で46羽いるそうですよ。
46羽探してみるのも面白いかも。
絶対大変だと思うけど。
神苑では神楽舞もやってました。
平成の大遷宮を記念しての神楽舞かな?
神社の本殿の屋根の上の柱が交差したとこ、千木というそうですが、ここを見ると祀られてる神様の系統がわかるんです。
ここが垂直に、つまり縦に切られてる場合は「男神」が祀られているんだそう。
確かに、大国主は男神なので縦ですね。
これが水平、横になっていると「女神」なんだそうです。
出雲大社の主祭神、大国主の神様はあらゆるご縁を結ぶ神さま。
『因幡の白兎』でもサメに襲われたウサギの傷を治す方法を教えてくれる優しい神様です。
ちなみにあらゆる「ムスビ」の神様なので、男女の縁、子宝の縁、仕事やお金の縁など、さまざまな縁を結んでくれるはず。
もちろん神頼みばっかりで自分で努力しないのは論外ですが(笑)
やっぱり日本人としては一度は訪れたい場所ですね。
そういえば、最近はどこ言っても結構外国人観光客の人が多いけど、出雲大社はあんまりいなかったなー。
なんでだろ?
外国の人にはピンとこないんですかね?
気付いたら、出雲大社だけで5,000文字超えちゃった…
長すぎたな…
- 2017年5月に訪問した際の内容です。営業形態、営業時間や定休日が表記と異なる場合がありますので、ご利用の際は必ず事前にご確認ください。
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