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ボストン観光でおそらく必ずと言っていいほど名前が挙がる『フリーダムトレイル(FreedomTrail)』。
全長はおよそ4kmくらいあるそうですが、せっかくなのでフリーダムトレイルを歩いてきました〜。
……途中まで……
目次 閉じる
- フリーダムトレイル(FreedomTrail)とは
- フリーダムトレイルの出発点はボストンコモン
- マサチューセッツ州議事堂(Massachusetts State House)
- パークストリート教会(Park Street Church)
- グラナリー墓地(Granary Burying Ground)
- キングス・チャペル(King’s Chapel)
- オールドサウス集会場(Old South Meeting House)
- ちょっと古本屋へ寄り道
- 旧マサチューセッツ州会議事堂(Old State House)
- ボストン虐殺事件跡(Site of the Boston Massacre)
- ファニュエルホール&クインシーマーケット
- ボストン・フリーダムトレイルの全16スポット
そもそもフリーダムトレイルって何?
自由の、道?跡?
アメリカで自由といえばやっぱり独立戦争?と思うけど、やっぱりそうでした。
フリーダムトレイルは、ボストンのダウンタウンを中心に独立戦争にまつわる史跡をつないだ赤いラインのことです。
ボストンコモンをスタートして、チャールズタウンにあるバンカーヒル記念塔まで全部で16の史跡をめぐるコースです。
全長は2.5マイルと、約4キロほどなのでまぁ歩けなくはないですね。
1951年に地元のジャーナリストのウィリアム・スコフィールドさんが考案して、ジョン・ハインズ市長が実施したんだそうです。
今ではもうかなり有名な観光スポットというかクエスト?ですね。
道路にある赤い道を辿り、アメリカの独立・建国にまつわる史跡を全部で16箇所巡るという観光クエストですね。
各史跡ごとにスタンプとかあってスタンプラリーみたくなってたらさらに面白かったかも。
スタンプラリーって日本以外にもあるのかな?
フリーダムトレイルの出発点はボストンコモンにある観光案内所の前。
まずは観光案内所でフリーダムトレイルのマップをゲットしましょう。
マップをゲットしたら観光案内所の前から伸びる赤い道を辿っていきます。
フリーダムトレイルの赤い線は、まぁ大体がこんな感じの赤いレンガでひかれています。
ただ割と細い。
そして人も多いのでうっかりすると見落とします。
一人でのクエスト攻略が難しそうだなと思ったら、観光案内所でガイド付きのウォーキングツアーを申し込むこともできるよ。
ガイドさんは昔の衣装をまとってくれてるので、それも楽しいと思う。
英語力という別の関門が待ち構えているけどね。
ちなみにレンガ道にあるフリーダムトレイルは、レンガの敷く方向が違うというだけでめっちゃ溶け込んでて、注意深く見ないと完全に見落とします。
フリーダムトレイルで最初に巡るのは、「マサチューセッツ州議事堂」。
ボストンコモンのすぐ横にあり、公園からすぐです。
ボストンコモンの中をマサチューセッツ州議事堂に向かっていくと、こんな感じのめっちゃでかいモニュメントがあります。
「Robert Gould Shaw and the 54th Regiment Memorial」というモニュメント。
このモニュメントの両側の階段を上るとマサチューセッツ州議事堂があります。
でかいね。
今も普通に州議事堂で使われてて、会議が開かれていない平日だと、無料のガイドツアーで上院、下院など建物の内部の見学ができます。
土日とアメリカの祝日は空いてないので気をつけよう。
設計は建築家のチャールズ・ ブルフィンチ。
J.F.ケネディ元大統領の像もあるよ。
<マサチューセッツ州議事堂>
- 営業時間:平日9時〜17時
- 休日:土日祝日
- 入場料:無料
- 事前予約:個人は不要。団体は要予約
- 所要時間:1時間くらい
ボストンコモンについてはこっちの記事を見てね。
【海外旅行】ボストンに行ったらアメリカで最も古い公園『ボストン・コモン(Boston Cimmon)』を散策しようマサチューセッツ州議事堂のあと、ボストンコモンに沿ってパークストリートを歩いて行くとちょうど角に「パークストリート教会(Park Street Church)」があります。
ここは、1829年7月4日、ウィリアム・ロイド・ギャリソンという方がアメリカで初めて奴隷制度反対演説を行ったという有名な場所らしい。
塔の上の尖塔部分は八角形になっていて、ピーター・バナーさんの設計で建てられたジョージア王朝風の教会。
<パークストリート教会>
- 営業時間:館内の見学は要予約
(7月8月の火~金曜の9時30分~15時30分は見学自由) - 入場料:無料
- 事前予約:不要
- 所要時間:15分から30分くらい
館内の見学は7月と8月の夏の間だけ。
日曜礼拝は毎週あるみたいなので、礼拝の時に入ることはできるみたいだけど、礼拝の時に写真パシャパシャ撮ったりは止めておこうね。
パークストリート教会の横にあるグラナリー墓地。
アメリカ独立戦争の英雄やアメリカ建国に関わったボストンの名士が埋葬されている。
黒いフェンスに囲まれてて、ビルの間にひっそりとあったので、うっかり通り過ぎるところでした。
ベンジャミン・フランクリンさんの記念碑があります。
アメリカ独立に貢献した人で、現在の100ドル紙幣に描かれている肖像はベンジャミン・フランクリンさんです。
<グラナリー墓地>
- 営業時間:9時〜17時
- 休日:なし
- 入場料:無料
- 事前予約:不要
- 所要時間:30分くらいかな。アメリカの歴史好きならもっとかな。
グラナリー墓地を後にし、トレモント通りを北上すると次に現れるのは「キングス・チャペル(King’s Chapel)」。
なんかあんまり教会って感じがしないなぁ。
ここは最初はボストン初のイングランド国教会として創設されたらしいんだけど、イギリスから独立した後はユニテリアン派の教会になったそうです。
教会といえば高くそびえる尖塔のイメージが強いんだけど、このキングス・チャペルも最初は尖塔を作るはずだったらしい。
でも建設中に資金不足でいまの形になったらしい。
キングス・チャペルの後ろにあるキングス・チャペル墓地もフリーダムトレイルのスポット。ここはボストンで初めてできたという最も古い墓地だそう。
教会の後ろに墓地があるというよりは、墓地の中に教会が立っているというちょっと変わった教会。
アメリカに渡った清教徒たちがイギリス国教会に土地を売らなかったかららしい。
歴史を紐解いてくとなかなか興味深いね。
設計はピーター・ハリソンさんで、建築様式はコロニアル様式。
<キングス・チャペル>
- 営業時間:月〜土曜10〜16時、日曜13時30分〜16時
礼拝:日曜11時〜、水曜12時15分〜 - 休日:なし
- 入場料:無料
- 事前予約:不要
- 所要時間:30分くらい
キングス・チャペルには独立戦争で活躍したポール・リビアという人が作った鐘があるのですが、その鐘を実際に見ることができるのはガイドツアーのみ。
今も日曜礼拝の時に鳴らされてるそうです。
興味ある人はガイドツアーに申し込んでみてね。
教会のウェブサイトにツアーの時間や料金が載ってるよ。
注意事項も載ってるから必ず確認してね。
キングスチャペルのあとは、スクールストリートを東へ。
ワシントンストリートにぶち当たるので、そこをちょっと右へ行くと「オールドサウス集会場(Old South Meeting House)」。
集会所とあるけど、まぁ教会だね。
でかくて入りきらなかったので上部分を。
下から見上げてみた。
なんだろう、ダンジョン感半端ない!
横からも入れる。
1729年にできたピューリタンの教会。ボストンでは旧州庁舎に次いで歴史のある建物。
ボストン茶会事件の集会が行われた場所。
今は博物館になってます。
<オールド・サウス集会場>
- 営業時間:9時30分~17時(11~3月は10~16時)
- 休日:11月第4木曜、12/24、12/25、1/1
- 入場料:有料(大人 6USドル、子供 1USドル、シニア 5USドル、 5歳以下は無料、学生5USドル)
- 事前予約:個人は不要。団体は要予約
- 所要時間:1時間くらい
オールド・サウス集会場のあと、ワシントンストリートを北上。
すると「used old BOOKS & PRINTS」という看板を発見!
なんか気になる!
レンガ敷きの細い小径を入った奥に「Commonwealth Books」という古本屋がありました。
美術関係の本とかポスターもあってかなり楽しい!
本好きなら是非!
古本屋のある通りも素敵な雰囲気の路地なんですよ。
歴史ある感じがなんか、アメリカだけど、ハリー・ポッターみたいな。
あぁでも『ファンタスティック・ビースト』の第1作目はアメリカだったな。
ニューヨークだけど……。
古本屋からワシントンストリートへ戻り北上。
コート・ストリートと交差する角にあるのが「旧マサチューセッツ州会議事堂(Old State House)」。
高層ビル群の間にそこだけ時が止まったかのようにひっそりと佇んでる。
1713年に建築され、アメリカで最も古い公共の建造物の1つ。
そして、ここはなんと1776年に東側のバルコニーで、あの!「独立宣言」が読み上げられたというまさに歴史的な場所!
世界史で必ず習うね。
ボストンはまさにアメリカ建国の地でもあるんですねぇ。
ちなみにアメリカ独立記念日の7月4日はバルコニーの窓が開いて独立宣言書が読み上げられるんだそうです。
ただ独立宣言の原文はここじゃなくてワシントンD.C.の国立公文書館に保管されてるそうですよ。
現在はボストン歴史博物館として、植民地時代から現在に至るボストンの資料が展示されています。
<旧マサチューセッツ州会議事堂>
- 営業時間:9時~17時(1月は9〜16時、7月8月は9〜18時)
- 休日:11月第4木曜、12/25、1/1、8月中旬に数日間の休業あり
- 入場料:有料(大人 7.5USドル、子供6~18歳 3USドル、シニア 6USドル、学生 5USドル(※IDを提示))
- 所要時間:30分から1時間くらい
ちなみにこの旧マサチューセッツ州会議事堂の1階には地下鉄の改札口があるんです!
ちょっと面白いね。
歴史的建造物の1階に地下鉄の改札って。
旧マサチューセッツ州会議事堂の東側にちょっと三角形の広場があるんですが、そこに円形の石畳があるんです。
そこが「ボストン虐殺事件」のあった場所なんだそうです。
うっかり通り過ぎてしまった……
「ボストン虐殺事件」は、1770年3月5日に、イギリス本国の重税とかに不満いっぱいだったボストンの住民とイギリス兵との間で衝突があって、そこでイギリス兵が市民に向けて発砲してしまったんですね……
そしてこれがきっかけとなってボストン茶会事件、独立運動へと発展していったと。
うん、結構歴史的重要ポイントだったね。
一応世界史選択してたけど、世界史はちょっと弱いんだよ〜。
今度行く機会があったらしっかり見てくる!
そして、コングレス・ストリートを北上し、ついにクインシー・マーケット&ファニュエルホールに到着〜!!
あ、この向かいにはボストン市庁舎があります。
もうね、クインシー・マーケットに到達する頃にはだいぶ足も疲れたし、何よりめちゃくちゃお腹が空いたのでここでフリーダムトレイル離脱しました!( ̄∇ ̄*)ゞ
トータル約2キロくらいなんですけどね。
でも史跡を巡りながら歩いてきたのでなんだかんだ2時間以上歩き回ったんで流石に疲れました!
そんなわけで残念ながらクエストクリアならず。
次回しっかり体力つけて再チャレンジしたいと思います!
その前にアメリカ行くお金も貯めないとね!
誰か私をボストンへ連れてって(笑)
クインシー・マーケットについてはこちらの記事をどうぞ〜。
【海外旅行】ボストン行くなら食事に買い物に観光がまるっと楽しめるクインシー・マーケットは外せない!一応ボストン・フリーダムトレイルの全16スポットをまとめておきますね〜。
- ボストンコモン(Boston Common)
- マサチューセッツ州会議事堂(State House)
- パークストリート教会(Park St.Church)
- グラナリー墓地(Granary Burying Ground)
- キングス・チャペル(King’s Chapel)&キングス・チャペル墓地(King’s Chapel Burying Ground)
- 旧市役所とベンジャミン・フランクリンの立像(Old City Hall & Site at Benjamin Franklin)
- オールド・コーナー書店(Old Corner Book Store)
- オールド・サウス集会場(Old South Meeting Place)
- 旧マサチューセッツ州会議事堂(Old State House)
- ボストン虐殺事件跡地(Boston Massacre Site)
- ファニエル・ホール(Faneuil Hall)
- ポール・リビアの家(Paul Rever’s House)
- オールド・ノース教会(Old North Church)
- コップス・ヒル墓地(Coop’s Hill Burying Ground)
- USSコンスティテューション号(United States Ship Constitution)
- バンカー・ヒル記念塔(Banker Hill Monument)
あ、オールドコーナー書店忘れてる。
オールドサウス集会場の向かいにありますよ。
ファニュエル・ホールの後は残り5つだったかぁ。
いやーでもだいぶ疲れたな。
なんせ道がレンガなので歩き慣れないとちょっと辛い。
余裕があれば2日くらいに分けて廻るのがいいと思う。