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企業の経営者や会社の取締役など金運を得たい人が多く訪れるという金劔宮(きんけんぐう)。
あの、ソフトバンク・孫正義さんも参拝に訪れているんだとか。
地元にそんな素晴らしき神社があるなら、これは行かねば!
とゆーわけで、白山さん参拝・ご祈祷ののち、金劔宮へと向かいました。
北陸随一のパワースポット?としても有名な『白山比咩神社』でご祈祷金劔宮に到着。
ちなみに「金劔宮」の読み方は「きんけんぐう」です。
つい「金剣宮」と書いちゃうけど「剣」じゃなくて「劔」なのよね。
金劔宮は白山比咩神社(白山さん)から車で数分の距離。
白山さんへと向かう山道、県道103号線の途中にあります。
うっかりすると見落としそうになるくらいひっそりと厳かに佇んでいます。
もしかしたら地元・石川県の人でも、白山さんのことは知っていても、金劔宮は知らないという人もいるかもしれません。
まさに知る人ぞ知るパワースポット。
なんと!金劔宮は日本金運3大神社の一つなんだそうです!
長らく地元でそこそこ近いとこにいるにも関わらず知らなかったとは迂闊!
痛恨の極み!
毎年、白山さんとともに金劔宮もお参りしていたら、もしかしたら今頃はっ……!
もしかしたら経営者とか、お金のことを勉強している人に知られている神社なのかもしれません。
ソフトバンクの孫正義さんも参拝に来られてるみたいですしね
ちなみに3大金運神社と呼ばれる神社は、
- 石川県の金劔宮
- 山梨県側の富士山の2合目にある新屋山神社
- 千葉県にある安房神社
の3つだそうです。
新屋山神社には行ったな〜。まだブログ始める前だったしなー。
写真残ってないか探してみよう。
金劔宮が、全国的に、特に経営者に有名になったのは、船井総研の創業者・船井幸雄氏が著書で紹介したからだそうです。
著書「イヤシロチ―万物が蘇生する場所がある」(2006)で、
「お金に困りたくなかったら、ここをお参りするといい」
と書かれたそうで、その中でおすすめしていた、日本にある3つの金運神社が、先ほどの
- 山梨県・新屋山神社
- 千葉県・安房神社
- 石川県・金劔宮
だったのです。
なるほど、それで3大金運神社か。
ところで、不勉強で申し訳ないんですが、船井幸雄氏のことをよく知らないんですよね。
船井総研もなんとなく聞いたことはあるけど……
船井幸雄(ふない ゆきお、1933 – 2014)は、大阪府出身の経営コンサルタント、自己啓発書作家、精神世界・スピリチュアル系の著作家、オカルティスト。コンサルティング会社・船井総合研究所の創業者・代表取締役会長。株式会社本物研究所、船井メディア、船井財産コンサルタンツのトップを務めた。
(Wikipediaより)
んー経営者でもありスピリチュアル系の人かな。
しかし、船井氏が紹介することで全国から企業の経営者や財界の実力者も参拝するようになったというのだからかなりの影響力ですね。
船井氏曰く、
「金剱宮はマイナスイオンが多い場所で、ハイレベルエネルギーに溢れびっくりするような素晴らしいことが起こる場所」
なんだそうです。
「お金に困りたくなかったら、ここをお参りするといい」
はい、しっかりと心に刻んでおきます!
車を駐車場に停め、いざ金劍宮の境内へ。
境内の看板に創建やご由緒などが書かれています。
金劔宮は、白山七社の一つで、白山本宮、三宮、岩本宮とともに本宮四社とされ、古くから尚武の神、身命守護、生業繁栄の神として崇敬されている神社であります。
社伝によると、創建は第10代崇神天皇3年、なんと紀元前95!なんだそうです。
2千年以上を優に超えるんですねぇ。
北陸最古の神社なんだそうです。
白山さんの創建が崇神天皇7年(前91)なので、白山さんよりちょっと前。
ちなみに崇神天皇は垂仁天皇のお父さんです。
また寿永2年(1183)には、源氏の源義仲が倶利伽羅峠の戦いで平家軍を打ち破り勝利したことを金劍宮の神恩のおかげだ!
ということでなんと義仲は金劔宮に鞍付きの馬20頭を寄進。
さらに、それから3年後の後鳥羽天皇文治2年には、源義経が本社に参拝一泊し、神楽を奉納したんだとか。このことは『義経記』にも記されているそう。
その後も足利・富樫・前田等、歴代武門藩主の崇敬が篤かったんだそうです。
金劔宮が戦いの神として崇められ、功績を挙げた武将がまた参拝し、地位を上げて行ったであろうことも関係してるのかな?
義経も義仲も頼朝に討たれちゃったけど……
金劔宮は、白山市鶴来町の中心地に鎮座していて、古くは「劔宮(つるぎのみや)」、「劔神社」と呼ばれていて、「鶴来(つるぎ)」という地名も「劔(つるぎ)」に由来するんだそうです。
金劔宮は、今は「きんけんぐう」と読みますが、時代によって名称がちょっと変わっていったそうです。
- 『石川県神社誌』には「きんけんぐう」
- 『平成祭データ』には「つるぎのみや」
- 『神社名鑑』には「かなつるぎのみや」
- 『明治神社誌料』には金劔神社と記され「かなつるぎのじんじゃ」
と呼ばれていたらしい。
どの読み方でも「けん」「つるぎ」と「劍」が入ってるんですね。
金劍宮の主祭神は、
- 天津彦彦穂瓊々杵尊(あまつひこひこほににぎのみこと)
天照大神の御孫で神武天皇の御曽祖父。天孫降臨で有名な神様ですね。
伊勢詣での時にもちょろっと触れてます。
金劔宮には他にも、
- 大國主神(オオクニヌシノカミ)…
日本神話で最も?有名な神様。国譲りや因幡の白兎で有名ですね。出雲大社の神様といえばきっとみんなわかるよね。 - 大山咋命(オオヤマグイノミコト)…
大年神(おおとしかみ)の子で、神が依り憑く棒や、山頂の境界となる棒を神格化した神と言われている。酒造りの神様でもあります。 - 日本武命(ヤマトタケルノミコト)…
日本神話において最も武力に優れた英雄的な神。 - 事代主神(コトシロヌシノカミ)…
神からの託宣を伝えるお役目を持った神様 - 猿田彦神(サルタヒコノカミ)…
天孫降臨の際、瓊瓊杵尊らの道案内をした神様
などを併せ祀っています。
瓊々杵尊、大國主神、大山咋命、日本武命は開拓の神とも言われていて「事業を大きく発展させる(生業繁盛)」というご利益があり、
そして、事代主神、猿田彦神は決断や導きの神とも言われ、「自分にとって最善の選択ができる(身命守護)」というご利益が。
金劔宮に祭られている神々を見ると確かにご利益めっちゃありそうです。
金劔宮は、白山さんへと向かう途中にあるのですが、正式な入り口というか、表参道の鳥居と階段はこの道路の向かい側にある階段を100段ほど下がったところにあるのです。
意外と知らない方も多いんですが、金劔宮には入口が2つあるんです。
駐車場がある上の入り口と、下の方にある入り口の2つ。
この2つの間を遮るように道路が走ってるのでわかりにくくなってるのかなと。
下の方の入り口の参道から来ると、岩清水とか薬師不動滝も見れます。
ただ、下の方の駐車場は数台しか停めれなさそうです。
上の駐車場に停めた場合は、一旦降りて登ることになりますね。
あ、車で行く場合ですが。
あと急な階段もあるらしいので、天気のいい日にした方がいいかと。
とりあえず春くらいにでも行ってみようかなと思います。
【金剱宮】おついたち参りで金剱宮に行ってきた。今度はちゃんと表参道から!金劔宮の境内案内図
金劔宮には御本殿・拝殿の他にもお参りした方がいい摂社末社があります。
境内のところをアップにしました。
金劔宮の拝殿・御本殿
金劍宮の境内は雪や風雨で傷まないようにガラスの扉で覆われています。
参拝するときはガラス戸を開けて中に入ってお参りして大丈夫です。
外玄関的な感じですかね。
北陸のごく普通のお家も玄関二重になってたりするので。
そんな感じでしょうか。
鶴来地区は石川でもかなりの豪雪地域ですからね。
平地は雪がなくても鶴来行くと雪がいっぱいとか、ありますからね。
とゆーわけで、ガラス戸を開けて拝殿へ。
拝殿の奥に御本殿があります。
拝殿は権現造銅板葺で入母屋造大唐破風の向拝を張り出した造。
本殿は流造檜皮葺だったけど、平成5年の修理で屋根を銅板葺に変更されました。
もちろんご祈祷もお願いできます。
金劔宮で金運UPに欠かせない「乙剱社」
そして、金運UPのご利益にあやかりたいなら、忘れてはならないのがこちらの「乙剱社」!
拝殿の左奥に鎮座されております。
ここに祀られている神様は、瓊々杵尊の息子で「彦火火出見命(ヒコホホデミノミコト)」という稲穂の神さまです。
彦火火出見命は、美人で名高い木花咲耶姫命が瓊瓊杵命と結婚し生まれた子。
なんですが、一夜の契りで妊娠したことで不倫の子じゃねーのかと疑われてしまい、なんとその疑惑を晴らすために産屋に火を放って、その燃え盛る猛火のなかで出産したという三人の息子の末弟。
疑われたからって火の中で産むとかよくわからんがな。
まぁそんな中生まれた彦火火出見命、(舌かみそう)、稲穂の神様なので、
稲穂が豊かに実ることから、実る=繁盛=金運アップということでしょうか。
船井さんによると、この乙剱社の御祭神は「金勝金目尊(カナカツカナメノミコト)」と紹介されているようです。
ちょっと金勝金目尊という神様は調べてもよくわからず……
彦火火出見命の別名ということでいいのかな?謎。
乙剱社へと向かう途中には「悠久の森」と書かれた石碑もあります。
金劔宮境内に湧く「天の真名井」
「天の真名井」といえば鳥取の名水百選に選ばれている湧き水……?
ですが、神話における「天の真名井」は「天界の素晴らしい井戸」のことだそうです。
金劍宮の「天の真名井」は、天平時代(奈良時代の710-794の頃)からずっと枯れることのないと言われている井戸なんだとか。
しかも、長雨でも干ばつでも、その水位が変わらないんだとか。
なんとも不思議な井戸です。
恵比寿神社
「天の真名井」のすぐ後ろにあるのが恵比寿神社。
御祭神は事代主神。
「夫婦円満」「商売繁盛」と書かかれた大きな駒があります。
せっかくなのでありがたーい気持ちで優しくなでなでしてきました。
金刀比羅社
恵比寿社の横の細い山道の先にあるのが金比羅社。
崇神天皇が祀られてるそう。
丈六神社
金比羅社の横にあるのが丈六神社。
大山咋命、猿田彦命、日本武尊、菅原道真公を祀っているそう。
大山咋命は巨大な天の杭を山に打ち込んで農地の場所を確保し、農業を守る神様です。
粟島神社
丈六神社のさらに横奥にあるのが粟島神社。
少彦明神を祀っています。
少彦神は粒のように小さな神で、穀物の種とともに飛んできて日本を国造りし、国造りを終えたら粟の茎にのぼり茎が跳ねて常世に飛んでいったという神さま。
金劔宮にある義経腰掛石
金劔宮には、源義経が奥州へ落ちのびる際に、金劔宮に立ち寄り詣でていったとか。
その時に腰掛けた石が「義経腰掛石」。
ここから眼下に広がる平野や手取川を眺めたんだとか……
こちらがその時腰掛けたという石。
『義経記』巻七に、
「安宅の渡りを越えて根上の 松に着き給ふ。……明くれば白山に参りて女体后の宮(白山比咩神社)を拝み参らせて、その日は剣の権現(金劔宮)の御前に参り給ひて、御通夜 あり、夜もすがら御神楽参らせて、……」
と書かれているのだとか。
兄のために武功を挙げ、兄に疎まれ、そして兄に追われ……
何を思っていたんでしょうねぇ。
とちょっとセンチになってみた。
ちなみに『義経記』の中でも有名なかの「勧進帳」、歌舞伎の演目にもなるくらい有名なお話は、ここ石川県小松市の「安宅」が舞台なんですよ〜。
天忍石(牛石)
「義経腰掛石」の近くにある「天忍石(あまのしのぶのいし)」。
言い伝えによると、神霊が降臨する際の御座(みくら)だったという影向石。
小牛が草地にうずくまっている形に似ているため、「牛石」とも呼ばれているそうです。
亀石
「義経腰掛石」や「天忍石」の近くにいた「亀石」。
案内板には特に由来も何も書かれていなかったけど、形が完全に亀。
なるっこくてかわいい。
「義経腰掛石」や「天忍石」、そして「亀石」はご利益ありそうと思ってお賽銭置きたくなる気持ちもわかるけど、石の破損防止のためご遠慮くださいと看板が出ているのでやめておこうね。
お賽銭はお賽銭箱へ。
金劍宮、さらに境内に祀られている摂社も、もれなくお参りしてきました!
カモーン金運、プリーズ!(笑)
などと行っておりますが、一緒に行った友人は、この後からめっちゃ仕事が舞い込み始めました!
おそるべし金劔宮。
自分は……夏過ぎから新しい仕事がやってきたり、今年に入ってからもなんだかんだ廻っております。
ちょっと時差があんのかな。
タイミング?
もし、白山市方面に来ることあるなら是非、金劔宮、参拝してみて。
なんたって、あの孫正義さんも参拝してるということだし。
金劔宮へは金沢から車で3、40分くらい。
山側環状線を鶴来方面へ向かい、県道103号を白山方向へ。
白山比咩神社(白山さん)からなら数分で着きます。
駐車場も県道103号線沿いにありますが、見落とさないよう注意です。
もし公共交通機関を利用するなら、JR金沢駅から北陸鉄道バスで野町駅へ。
そこから北陸鉄道石川総線に乗りかえ鶴来駅まで。
鶴来駅から金劔宮までは徒歩で15分くらいでしょうか。
鶴来駅から白山市のコミュニティバス(100円)でも行けます。
ただ本数は少ないです。
個人的にはやっぱり車で行くのをオススメします。
駅からレンタカーを借りるか、タクシーで行くか。
もし冬場に行くなら、車の運転に慣れてない方はタクシーの方が安心ですよ。
名称 | 金剱宮(きんけんぐう)※金剣宮ではなく劔の字の金剱宮です |
創建 | 伝・紀元前95年 |
御祭神 | 天津彦火瓊瓊杵尊、菅原道真、大山咋命、少彦名命 |
ご利益 | 健康運、商売繁盛、金運アップなど |
御朱印 | 以前は社務所でいただけましたが現在は中止しています |
拝観時間 | 拝観自由 |
社務所 | 9:00~17:00 |
所在地 | 石川県白山市鶴来日詰町巳28番地 |
TEL | 076-272-0131 |
駐車場 | あり |
アクセス | 白山ICから国道157号線を南へ車で約20分 北陸鉄道鶴来駅から徒歩約12分 |
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