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大神神社から狭井神社、そして山の辺の道を通り桧原神社へと向かう途中、ものすごく気になる建物があったのです。
桧原神社から再び大神神社へと帰る途中に立ち寄ったその場所は「月山日本刀鍛錬道場記念館」!
日本刀の鍛錬道場で記念館とな。
しかも無料!
これは是非とも立ち寄らねばならぬ場所ですな。
山の辺の道を歩いていると目に飛び込んできた、この日本刀の案内。
「月山記念館」。
月山日本刀鍛錬道場でもあるようです。
毎週土曜日に開館していて、なんと入館無料!
月山記念館では、刀工月山家歴代の作品や刀剣製作工程などをみることが出来るらしい。
日本刀はなかなか専門の美術館じゃないとみれなかったりするんですよね。
こんな機会逃すわけにはいきません!
月山記念館の入り口。
なんとも素敵な佇まいであります。
ここ月山記念館では、人間国宝・故月山貞一氏(二代)から、三男の日本刀制作部門で無形文化財の指定を受けた月山貞利氏までの作品を展示しています。
月山記念館は、まず昭和40年に人間国宝・故月山貞一氏(二代)が大神神社に近い山辺の道沿いに『月山日本刀鍛錬道場』を開設。
そして、「日本刀の魅力を広く伝えたい」という志のもと、道場に併設する形で記念館を建設。ただ記念館が完成する前に逝去されてしまったそう。
先代の意思を受け継いで、平成7年に「月山記念館」が開館したんだそうです。
月山記念館の入口には、人間国宝・故月山貞一氏(二代)書の句碑がありました。
狭井河よ 雲立ちわたり 畝傍山 木の葉騒ぎぬ 風吹かむとす
(伊須気余理比売)
これも『万葉集』の歌で、「万葉歌碑めぐりロマンラリー」の一首でした。
刀工・月山は鎌倉時代初期から800年以上も続く名刀。
月山の最大の特徴は、「綾杉肌」という刀身全体に波のように流れる刃紋。
月山鍛冶の鍛えた刀身に顕著に現れることから「月山肌」とも呼ばれているそうです。
月山記念館の展示室には、古月山や初代、そして現代の貞利、貞伸氏までの作品が展示されています。
製作風景を紹介した映像もあります。
しかも英訳もされてる。素晴らしい。
記念館が開館してるときは、常にお弟子さんがいるらしく、色々と来館者の質問に答えてくれてました。
展示室内は写真撮れないんですが、月山記念館のウェブサイトで展示室内や作品を見れますよ。
日本刀を鍛える場所かな。
日本刀が、もとの鉄から鍛え上げられていく様子が展示されていました。
なぜか庭に埴輪がいました。
かわいいワンコもいたんですが、立ち入り禁止エリアでした。残念。
所在地 | 〒633-0073 奈良県桜井市大字茅原228-8 |
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開館日 | 土曜のみ(※1、2、8、12月は休館) |
開館時間 | 10:00~16:00 |
入場料 | 無料 |
駐車場 | あり |
アクセス | 山辺の道を大神神社かr北へ徒歩15分 |
問合せ | 0744-42-3230 |
URL | http://gassan.info |
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