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金沢の観光スポット「にし茶屋街」には、弁柄色の壁に漆塗りの装飾品、扇や三味線など、華やかなお茶屋さんの雰囲気が再現された『金沢市西茶屋資料館』があります。
「吉米楼」というお茶屋さんの跡地に建っていて、1階には大正期の作家・島田清次郎の資料が展示されていて、2階にお茶屋さんを再現したお部屋があります。
『金沢市西茶屋資料館』の見学は無料!
さらに観光ボランティアガイドの「まいどさん」も常駐しておりますよ。

『金沢市西茶屋資料館』は、にし茶屋街の中程、「甘納豆かわむら」のお向かいにあります。
にし茶屋街はひがし茶屋街とともに文政3(1820)年に加賀藩から公許された茶屋街で、金沢の西を流れる犀川沿いにあります。
ひがし茶屋街に比べるとこじんまりとして静かな佇まいですが、現在も5軒のお茶屋さんがあり、金沢に3つある茶屋街の中で最も多い17名の芸妓さんが在籍している歴史と伝統ある茶屋街なのです。

『金沢市西茶屋資料館』は、かつてこの場所にあったというお茶屋・吉米楼の跡地にあり、大正時代の吉米楼の造りを再現したものらしいです。

とじのお茶屋さんの雰囲気を再現したという部屋は『金沢市西茶屋資料館』の2階にあります。
部屋内に入ることはできないのですが、弁柄色の壁に漆塗りの装飾品や調度品が飾られた部屋は廊下から見るだけでも、その華やかさが十分に伝わります。
こんな華やかな部屋で芸妓さんとお座敷遊びとか、一体いくらするんだと考えただけで眩暈がしますね。

芸妓さん必須の三味線に太鼓も展示されてます。

障子の上の半月形?の欄間とか、遠目にもわかる漆塗りに螺鈿細工の机とか、ゴージャス。

遠いけど、火鉢もお素敵な感じですね。

廊下からは茶屋街の通りを見下ろせるんですね。


2階の奥には茶室もありました。

『金沢市西茶屋資料館』の1階には大正時代のベストセラー作家・島田清次郎の資料が展示されてます。

島田清次郎は明治32(1899)年に、現在の石川県白山市(旧美川町)に生まれ、昭和5(1930)年にわずか31歳という若さでこの世を去った作家。
実は『金沢市西茶屋資料館』が建つ、かつてお茶屋「吉米楼」だった場所は、島田清次郎が過ごした場所でもあるのです。
だから1階が島田清次郎の資料館になってるんですね。

幼い頃に父親が亡くなったため、母方の祖父が経営していた「吉米楼」へと移り住んだそうです。ところが祖父が事業に失敗したことで極貧生活を送ることになったとか。
大正8(1919)年、20歳になった島田清次郎は吉米楼を舞台にした『地上』という本を出版。
これがなんと50万部を超えるという大ベストセラーに!
また大正デモクラシーの風潮とも相まって、時代の寵児ともてはやされたらしい。
若干20歳にして莫大な印税を手にした清次郎、図に乗ってしまった……
しかも女性スキャンダルも起こしてしまった……
急速に人気失墜……!
さらには精神に異常をきたすようになり、わずか31歳の若さでこの世をさることになったという……
なかなか波瀾万丈な人生を歩んだ作家がいたんですねぇ石川に。
石川県民だけど、ここ来るまで島田清次郎なる作家がいたことを知らなかった。
ちなみにお写真もあるのですが、まぁなかなかのイケメン?
ベストセラー作家で若くてイケメンで金あってってなったら、まぁ周りがほっとかないですわなぁ……

名称 | 金沢市西茶屋資料館 |
---|---|
所在地 | 〒921-8031 石川県金沢市野町2丁目25−18 |
開館時間 | 9:30~17:00 |
休館日 | 無休 |
入館料 | 無料 |
駐車場 | なし(近隣に市営観光駐車場あり) |
アクセス | 「広小路」バス停から徒歩約3分 |
問合せ | 076-247-8110 |
備考 | 観光ボランティアガイド「まいどさん」常駐。お手洗いあり |
- 2022年11月に訪問した際の内容です。営業形態、営業時間や定休日が表記と異なる場合がありますので、ご利用の際は必ず事前にご確認ください。
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