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金沢城の外堀、現在はお堀通りという幹線道路ですが、そこから見上げる石川門も綺麗です。
石川門から伸びるように続く海鼠塀のあたりが、金沢城三の丸の東面にあたり、ここの石垣はあえて荒々しく積まれています。
ちなみにちょうどこの辺りは百間堀園地という広場になっていて桜の名所でもあります。
金沢21世紀美術館から金沢城へとお堀通りを歩いてくると目の前に現れる石川門。
下から見上げる石川門というのも綺麗ですねぇ。
ここから見える石垣、石川門から続く塀の下のとこですね、ここはちょうど三の丸東面にあたります。
三の丸東面の石垣は、江戸時代初期の元和から寛永年間頃(1615-1644)に造られたもの。
その後、文化年間(1803〜16)に加賀藩の穴生衆(石垣造のスペシャリスト)の後藤彦三郎、小十郎親子の手によって全面的な修築が行われたそうです。
お城の「堀縁の石垣は粗く積む」のが作法だそうで、
後藤親子もそうあるべきと考えて、本来なら石垣勾配にあわせて石を置くべきところを、意図的にずらして荒々しい表情の石垣に積み直したんだそうです。
技術者、というか職人?のこだわりでしょうね。
「場にふさわしい石垣」によって造られたのがここ金沢城三の丸東面の石垣です。
確かに、お城の外向きの石垣は荒々しい方が猛々しいというか、強そうな印象を与えますもんね。
ここ三の丸東面の石垣は金沢城と兼六園の間を走るお堀通りから見れますよ。
この辺りには百間堀園地という広場もあるので、大通り沿いではあるのですが、散策にもおすすめですよ。
<三の丸東面の石垣>
- 創建:元和〜寛永(1615〜1644)頃
- 改修:寛文頃、文化4年(1807)
- 現状:文化4年修築時
三の丸東面の石垣の手前、ちょうど石川門を見上げることができるあたりは「百間堀園地(旧沈床園)」と呼ばれる広場があります。
天気の良い日は気持ちよくてよく散歩してる人がいますよ。
石川門を見上げられる絶好の写真スポットでもあります。
そして桜の頃は、それはもう見事なんですよ!
たくさんの桜が咲き誇って、一面桜に覆われるのです。
上から見た百間堀園地です。
桜に覆われて下が見えないですけどね。
百間堀園地の向こうには兼六園と石川門をつなぐ石川橋が現れます。
知らなければ、ここがかつては水堀だったとは思えないですよねぇ。
(「百間堀と少女・1907年(明治40年)」20世紀の照像 石川写真百年・追想の図譜 能登印刷出版部)
明治の頃はまだ水堀だったんですねぇ。
まぁ今やお堀通りがないとものすごく不便ではありますが、かつてここは水堀だったんだなぁと思いながら散策するのも楽しいですよ。
所在地 | 〒920-0937 石川県金沢市丸の内1 |
---|---|
開園時間 | [3月1日~10月15日]7:00~18:00 (退園時間) [10月16日~2月末日]8:00~17:00 (退園時間) |
鯉喉櫓台開放時間 | [3月1日~10月15日]7:30~17:50 (退園時間) [10月16日~2月末日]8:30~16:40 (退園時間) |
休園日 | 無休 |
入園料 | 無料 |
ライトアップ | 毎週金曜日・土曜日、祝日の前日など(その他、観桜期や紅葉期など) 日没から午後9時まで 無料 |
駐車場 | なし |
アクセス | バス「兼六園下」下車徒歩約3分 |
問合せ | 076-234-3800 |
URL | http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/ |
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