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- take:持っていく
- bring:持ってくる
- put:置く
これらモノの移動に関する動詞は簡単なようで、なかなかに混同しがち。
「take」は「手で取る」というイメージ、、
「bring」の基本イメージは「持ってくる」、
「put」の基本イメージは「手に持っているものを置く」です。
【週末英語#286】「take after」は「似ている」、「take to」は「好きになる」など前置詞との組合せでいろんな意味を持つ「take」わりと最初に習う英単語の「put」。
英英辞典の説明では、
to move something or someone into the stated place, position, or direction:
to move something to a particular place or position, especially using your hands
何かを手を使って所定の場所に移動させること。
つまり、なにか「手」に持っているものをどこかに「置く」というのが「put」の基本イメージ。
A地点にあるものをB地点に置くというイメージですが、焦点が当たるのは「B地点に置く」という動作の方です。
一方、「A地点にあるものを取り上げる」方に焦点が当たるのが「take」で、
A地点からB地点への「移動」に焦点が当たるのが「bring」でした。
「put」自体の意味は、
- (ものを)置く
- ある状態に~を置く、人の管理下に置く
など。
「aside:脇へ」という意味、つまり「put aside」の基本イメージは「脇に置いておく」。
「取っておく」ということから「蓄える、貯める」という連想ゲームになる。
「put aside」の意味は、
- 取っておく
- 蓄える
- 無視する、注意を払わない
です。
- You should put aside some money.
(少し貯金しておくべきだ。) - He put aside 50,000 yen every month.
(彼は毎月5万円貯金しています。) - Put your work aside and relax a little.
(仕事のことは忘れて、少しくつろいでください。)
「down:下に」なので「put down」の基本イメージは「下に置いておく」。
シンプルに「下に置く、手を下ろす」という意味もありますが、「誰かを下に下げて、置いておく」=「人をこき下ろす、けなす」という意味でも使われるんです。
「put down」は、
- 下に置く、手を下ろす
- 書きつける、書き留める
- こき下ろす、けなす、悪口を言う
などの意味があります。
- This book is hard to put down.
(この本は、読み始めたら止まらなくなります。←読み終えるまで下に置けない) - Please put your name and address down on this application.
(申込書に、あなたの名前と住所を記入して下さい。) - He is always putting down people in the office.
(彼はいつも職場の人の悪口を言う。) - Don’t put down yourself.
(そういじけるな。)
「forward:前へ、進行して」という意味の副詞。
「put forward」で、モノを前に出す、進んだ状態に持っていくというイメージ。
つまり「put forward」の意味は、
- 提案する、提出する、述べる
- 早める、進める
となる。
- She put forward some ideas at the meeting.
(彼女は会議でいくつかアイデアを提示した。) - May I put forward a proposal to solve this problem?
(この問題を解決するための案を述べてもよろしいですか?) - The Prime Minister put forward his view.
(総理大臣は見解を述べた。)
「together:一緒に」なので、「put together」の基本イメージは、別々にあるモノを一緒にして置く。
「put together」の意味は、
- 集める、まとめる
- 組み立てる、組み合わせる
となります。
- I put together a 600 piece of jigsaw puzzle.
(600ピースのジグソー・パズルを組み立てた。) - John put the shelf together yesterday.
(ジョンは昨日その棚を組み立てた。) - Don’t put these two chemicals together.
(この2つの化学物質を組み合わせてはいけません。)
「put over」は、あるモノを「over:向こう側、超えた所に」、「put:置く」というイメージ。
向こうへ置くというイメージから、自分の考えを向こう(相手)に置く=わかってもらうという感じでも使われます。
「put over」の意味は、
- 向こうへ置く、渡す
- 効果的に伝える、うまく説明する、分かってもらう
- 成し遂げる、成功させる
など。
- He put over the idea very well
(彼はそのアイデアを非常にうまく成功させた。) - I’m sorry that I wasn’t able to put over my thoughts more clearly.
(もっとはっきりと自分の考えを伝えることができなくて残念だ。)