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Amazonプライムで、映画『エリザベス』を英語字幕で見てたら、
“For God’s sake !”
って表現があったんです。
思わず、え?神様のお酒?ってなってしまいましたが、そんなわけはなく。
「For God’s sake !」は、「どうかお願いだから!」という意味でした。
For God’s sake の意味
「For God’s sake」は、
- 一生のお願いだから
- どうかお願いだから
- 頼むから
- 後生だから
のように懇願するときや、
- ひどい
- あきれた
- 何ということだ
- なんてこった
のように驚きを表したり、
- いいかげんにしろ
- 本当にもう!
- 全くもう!
- 冗談じゃないぞ!
のような呆れや拒絶、
- いったいぜんたい
- 何だって
どうにもならない疑問?
など、なんだろう、感情が昂ったときに使う表現かな。
その場の状況に応じていろんな訳し方ができるフレーズ。
- For God’s sake, stop it.
(お願いだから、やめて!) - For God’s sake, can you stop crying?
(お願いだから泣くのをやめてくれる?) - For God’s sake, don’t just stand here!
(頼むからどいて!) - For God’s sake, look at the facts!
(お願いだから、現実を見てくれ!) - For Heaven’s sake, don’t say anything about this to anyone.
(お願いだから、このことは誰にも何も言わないで。)
「sake」の意味
ここで使われている「sake」は、日本酒の酒のことではありません。
「sake」は名詞で、
- 目的
- 目指すもの
- (個人の)利益、繁栄
という意味です。
「For God’s sake」は直訳すると、「神の利益のため」ってなるけど、別に神様のためにというニュアンスは含まない。
「Oh my god !」みたいな感じかな。
「sake」の発音は、「séik(セイク)」です。
サケじゃない。
ちなみに日本酒のことも英語で「sake」って書くんですよね。
ただこの場合は、サにアクセントを置いて「サキ」と発音するそうです。
「God」は安易に使わないほうがいい
「For God’s sake !」も「Oh my god !」もなんですが、「God」を用いた表現は、あんまり安易に使いすぎないほうがいいそうです。
というのも、旧約聖書の中に「あなたの神、主の名をみだりに口にしてはならない」という一文があるんです。
なので、あんまり頻繁に使うと、特にキリスト教徒の方には失礼な感じになってしまうのです。
「God」の言い換え
「god」はあまり使わないほうがいいのだけど、「god」を「Goodness、heaven」などに言い換えることで同じような表現をすることができます。
- For God’s Sake !
- For Goodness sake !
- For Christ’s Sake !
- For Heaven’s Sake !
- For Pete’s Sake !
「for one’s sake」は「〜のために」
「for one’s sake」という表現もあります。
これは「〜のために、〜に免じて」という意味。
- Both for your sake and others, you should never drink and drive.
(あなたと周りの人たちのためにも、飲酒運転は絶対にすべきではない。) - I’m grateful to my parents, because they always worked hard for my sake.
(両親に感謝しています。いつも、私のために一生懸命頑張ったからです。)