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金沢城内の鶴の丸休憩館の前には、主な石垣3種類の構造展示のほか、鶴の丸土塀の構造模型もあります。



金沢城内の鶴の丸にある、鶴の丸休憩館の前にある、石垣と土塀の展示模型。
主な石垣の積み方が3種類と、その横に、鶴の丸土塀の構造を解説した模型の展示があります。


こんな感じで土塀の内側の構造も見ることができます。

横から見ると壁の内部の構造も丸見えです。
全部土かと思ったら、石が詰まってるんですねぇ。

土塀の裏側はこんな感じ。

ちょっと遠いな〜、もちょい近くで見たいんだけどなー。
と思って一生懸命ズームしてたら、中に人が入っていってる!
土塀を囲ってる中って、入っていいんだ!
とちょっとびっくりしつつも、どんどこ中に入ってじっくりがっつり見学してきました。

たしかに、ロープもはってないし、立入禁止とも書いてないわー。

金沢城の三の丸と鶴の丸の間にある、鶴の丸土塀の構造が展示されてます。
内堀石垣のとこの土塀ですね。
この土塀の腰部、下の方ですね、は海鼠壁になっていて「海鼠塀」と呼びます。

白漆喰でめじをかまぼこのように盛り上げてるのが海鼠みたいなので、海鼠塀です。

海鼠塀の奥はかなり細かな構造になってますね。
竹が組んであったり、石が詰められていたり。
ここまで土塀の内部構造が細かくしっかり見れるのもなかなかないので面白いです。

鶴の丸土塀の海鼠塀は、三の丸側から見ると、普通の海鼠壁です。
ただ横から見るとかなりの厚みがあります。
そしてその内部は空洞にして小石が詰めてあるのです。
このような塀を「太鼓塀」と言います。
壁に石が詰められていることにより、鉄砲の弾が貫通することがない。さらに、塀に穴を開けられても上から小石が落ちてきて穴をすぐに塞ぐことができるという、防御力高めな壁なのです。

鶴の丸土塀は、三の丸側から見ると普通の海鼠壁で、とても鉄砲狭間があるようには見えないのですが、

裏側から見るとしっかり鉄砲様があります!
ぱっと見、鉄砲狭間があるようには見えないけど実はあるのを隠し狭間と言います。
瓦1枚で塞いであるだけなので、いざというときは、パンと瓦を割るとあっという間に鉄砲狭間に早変わりするのです。
金沢城には至る所に隠し狭間がありますよ。

鶴の丸土塀の構造展示には、穴の塞がれてない鉄砲狭間があります。
近くで見ると結構大きい、そして奥行きがかなりある。

思わず狙ってみました。(笑)
これがですね、先細りになってるからか、めっちゃ狙える!
すごい照準が合わせやすいんですね、鉄砲狭間って。
ま、実際はそんな余裕ないでしょうけど。
鉄砲狭間に身を乗り出せるとこなんてそうそうないので、ここは外せないおすすめスポットですよ♪

所在地 | 〒920-0937 石川県金沢市丸の内1 |
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開園時間 | [3月1日~10月15日]7:00~18:00 (退園時間) [10月16日~2月末日]8:00~17:00 (退園時間) |
休園日 | 無休 |
入園料 | 無料 |
ライトアップ | 毎週金曜日・土曜日、祝日の前日など(その他、観桜期や紅葉期など) 日没から午後9時まで 無料 |
駐車場 | なし |
アクセス | バス「兼六園下」下車徒歩約3分 |
問合せ | 076-234-3800 |
URL | http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/ |
菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門
開館時間 | 9:30~16:30(最終入館16:00) |
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入館料 | 大人(18歳以上)320円、小人(6歳~18歳未満)100円 |
- 2021年3月に訪問した際の内容です。営業形態、営業時間や定休日が表記と異なる場合がありますので、ご利用の際は必ず事前にご確認ください。
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