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いつの間にやら4月1日ですね。
4月1日といえば「エイプリルフール」、嘘をついてもいい日と言われるけど、なんでも良いわけではないんですよ。
“罪のない嘘やイタズラで笑わせてもいい日” というちゃんとルールが存在するのです。
「エイプリルフール」は、毎年4月1日だけは嘘をついても咎められない日。
ただエイプリルフールの「嘘」は、
- lie:嘘、ごまかし
というよりも
- joke:冗談、いたずら
- trick:いたずら、悪ふざけ
という感じ。
つまりあくまで、かわいいイタズラ、罪のない嘘。
思わず笑ってしまうような冗談を楽しむ日ということですね。
ちなみに英語では「April fool’s day」と言います。
エイプリルフールはじゃぁいつから、どこで始まったのか気になるところですが、実は明確なとこはわかってないそうです。
これがエイプリルフールの由来になったんじゃないか?っていう説がいくつかあります。
- 聖書由来説…
旧約聖書の「ノアの方舟」といえば、巨大な船を作り大洪水を乗り越えたというお話だけど、鳩を飛ばしても陸地を見つけられずに帰ってきたのが4月1日。
無駄足だったことが由来になったという説。 - 古代ペルシャ説…
現在も行われている「シズダベダール」というお祭りの原型が由来とする説。
「嘘の13日目」と言って、春分から数えて13日目である4月1日前後に、いたずらをする習慣があったらしい。 - インドの春祭り説…
3世紀頃から行われていたというインドの春祭りにイタズラをしあう習慣があって、それがヨーロッパに伝わった説。
今でも行われてる色のついた粉や水をかけ合う「ホーリー祭」の原型でもあるらしい。 - フランスの新年の祭り説…
かつてフランスでは4月1日が新年とされていたのだけど、1564年シャルル9世が新年の始まりを1月1日に改暦。それに反発した人々が旧暦の4月1日を祝ったところ、なんとシャルル9世はその人たちを処刑!ショックを受けた人々がこの出来事を忘れないように、毎年4月1日を嘘の新年としてお祝いするようになったのが始まりとする説。おもしろおかしな偽の贈り物をしあったのが原型らしい。 - イギリスのオークアップルデー説…
17世紀のイギリスで行われていた君主制回復を祝う「オークアップルデー」起源説。この日は午前中はオークの小枝を身につけていなければいけなくて、もし身につけていないと卵を投げつけられたり、細かいトゲのあるイラクサで叩かれたりするという……
まぁいろいろ由来とされる説がありますが、いずれも春の到来を祝うお祭りでもあるのかな。
あくまでお祭りの上でのイタズラという感じですねぇ。
日本にエイプリルフールが伝わったのは大正時代だそうです。
はじめは「四月馬鹿」として広まったらしい。
もともと4月1日には、中国から伝わった風習で、日ごろご無沙汰をしてる人に、手紙で不義理を詫びる「不義理の日」という風習があったらしい。
ただ「四月馬鹿」が広まっていったことで、いつしか「不義理の日」は忘れられていったそうです。
エイプリルフールは嘘をついても良いと言われるけど、あくまで笑い合える嘘。
ジョークを楽しむモノで、誰かを傷つけたり、社会に混乱を招くものはNGなのです。
とはいえ、人を傷つけず、笑えてほっこりするウソというかジョーク……
なかなか難しいですねぇ。
思いつかなくてエイプリルフールのジョークを言えないまま、毎年過ぎ去ってますねぇ。
最近は日本の企業とかでもSNSでおもしろいエイプリルフールネタを出してくるとこもありますね。
「エイプリルフールに嘘をついてもいいのは午前中だけ」
という午前中ルール。
最近よく聞きますが、どうやらイギリス起源のルールみたいです。
嘘をついていいのは4月1日の正午まで。
そして午後にはネタバラシをするというきまりがあるそうです。
イギリスの「オークアップルデー」で、オークの小枝を身につけるのが正午までに由来してるそうですよ。
朝にウソをついて、午後にはネタバラシをして笑って終わろうというのは、後味悪くなくていいですね。
中国やイスラム圏ではエイプリルフールにウソをつくことは禁止されています。
中国は社会主義の価値観にそぐわないとして、政府からお達しがあるらしい。
イスラム圏では、そもそもウソをつくという行為自体がコーラン(イスラム教の聖典)に反するのでエイプリルフールだろうが嘘が禁じられてるのです。
4月1日にウソをついていいという「エイプリルフール」。
ただしついていいウソは、
- 人を傷つけない
- 笑い合えるもの
- ウソをついていいのは午前中まで
というようなルールがあったのです。
まぁほっこりするような可愛いウソならいいよって感じですね。
しかし、思わずほっこりするような可愛いウソを考えるのはなかなかハードルが高いです。
なので今年も、来年も、これからも思わずほっこりするエイプリルフールのウソをSNSなどで楽しませてもらおうと思います。