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金沢城の鶴の丸広場と本丸の間にある戌亥櫓石垣。
その石垣の途中になぜかレンガ造りのトンネルがあるのです!
旧陸軍の造ったトンネルだそうですが、お城の石垣の中に突如現れるレンガ造りのトンネルはびっくりしますよ。
鶴丸倉庫から鶴の丸広場へと向かう途中、本丸を守る石垣の途中になにやら奇妙な穴を発見。
鶴丸倉庫と戌亥櫓跡石垣の途中にあります。
二の丸広場から戌亥櫓跡へと向かう途中でもすぐトンネルに気付くと思います。
右に行くと三十間長屋なのですが、
左に目をやると、
トンネルらしきものが見えますね。
近づいてみると、間違いなくトンネルですね。
石垣の間になぜトンネル?
近づいてみるとレンガでできた、なかなかに巨大なトンネル。
お城の石垣にはまるでそぐわないこのトンネルは、どうやら旧陸軍によって作られたものらしい。
明治から昭和にかけて、金沢城は旧陸軍の所管になったんですね。
そのため金沢城内には軍用施設が設けられたのです。
二の丸広場の奥にも旧陸軍の旧第六旅団司令部庁舎が残っていますよ。
本丸を守る石垣に掘られたトンネルは、弾薬庫が建設された明治から大正期に作られたものだそうです。
つまりこのトンネルの向こう側には、弾薬庫があったということか。
このトンネル、三の丸や鶴の丸広場から見ると、高台にあり、通路沿いにあるにもかかわらず、あんまり見学に来る人もいない。
というのもトンネルの真前に木が植わってるんですよ!
弾薬庫とつなぐトンネルなわけだから、旧陸軍が植えるわけないよね。
戦後のどこかのタイミングで植えられたんでしょうが、思いっきり目隠しされてますやん!
木がなければ、なんだあのトンネル?
ってなるんでしょうけど、木があるからそもそもトンネルがあることに気づかないよ。
近くまで来ないと。
なんで木、植えたんですかね。
おかげで正面から撮れないじゃないですか。
お城にレンガ造りのトンネルは似つかわしくないからでしょうか。
まぁでもそれも歴史の一部ですしねぇ。
近くでよくよく見てみると、トンネルの周囲の石垣が、ちゃんときれいに積まれてるんですよね。
石垣の間に作ったってことは、やっぱ一旦石垣をバラして、トンネル造って、積み直したってことですよね?
石垣が壊されずに残されたのはよかったなぁと思ったり。
まぁ石垣があったほうが都合がよかったのかもしれませんけど。
トンネルの向こう側、気になるじゃないですか。
実は戌亥櫓跡からトンネルの反対側がよく見えるんです。
トンネルの出口は本丸との間の空堀でした。
右側の階段を登った先が本丸跡地です。
弾薬庫はどこにあったんだろう。
戌亥櫓跡かなぁ。
近付いてみたいけど、残念ながら空堀には降りれない。
トンネルにはなにやら黒いパイプがありますね。
なんだろう。
そして石垣側から見たのと、空堀から見たトンネルは随分と印象が違いますね。
なんというか、レンガ造りのトンネルと緑。
すごいジブリ味を感じるのは自分だけかな。
すげラピュタっぽいなぁと思っちゃった。
トンネル、通ってみたいなぁ。
無理だよなぁ。
所在地 | 〒920-0937 石川県金沢市丸の内1 |
---|---|
開園時間 | [3月1日~10月15日]7:00~18:00 (退園時間) [10月16日~2月末日]8:00~17:00 (退園時間) |
休園日 | 無休 |
入園料 | 無料 |
ライトアップ | 毎週金曜日・土曜日、祝日の前日など(その他、観桜期や紅葉期など) 日没から午後9時まで 無料 |
駐車場 | なし |
アクセス | バス「兼六園下」下車徒歩約3分 |
問合せ | 076-234-3800 |
URL | http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/ |
菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門
開館時間 | 9:30~16:30(最終入館16:00) |
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入館料 | 大人(18歳以上)320円、小人(6歳~18歳未満)100円 |
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