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兼六園とならぶ石川県金沢を代表する観光地・金沢城。
金沢城は「石垣の博物館」と呼ばれるくらい、さまざまな石垣があります。
中でも数寄屋敷石垣は、いろんな模様の刻印がされた石垣をたくさん見ることができます。
数寄屋敷石垣は、金沢城の北西、旧第六旅団司令部の近くにあります。
兼六園の向いの石川門からだと、菱櫓の横に伸びる内堀沿いを進んだ先、土橋門の正面に「旧第六旅団司令部」があります。
金沢城内に突如現れる洋風の白い建物が旧第六旅団司令部。
数寄屋敷石垣は、ここから左側に進んだところにあります。
旧第六旅団司令部の横に伸びる石垣が数寄屋敷石垣です。
20〜30メートルくらいの長さがあると思います。
数寄屋敷石垣のあるあたりは、数寄屋敷と呼ばれていた、藩主の側室達の住まいがあった場所。江戸城でいうところの大奥的な場所ですね。
石垣の向こう、一段高くなった向こうは藩主の住まいのあった二の丸です。
この石垣沿いは奥向きに勤める人々、女中さん達の通勤路だったそうです。
ここ数寄屋敷の石垣は、石の表面を長方形に仕上げた切石積みで、創られたのは寛永8年(1631)年頃。
右側の石垣は寛文(161~1672)の頃に補修されたもので、
左側の表面が整えられて縁取りのある石垣は文化5年(1808)に補修されたものだそうです。
なのでここ数寄屋敷石垣は、寛永から文化までの各時期の姿が残っているということですね。
数寄屋敷石垣の見所は、刻印!
実は金沢城の石垣には200種以上もの刻印があるんだそうです。
中でもここ数寄屋敷石垣では、たくさんの刻印を見つけることができます。
石垣の前には、ここ数寄屋敷石垣で見ることのできる刻印の一覧表があります。
二の丸へと続く階段の近くの石垣がよりはっきりと刻印を見ることができます。
あきらかに「田」とか「口」、「中」、「○」などの刻印が見えますね。
石垣につけられた刻印は、どういった目的で着けられたかははっきりとは分かっていないみたいですが、一説には、石を切り出すときとか、城で積む時などの作業分担などを示すために付けられたともいわれてます。
刻印が彫られた石は寛文頃の改修時のものだそうです。
それにしてもここまで刻印だらけの石垣というのも面白いですねぇ。
しかもかつては側室達の住まいがあった場所の石垣に。
実際のところ、石垣の刻印にはどんな意味があったのか……
なぁ〜んて妄想もつい働いちゃいますねぇ。
階段の右側の石垣も刻印がはっきり見えますね。
間にある穴は排水溝かな?
いや〜それにしても見事なまでに綺麗に積み上げられてますねぇ。
あ、階段の手前に「金沢城の石垣めぐり」の案内マップもありました。
このマップを見ながら回るのも楽しいですよ。
金沢城内の案内所には「金沢城の石垣めぐり」のチラシもありました。チラシには解説も載ってましたよ。
これはちょうど数寄屋敷石垣の上にあたる二の丸側の通路。
二の丸と数寄屋敷で地面の高さが違うんですよね〜、まぁ当たり前か。二の丸は藩主の住処だもんなぁ。
数寄屋敷から左側の階段を登ると二の丸へ行きますが、石垣に沿って下へと続く坂を進むと玉泉院丸庭園へと続いています。
玉泉院丸庭園へと続く坂の途中には、櫓でも建ってたのかな?的な石垣の台もありました。
藩政期はどんな姿だったんだろうなぁ。
所在地 | 〒920-0937 石川県金沢市丸の内1 |
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開園時間 | [3月1日~10月15日]7:00~18:00 (退園時間) [10月16日~2月末日]8:00~17:00 (退園時間) |
休園日 | 無休 |
入園料 | 無料 |
ライトアップ | 毎週金曜日・土曜日、祝日の前日など(その他、観桜期や紅葉期など) 日没から午後9時まで 無料 |
駐車場 | なし |
アクセス | バス「兼六園下」下車徒歩約3分 |
問合せ | 076-234-3800 |
URL | http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/ |
菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門
開館時間 | 9:30~16:30(最終入館16:00) |
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入館料 | 大人(18歳以上)320円、小人(6歳~18歳未満)100円 |
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