【石川】九谷陶芸村にある九谷焼の美術館「KAM能美市九谷焼美術館|五彩館」

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KAM能美市九谷焼美術館五彩館

能美市の九谷陶芸村にある「KAM能美市九谷焼美術館」。

令和2年(2020年)に名称が改められ、その記念に「第76回現代美術展能美展」が能美市で初めて開催されたのです。

ということで実は何気に初めて?「KAM能美市九谷焼美術館」へ行ってきました♪

九谷陶芸村にある能美市九谷焼美術館

KAM能美市九谷焼美術館五彩館

九谷焼といえば石川県を代表する伝統工芸品。

能美市には、その九谷焼の魅力を存分に堪能できる「九谷陶芸村」という場所があるのです。

  • KAM能美市九谷焼美術館|五彩館
    …九谷焼の政策工程や歴史を学べる美術館。特別展や企画展も開催される
  • KAM能美市九谷焼美術館|浅蔵五十吉記念館
    …九谷焼に現代感覚を取り込んだ二代浅蔵五十吉の作品が展示されている
  • KAM能美市九谷焼美術館|体験館
    …九谷焼の絵付けやロクロなどの体験ができる
  • KAM能美市九谷焼美術館|職人工房
    …職人の育成の場。一般の方も工房の作業風景を見学できる
  • 九谷焼ギャラリー
    …九谷焼のお店が並ぶまさに九谷焼のショッピングモール

と4つの施設と九谷焼のショッピングモールがあり、まさに九谷焼を「見る」「知る」「作る」「買う」ことができる場所であります。

毎年5月の連休、ゴールデンウィークには「九谷茶碗まつり」が開催されて、かなりお得なお値打ち価格で九谷焼が買えるのです!

(今年2020年は新型コロナウィルスの関係で中止になっちゃったけど……)

あ、能美は「のみ」と読みます。一応。

KAM能美市九谷焼美術館|五彩館

KAM能美市九谷焼美術館五彩館

今回訪れたのは「KAM能美市九谷焼美術館|五彩館」。

九谷焼の美術館で、企画展なども開かれる、いわゆる美術館ですね。

ちなみに以前は「能美市九谷焼資料館」という名前だったんですが、能美市誕生15周年を記念して名称が変わったんです。

  • KAM能美市九谷焼美術館|五彩館(旧能美市九谷焼資料館)
  • KAM能美市九谷焼美術館|浅蔵五十吉記念館(旧能美市立九谷焼美術館浅蔵五十吉美術館)
  • KAM能美市九谷焼美術館|体験館(旧能美市立九谷焼陶芸館)
  • KAM能美市九谷焼美術館|職人工房(旧能美市九谷焼担い手職人支援工房)

4つあった施設をまとめて「KAM能美市九谷焼美術館」という総合名称をつけたんですね。

んで、なおかつそれぞれ単館ごとの名称がついたと。

「KAM」ってゆーのは、「The Kutani porcelain Art Museum」の愛称だそうです。

九谷五彩の色壁の展示室

KAM能美市九谷焼美術館五彩館

「KAM能美市九谷焼美術館|五彩館」に入ってすぐの吹き抜けの展示室、かな。

展示室の壁が九谷五彩の色になってて、色ごとに各部屋の展示内容が示されてました。

なかなか面白くてわかりやすい。

KAM能美市九谷焼美術館|五彩館

館内はこんな感じに別れています。

長方形の建物なのでどちらから進んでも特に問題なさそう。

九谷焼きは、

  • 紺青

の5色を使うのが特徴なんですよ。

「五彩館」ではそれぞれ色ごとにテーマがあって、

  • 紺青の間…五彩手、青手様式の色絵九谷を中心に展示
  • 朱赤の間…赤絵九谷を中心に展示。明治時代の「ジャパンクタニ」のジオラマセットもある
  • 紫の間…特別展や個展、団体展などの展示室。
  • 緑の間…特別展や個展、団体展などの展示室。床の間もある
  • 黄色の間…九谷焼の画風、制作工程、道具や下絵、図案の展示。図書の閲覧、映像視聴コーナーもある

という風に別れています。

紺青・朱・黄色は常設展で、他は企画展や特別展の展示室ということですね。

「第76回現代美術展能美展」は、エントランスと紫の間、緑の間でそれぞれ、日本画、写真、工芸の展示がされてました。

洋画、書、彫刻は隣の「浅蔵五十吉記念館」と、2館に分かれての展示でした。

能美展ということもあり、地元の作家さんの作品も多く展示されてて楽しかったです。

いや〜それにしても九谷陶芸村にこんな素敵な美術館があったとは。

小学生がまとめた「九谷焼のひみつ」

KAM能美市九谷焼美術館五彩館

2階の「黄色の間」になんと、地元の小学生がまとめた「九谷焼のひみつ」というおっきな本が!

KAM能美市九谷焼美術館五彩館

これが実によくできている。

九谷焼の特徴から絵付けの秘密などなど、しっかり調べられていて、しかもわかりやすい!

思わずじっくり読んじゃいましたよ。

 九谷焼のマステ

KAM能美市九谷焼美術館五彩館

なんと「九谷もんよう」という九谷焼の絵柄のマスキングテープが売られてた!

KAM能美市九谷焼美術館五彩館

柄は全部で10種類かな。

  • 角福ならべ
  • 古九谷 牡丹図
  • 古九谷 鶴かるた文
  • 古九谷 罌粟(けし)図
  • 古九谷 どうぶつあつめ
  • 古九谷 土坡牡丹図
  • 道開百老図
  • 古九谷 石畳文
  • 古九谷 海老藻文
  • 角福ちらし

それぞれ15mm×5mで各380円(税抜)です。

KAM能美市九谷焼美術館五彩館

マステの絵柄のDMの裏?表?に九谷焼の簡単な説明が英語付きでありました。

九谷焼きは360年以上の歴史を持つ、石川県の伝統工芸です。古九谷は17世紀後半に作られ、大胆で個性的な絵柄が特徴です。

Kutani ware is traditional art of Ishikawa with history more than 360 years. Ko-kutani is a porcelain made in the second half of the 17th century and has a gorgeous and unique pattern.

九谷ぬり絵

KAM能美市九谷焼美術館五彩館

九谷焼の模様が描かれた「九谷ぬり絵」もありましたよ。

これは「KAM能美市九谷焼美術館|五彩館」所蔵の、松山窯作「蕪に遊禽図平鉢(かぶにゆうきんずひらばち)」の絵柄。

いや〜細かいね。

ちなみにこちら、第5回九谷ぬり絵コンテストの題材でもあるみたいです。

応募は令和2年10月16日(金)当日消印有効みたいなので、もう残りわずかだけどやってみたい人は挑戦してみてもいいかも。

グランプリは辰口温泉ペア宿泊券ですって!

用紙は「ウルトラアート」のウェブサイトからダウンロードできるよ。

のどかで落ち着く美術館

KAM能美市九谷焼美術館五彩館

「KAM能美市九谷焼美術館|五彩館」のすぐ横にある公園。

能美市は白山の麓の、のどか〜な場所です。

九谷陶芸村もゆったりした時間が流れててのんびり落ち着きますよ。

KAM能美市九谷焼美術館|五彩館へのアクセス

KAM能美市九谷焼美術館五彩館
所在地〒923-1111 石川県能美市泉台町南56
開館時間9:00~17:00(受付終了16:30)
休館日月曜日、年末年始、展示替え期間n
入館料大人:430円、75歳以上:320円、高校生以下:無料
(五彩館と浅蔵五十吉記念館は共通利用できます)
駐車場あり
アクセス金沢駅からJR北陸本線福井方面約30分「能美根上駅」下車、能美根上駅より「のみバス」連携ルート(先端大学方面)で約23分「泉台コミュニティセンター」下車、徒歩約8分
土日祝日のみ、「のみバス」観光ルート約18分「九谷陶芸村」下車
問合せ0761-58-610
URLhttp://www.kutaniyaki.or.jp/about_museum/gosai.html

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