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英語特有の表現ってそのフレーズごと、とか背景を覚えておかないとちんぷんかんぷんになってしまうことがありますよね。
「Don’t shoot the messenger.」も直訳すると意味が通らなくて「?」となりました。
「Don’t shoot the messenger.」直訳すると、「メッセンジャーを撃つな」。
いやいや撃たないでしょうよ、ってなってわけわかんなくなりますよね。
「shoot the messenger」というフレーズがあるのですがこれは、
→報告や伝達した人を非難する
→お門違いな非難をする
という意味で、「悪い知らせを持ってきた人を、それ自体は知らせてくれた人の責任でもないのに非難する」という意味なんです。
つまり、
- Don’t shoot the messenger.
悪い知らせを持ってきた人を責めるな
よくない知らせを持ってきた人に八つ当たりするな
ということですね。
ありますよね〜、いや、それこっちに言われても知らんがな、みたいなこと。
そんな時に使えるフレーズがこの
「Don’t shoot the messenger.(八つ当たりすんなや)」
なんですね。
なるほど。_φ(・_・
ここで使われてる「messenger」は知らせを伝える「使者」のこと。
なんでも昔は、国同士のやり取りは「使者」を使っていろんな伝達をしていたんですね。
中世を題材にした映画とかでよく見ますよね、使者が書簡を持って王様に拝謁してるとこ。
で、まぁ内容が「良い」知らせなら問題ないですよね。
ところが「悪い」知らせなんかが来ちゃったら……
その知らせを見た王様はまぁ、ご立腹されますよね。
そして悪い知らせは使者のせいでもなんでもないのに、腹を立てて怒った王様、その場で使者を殺しちゃったり、なんてこともあったらしい……
いやいや、おいおいってなるけど、怒りの矛先が知らせを持って来た人に向いちゃうんでしょうねぇ……たまったもんじゃないけどねぇ。
とはいえ、やはり当時でもさすがにそれはマナー違反というか、掟破りでしょってことで、周りの方とかが、
「Don’t shoot the messenger.」
と言って諌めたりしたんでしょう。
この頃はきっと言葉そのものの意味でしょうけどね。
ちなみに「shoot」の代わりに「kill」が使われることもあります。
おぉこえぇ。
悪い知らせを持って来た人事態には関係も責任もないのに、責め立てられたりしていたら、
- Don’t shoot the messenger.
- Don’t kill the messenger.
と言ってあげましょう。
もし自分に対して言われたとしても「八つ当たりすんなや」的な感じで言っちゃいましょう。