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英語のことわざに、
- Every cloud has a silver lining.
という表現があります。
「悪いことばっかりじゃないよ」というような意味なんですが、なんとも不思議でシャレた表現ですね。
Every cloud has a silver lining
- Every cloud has a silver lining.
「cloud」は「雲」ですね。
「silver」は「銀」、
「lining」は「裏張り・裏地」のことです。
直訳すると、
「すべての雲には銀の裏地がある」……?
「silver lining」は希望の光
「silver lining」は雲の周りに見える太陽の光のことを指します。
地上から見ると、分厚い灰色の雲もフチの部分は太陽の光で輝いている。
つまり「銀色の裏地」の向こうは輝いているよ、ということですね。
そこから
- 希望の光、兆し
という比喩で使われるのです。
なるほど。
悪いことのあとには良い事がある
つまり
- Every cloud has a silver lining.
は「すべての雲には希望の光がある」という事なので、
- 苦あれば楽あり
- どんな悪いものにも良い面はある
という意味ですね。
故事成語でいうとこの「人間万事塞翁が馬」かな?
「人間万事塞翁が馬」は人の幸不幸は予測できない事という意味ですね。
なので、いちいちくよくよするなよみたいな励ましにも使えるし、
何があるかわからないから油断するなよ的な戒めにも使えますね。
類似フレーズ
- No gain without pain.
(労なくして得るものなし) - There is no pleasure without pain.
(楽あれば苦あり)
などなど。
日本語でも英語でも、どんな事にも良い面と悪い面があるという表現はありますね。
楽あれば苦あり、苦あれば楽ありといったとこでしょうか。
できれば「楽あれば楽あり」がありがたいなぁ。