スポンサーリンク
宝厳寺本堂で「弁天様の幸せ願いダルマ」、三重塔、唐門に舟廊下を経て、都久夫須麻神社(竹生島神社)参拝。
そして龍神拝所で「かわらけ投げ」も挑戦して、よし!一通り回りきった!と港へ戻る途中、黒龍堂なるお堂発見!
ここも見逃せないパワースポットです。
【滋賀】琵琶湖イチのパワースポット竹生島の参拝へ行くならこれで完璧!?ついでに竹生島の周辺観光情報もえー完全に見落としていたのですが、都久夫須麻神社の本殿の右奥に常行殿という建物もあるんです。
季節によってはお茶席が設けられていることもあるらしい。
正直、え、常行殿に向かう道なんてあったか?
と写真を拡大してよっくよくみると、本殿向かって右にある末社「江島大神・厳島大神」の社の奥に細〜い道がありました。
ポールが立ってる上に木々に覆われてて完全に道が見えなかった……
どうやら常行殿のあたりにも琵琶湖に面した鳥居があるらしいんですよね。
今度訪れる時は、見逃さずに行ってみよう。
フェリーの時間も近づいてきてるので、名残惜しいですが港へと向かいます。
都久夫須麻神社(竹生島神社)から港へ戻るルートは本殿向かって左横にある階段をおります。
弁財天社の前に、舟廊下の下の方へと降りる階段が見えるので、ここのルートはすぐわかりますよ。
あとは港へ戻るだけだな〜とゆるゆる参道を歩いていたら黒龍堂なるお堂がありました!
港へと戻る途中、目を引いた赤い鳥い。
みると
- 黒龍大神
- 黒龍姫大神
とあります。
龍神様が祀られてるとあっては、辰の子としては素通りできませんな。
まいっていかねば。
こちらは黒龍堂というらしい。
黒龍は八大竜王の一尊で、大海に住んでいて、雨を降らす神様。
釈迦が生まれた時には歓喜の雨を降らせたとか、修行者の守護神とか言われてます。
八大竜王は、
- 難陀(なんだ)
- 跋難陀(ばつなんだ)
- 娑伽羅(しゃから)…龍宮城に住む大海龍王
- 和修吉(わしゅきつ)…九頭龍大神
- 徳叉迦(とくしゃか)
- 阿那婆達多(あなばだった)
- 摩那斯(まなし)
- 優鉢羅(うはつら)
の8体の龍神の総称。
ただこの中のどれが黒龍なのかが、わからない……
東西南北を守る四神なら
- 東の青龍…青
- 西の白虎…白
- 南の朱雀…赤
- 北の玄武…黒
と色も決まってるから、黒なら玄武ってなるけど、でもこの中で龍は青龍だけだしなぁ。
よくわからん。
黒龍堂の右に大木があるのですが、この木、
なんと黒龍が湖から昇ってくる!と伝えられている御神木なのです。
黒龍堂がマップに載ってないんで、素通りする人もけっこういたんですけどね。
あんまり知られてはないんだけど、もしかしたら竹生島で一番のパワースポットなんじゃないか!とも言われてます。
龍が昇ってくるっていうくらいですからね!
残念ながら光って写真がうまいこと撮れなかった。
御神木はかなり大きくて古そうですが、黒龍堂自体は昭和45年(1970年)に建てられ、平成7年(1995年)の修繕の時に鳥居が再建されたそうです。
黒龍堂を出て、山道を行くともうすぐそこに竹生島に上陸した時に見えた本坊が!
横を見るともうすぐそこに港が見えた!
いや〜気持ちいい。
というか写真だけ見たら海だね!これもうね!
海じゃなくて琵琶湖だけど、琵琶湖ってやっぱりでっかいんだねぇ。
あー鳥居を抜けたらもう終わりかぁ。
最初に見た鳥居に戻りましたねぇ。
上陸した最初の鳥居には「竹生島神社」って書いてあったんですねぇ。
階段を降りて、竹生島参拝の旅も終わりかぁ。
今度は改修工事も終えて綺麗になった竹生島にまた来よう。
そうそう竹生島神社へと向かう参道の入り口にあった竹生島神社参拝案内図。
かわいいイラストだなと思いながらも、弁天さまと……ナマズ?ナマズだよね。
なぜ、ナマズ……?
弁天様はわかるよ、御祭神だからね。
……なまず……?
と思ったらむかし話があったんですね。
むか〜し昔、琵琶湖に浮かぶ竹生島に住んでおられた弁天さまは、美しい満月の夜になると琵琶湖の魚たちを集めて歌と踊りの会を開いておったそうな。
弁天さまの奏でる琵琶の音に合わせて上手に歌ったり踊ったりした魚には、素晴らしいごほうびが出るという。
さて、一番最初に現れたアユたち。
月明かりの中で銀色の姿をキラキラさせるだけで歌も踊りもせぬ。
アユは自分の姿がきれいなので、弁天さまはそれだけでごほうびをくれるだろうと思ったのじゃ。
二番目に現れたフナたちは、久しぶりに仲間が集まったので、おしゃべりばかり。
三番目のコイたちもパクパクさせているだけで、歌も踊りもちっとも上手ではなかったのじゃ。
がっかりした弁天さまは、琵琶をひくのをやめて言いました。
「誰か、もっと上手なものはおらぬのか?」
すると琵琶湖の底から、黒いものがゴソゴソと顔を出してきた。
ナマズたち。
ナマズたちは、弁天さまに言いました。
「あの、わしらにもやらせてください」
それを聞いて、ほかの魚たちは大笑い。
「あはははは。あんなかっこうで、どうやって踊るんだい?」
「そうさ、口も大きすぎて、歌なんか歌えやしないよ」
けれど弁天さまはナマズたちにうなずくと、また琵琶を弾き始めました。
ナマズの大将が、はりきってみんなに言いました。
「さあ、みんな、弁天さまに、今まで練習してきた歌と踊りを見ていただこう」
「おーっ!」
ナマズたちは琵琶の音に合わせて、歌いながら踊り始めました。
♪ズンドコ ズンドコ
♪ズイズイ ズイ
♪ズンドコ ズンドコ
♪ズイズイ ズイ歌も踊りも上手ではありません。だけど見ているとなんだか楽しくなってくる。
弁天さまは、にこにこ笑って琵琶を弾きました。
そしてナマズの歌と踊りが終わると、弁天さまはナマズたちに言いました。
「お前たちの歌と踊りのおかげで、今日は本当に楽しい夜であった。ほうびは、お前たちにあげましょう」
弁天さまから今まで見たこともないごちそうや宝石をもらって、ナマズたちは大喜び。
「よし、もっともっと練習して、今度も弁天さまにほめていただこう」
次の満月の夜、弁天さまが琵琶をかなでると、琵琶湖中のナマズたちが集まって歌いました。
♪ズンドコ ズンドコ
♪ズイズイ ズイ
♪ズンドコ ズンドコ
♪ズイズイ ズイそれを聞いてご機嫌になった弁天さま。
ナマズたちと一緒にきれいな声で歌い始めました。
♪ズンドコ ズンドコ
♪ズイズイ ズイ
♪ズンドコ ズンドコ
♪ズイズイ ズイ弁天さまが歌ったのは、この時が初めてだったそうな。
弁天さまが歌い出したとたん、月の光が湖の上まですーっと伸びてきて、その月の光の道を天の舞姫たちが、キラキラと光る羽衣を輝かせながら降りてくるではないか。
天からは天の楽隊がやさしい音色をふりまき、月は湖をまぶしいくらいに明るく照らす。
楽しいうたげは、一晩中続きました。
この時から、竹生島にはたくさんのナマズが住むようになり、弁天さまをお守りするようになったんだそうな。
『まんまる月夜の竹生島』
なるほど、だからナマズが楽しそうに何匹かいたのか。
そうそう、琵琶湖ではまれに黄白色のナマズが捕れることがあるらしく、それは「弁天なまず」と呼ばれていて、竹生島に祀られている弁天様のお使いとされてきたらしい。
なのでそんな黄白色のナマズがとれたら、地元の漁師さんはすぐに放流したそうですよ。
名称 | 都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)Tsukubusuma shrine |
---|---|
創建 | 雄略3年(459年) |
御祭神 | 市杵島比売命(いちきしまひめのみこと) 宇賀福神(うがふくじん) 浅井比売命(あざいひめのみこと) 龍神 |
ご利益 | 開運厄除、交通安全、金運財運、商売繁盛、水難守護、五穀豊穣、技芸上達、縁結び、等 |
御朱印 | あり(龍神拝所にてセルフスタイル方式) |
所在地 | 〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町1665竹生島 |
拝観時間 | 9:30〜16:30(船の就航時間による) |
納経所 | 9:30〜16:30(船の就航時間による) |
定休日 | 船の運航状況による |
駐車場 | なし(フェリー乗り場にあり) |
アクセス | フェリー(長浜港・今津港・彦根港) |
TEL | 0749-72-2073 |
URL | http://www.chikubusima.or.jp |
- 2020年5月に訪問した際の内容です。営業形態、営業時間や定休日が表記と異なる場合がありますので、ご利用の際は必ず事前にご確認ください。
- もし掲載内容に誤りがありましたら、大変お手数ですがご指摘いただけると幸いです。
- 写真の無断転用はご遠慮ください。
【滋賀】竹生島の三重塔からの琵琶湖を望む眺めは絶景かな
【滋賀】竹生島神社(都久夫須麻神社)の御本殿は秀吉の伏見城を移築した国宝!金運アップのご利益のある「招財小判御守」も忘れずにゲットすべし!
【滋賀】竹生島の船着場周辺にはお土産屋さんや一息できるカフェがあるよ
【滋賀】竹生島神社のかわいらしい龍神さまの招福みくじはお願い事を成就してくれる念自神にもなるよ
【滋賀】竹生島を訪れたら絶対やりたい「かわらけ投げ」!琵琶湖に突き出た鳥居をかわらけがくぐれば願いが叶う!?
【滋賀】竹生島のおみやげに西国三十三所のスイーツでもある弁天さまの「ミルクまんじゅう ねがいだるま」がおすすめ