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手近に春を感じるならやっぱり「桜餅」ですかね。
昔は気にしたこともなかったけど、和菓子は必ず季節に合ったものが出てきますもんねぇ。
冬、というかお正月には福梅を食べないとだし、夏は水羊羹に葛きり、秋はおはぎに栗きんとん……
そして春はやっぱり桜餅に花見団子ですかね!
こちらは金沢の老舗和菓子店「加賀藩御用菓子司 森八」の桜餅。
お持ち帰り用なんで個包装になってます。
ちなみに金沢というか石川県では普通に和菓子が日常生活に溶け込んでます。
たぶん。
うちだけではないはず。
わりとみんなしょっちゅうスナック菓子のように和菓子を食べている。
金沢のガイドブックに載っている「森八」もなんなら、アピタなどのスーパー?ショッピングモール?でも買えちゃうんですよ。
【金沢観光】老舗和菓子屋さん「森八」で落雁作り体験桜餅といえば道明寺タイプと長命寺タイプの2種類があるんですよ。
これが道明寺タイプの桜餅ですね。
もち米のモチモチっとした生地であんこを包んだタイプ。
そしてこっちが長命寺タイプの桜餅。
あんこをクレープ生地で包んだような感じで、見た目も全然違います。
道明寺タイプの桜餅がなかったので「金沢 うら田」さんのInstagramをお借りしました。
ちなみにうら田さんは道明寺も長命寺も両方の桜餅があります。
関西で食べられる桜餅は「道明寺」タイプ。
「道明寺」タイプの桜餅は、もち米を蒸して乾燥させた道明寺粉を使って作られてます。
もち米なのでモチモチっとした食感で、まぁおはぎを逆にしたような感じ。
道明寺粉を使ってるから道明寺桜餅と言うそうです。
そして関東で食べられる桜餅は「長命寺」タイプ。
クレープ生地みたいなのであんこを包んでます。
ちなみに生地は小麦粉なので原料も違いますね。
江戸時代に、東京の向島にある長命寺の門番だった山本新六が和菓子店「山本屋」を開き、桜の葉でくるんだ桜餅を、長命寺に墓参りに来る人に振る舞ったのが始まりだそうですよ。
道明寺も長命寺も、塩漬けの桜の葉っぱで包んでいるのはどちらも同じですね。
森八の桜餅は長命寺タイプです。
薄いピンクのクレープみたいな生地で餡子をくるんでます。
ちなみに森八は長生殿が有名です。
ついでにこっちは雅風堂の桜餅です。
こっちも長命寺タイプですね。
ただ雅風堂のはすごい丸々っとしててあんこ多めな感じです。
まぁどちらも美味しいです。
あ、雅風堂の春の和菓子には桜よもぎ饅頭もあります。
これも美味しいですよ。
【和菓子】春なので雅風堂の桜よもぎ饅頭をいただきますもち米の道明寺タイプの桜餅は関西に多く、
クレープで包んだような長命寺タイプの桜餅は関東に多いです。
一方、金沢は……
どっちもある!!
長命寺の方が多いかな?と言う気もするけれど、ただ両方あるんですよ。
今まで意識したことなかったけど。
今日は道明寺、明日は長命寺、とどっちも食べれるお得な土地なんです。
お店によって出しているタイプが違えば、両方置いてるとこもあります。
どっちも食せると言うのは和菓子好きにはたまらない魅力なんですよ〜。