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なにか事件や事故が起こった時に使う「accident」。
でも「accident」を使うとちょっと不自然なニュアンスになってしまう時もあるんです。
「accident」と似た意味を持つ単語で「incident」があります。
これも出来事とか事件という意味なんです。
そして「accident」と「incident」は似てるけど違うんですよ。
ややこしいですね〜。
「accident」の2つの意味
「accident」には大きく
- 事故、出来事
- 偶然、偶然の出来事
の2つの意味があります。
「事故」という意味で使われるときは、意図せずに起こった怪我や損傷を伴う、不慮の事故や災難といった意味で使われます。
「交通事故」は「traffic accident」ですね。
もう1つの意味の「アクシデント」は、計画や予期していなかったのに起きてしまった出来事、つまり「偶発的な出来事」という意味があります。
「incident」の意味
一方、「incident」は
- 〔1回だけの〕出来事
- 〔偶発的な〕事件
- 〔一大事に発展していたかもしれない〕事件・事故
という意味。
一見すると「accident」と似てますが、「accident」よりは小規模な事件に使われ、また人の意図が絡んで起きた事件に使われます。
「accident」と「incident」の例文
<accident>
- There was a car accident yesterday.
(きのう自動車事故があった。) - Accidents will happen.
(事故は起こりがちなもの=すべては計画通りにはいかない) - Have you ever been in a car accident?
(車の事故を起こした事がありますか?) - Was the accident really an accident?
(あの事故は本当にただの事故だったのだろうか。→誰かが意図的に起こしたのではないかと疑っているニュアンスがある。) - I’m sorry I broke the glass. It was an accident.
(ごめんなさい、グラスを割っちゃった。そんなつもりはなかったんです。) - I met her by accident in a crowded bus.
(混んだバスの中で彼女に偶然会いました。)
<incident>
- A strange incident happened in the ceremony.
(式の途中で妙なことが起こった。) - The committee meeting ended without incident.
(委員会が無事に終わった。) - Major incidents get solved as easily as they happen.
(大事件はいとも簡単に起こり、あっけなく解決するものだ。) - He is taking part in that incident.
(彼はその事件に関与している。)
「accident」と「incident」の違い
「accident」と「incident」は、どちらにも予期せず起こる偶発的な事故・出来事という意味がある。
ただ、
- 「accident」は大規模な事故
- 「incident」は比較的小規模な事件
に用いられる傾向がある。
「incident」は、ちょっとした異変という程度で済んだけど、もしかしたら大惨事!になっていたかもしれない、「重大な事件に至る危険のあった小事件」というニュアンスでも使われます。
また
- 「accident」は予期せぬ偶発的に起こった事故
- 「incident」は人の意図がある、人為的に引き起こされた事件
に用いられるという違いがあります。
まぁ自動車難度の交通事故とか、誰かの意図が絡んでない、偶然に起きてしまったのは「accident」で、
誰かの意図が絡んだもの、例えばテロとか、いじめによる事件などは偶然や自然に起こったものではないので「incident」を使います。
似てるようで違いますね。