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名古屋千草区の住宅街にある高牟神社(たかむじんじゃ)。
ここには日本名水百選にも選ばれている清水があり、しかもその水を飲むと「恋が生まれる」とも「長寿の水」とも言われてるんですよ!
勝負運の神様もいるので、縁結び祈願するなら外せないパワースポットですよ〜。
名古屋質草区の住宅街の中にある高牟神社はとても古い歴史があります。
ちなみに高牟神社は「たかむじんじゃ」と読みます。
創建はなんと131年!
第13代政務天皇の御代の頃。弥生時代ですよ……
めっちゃ古いやん。
もともとは豪族の尾張物部氏の本拠地だったらしく、武器庫としていたとこが神社になったらしい。
高牟神社の「牟」という字は、武器の「鉾(ほこ)」を表しているらしい。
それが高牟神社の名前の由来になっていると言われてます。
高牟神社には高皇産霊神(たかみむすびのかみ)と神皇産霊神(かみむすびのかみ)が祀られていましたが、第56代清和天皇(在位858-876年)の代で、応神天皇も共に御祭神として祀られるようになります。
『延喜式神名帳』(927年にまとめられた全国の神社一覧)にも「高牟神社」の名で記載されてます。
嘉吉元年(1441年)以降、「高牟神社」の境内に複数の社殿が建てられ、さらに徳川光友が尾張藩第2代藩主になると社殿の修造をし、名古屋城の南鎮護としたのであります。
尾張藩主の徳川光友は結構、神社の修復造営するんだねぇ。
確か若宮八幡社も光友が修復し、名古屋の総鎮守にしたんだったな。
明治には式台社になるのだけど、第二次世界大戦の空襲で昭和20年3月に焼失してしまいます。
戦後、昭和24年からの復興工事により再建され、現在のお姿となっております。
高牟神社の御朱印は、拝殿向かってすぐ右にある社務所でいただけます。
社務所の受付は朝9時から夕方5時までです。
高牟神社の御祭神は、
- 高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
- 神皇産霊神(かみむすびのかみ)
- 応神天皇(おうじんてんのう)
の3柱。
高皇産霊神(たかみむすびのかみ)は日本神話で2番目に生まれた神様で、続く3番目に産まれた神皇産霊神(かみむすびのかみ)とともに「創造」を神格化した神さまで、縁結びを司る神様と言われてます。
『古事記』の冒頭で、
この世界ができた時、高天原にまず現れたのが天之御中主神(あめのみなかぬし)、次に、高御産巣日神、三番目に神産巣日神が現れた
と書かれてます。
この3柱の神さまをまとめて「造化三神」とも言います。
えーと、今回、天之御中主神(あめのみなかぬし)はちょっと置いとかせてもらいまして、
高皇産霊神(たかみむすびのかみ)と神皇産霊神(かみむすびのかみ)は、対として考えられる事が多く、
- 陰陽
- 男女
- 表裏
などといった二面性を表し、創世・創造の神として祀られます。
「産霊(むすび)」は「生産・生成(結びつける・生み出す)」という意味があり、男女のむすびも司る神様でもあるのです。
応神天皇は神功皇后の子で、全国に数多ある八幡社の主祭神・八幡大神や八幡大菩薩でもあります。
武家や国家鎮護の神様ですね。
高牟神社のご利益といったらやっぱり、
- 縁結び
でしょう。
高皇産霊神と神皇産霊神という男女のむすびを司る神様が祀られてるのですから。
あと応神天皇も祀られてるので、
- 勝負運
- 健康
- 長寿
といったところでしょうか。
高牟神社には縁結びや復縁、必勝祈願に長寿などのご利益が授かれるというパワースポット「古井の霊水」があるのです!
手水舎の真後ろにあるのがその井戸。
手水舎と「古井の霊水」は一体になっていて、井戸の霊水が湧き出ています。
昔からこの辺りではあちこちから清泉が湧き出ていたんだそう。
しかも一年を通して水の温度が変わらず、日本名水百選にも選ばれてます。
一度も枯れたことがないらしいですよ。
応神天皇の産湯に「古井の霊水」を祝い水として献上したとも伝えられてます。
応神天皇は111歳(古事記だと130歳)で天寿を全うしたとされてるので、かなりのご長寿。
これは確かに長寿のご利益もありそうです。
もともとは延命・長寿のご利益とされてたのですが、「古井(こい)」が「恋(こい)」と音が同じということで「恋の水」とも呼ばれているらしい。
高牟神社の「古井の霊水」は飲むと、「恋が生まれる」とも「長寿の水」とも言われてるそうです。
高牟神社に参ろうとやってきたらば、鳥居の前にバーン!と通せんぼのように塀がありました。
これ「蕃塀(ばんぺい)」というもので、名古屋というか尾張の神社によくあるらしい。
「正面を直視しない(できない)ようにする」とか、「不浄なものの侵入を防ぐため」のものらしい。
ただ「蕃塀」というと、伊勢神宮にある塀のことを指すらしい。
……そういえばあったな、目隠しみたいな塀が。
蕃塀を避け、境内に入ると左手に手水舎があります。
そう、ここが「古井の霊水」ですね。
「古井の霊水」のパワーを授かろうと焦ってはいけませんよ。
まずはちゃんと心身を清めてから。
お作法が書かれた紙が貼ってあるので、その通りにありがたくいただきましょう。
感謝の気持ちを忘れず、正しく柄杓を使うのがマナーですよ。
ちなみに手水舎の梁にハートがありますよ。
ぜひ探して見てね。
手水舎は龍神さまでした。
かっこいい。
こちらが高牟神社の拝殿。
御本殿は拝殿の後ろですね。
右側が社務所で、左側が神楽殿となってます。
高牟神社には狛犬が2対いたんですが、奥の狛犬がなんと子連れ!
かわいい。
拝殿向かって右側の狛犬。
こっちは子連れじゃないな。
境内には摂末社もあります。
右側が古井之龍神や八萬龍神、弘一龍神を祀っている「龍神社」。
左側が北野天神社ですね。
北野天神社の前にま撫で牛も居りました。
頭が結構ツルツルですね。
めっちゃ撫でられてるのかな。
境内の奥には、ひときわ目を引く赤い鳥居!
やっぱ赤い鳥居が連なってると映えますね〜。
赤い鳥居のトンネルの先には、
- 徳義稲荷社
- 祖霊社
- 秋葉社
が並んでいます。
赤鳥居のトンネルを抜けた正面が「徳義稲荷社」。
もちろん稲荷神が祀られています。
毎年春には「初午祭」が行われていて、初午の日にお参りすると商売繁盛のご利益があるんだそうですよ。
徳義稲荷社の右隣が崇敬者の祖霊が祀られている祖霊社。
一番右にあるのが火の神様の火之迦具土神を祀っている秋葉社。
赤い鳥居の手前にも摂末社が並んでいて、左から多賀社・金刀比羅社・厳島社・神明社・白山社・津島社です。
赤い鳥居のトンネルの横にフクロウの乗った百度石がありました。
「百度参り」をするための石ですね。
「百度参り」は神仏に祈願をする為に、同一の神社や寺に100回参拝する事。
百度参りをする人がいるのかどうかわからないけど、なんとも可愛らしいですよ、このフクロウ。
フクロウは首がぐるっと回るので商売繁盛のご利益があるんです。お金に苦労せず首がよく回るということですね。
あと「不苦労」とか「福籠(ふくろう)」とかけて縁起のいい鳥とも言われてますね。
海外でもフクロウは知性を司る賢者の象徴になってます。
ハリー・ポッターのヘドウィグとか、海外のファンタジーでもよく出てきますねフクロウは。
さすが縁結びで有名なだけあって、ハートのお守りやなんとも可愛らしいお守りがあります。
もちろん災難除けとか交通安全や学業成就のお守りもありますよ。
名称 | 高牟神社(たかむじんじゃ)TAKAMU shrine |
---|---|
創建 | 131年(第13代政務天皇の頃) |
御祭神 | 高皇産霊神(たかみむすびのかみ) 神皇産霊神(かみむすびのかみ) 応神天皇(おうじんてんのう) |
ご利益 | 縁結び、良縁、復縁、長寿、勝負運、必勝祈願、等 |
御朱印 | あり(社務所にていただけます) |
所在地 | 〒464-0850 愛知県名古屋市千種区今池1丁目4−18 |
拝観時間 | 自由 |
定休日 | なし |
駐車場 | あり(境内内) |
アクセス | JR中央本線・地下鉄東山線千種駅から徒歩約3分 |
TEL | 052-731-2900 |
URL | http://www.jinja-net.jp/takamujinja/ |
駐車場は境内内にあります。南鳥居の横から入れるそうですが、正直停めていいのか分からず近くのコインパーキングに停めて行きました。
近隣にはコインパーキングもいくつかあるので、まぁその方が間違いないかな。
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