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前回はお願いの表現をシーン別にまとめてみましたが、今回はそもそもお願い事をする時に使える定番フレーズをまとめました。
日本語でも「すいませんお願いがあるんですが……」と決まった言い方で頼みごとを言いますもんね。
- 「favor」を使う
- Would you mind if 〜
- Would you mind -ing
- I was wondering if 〜
- 「I was wondering 〜」+「favor」
- May I trouble you to 〜を使う
- I’d appreciate it if ~:〜していただけるとありがたい
「favor」を使う
「favor」は「親切な行為」という意味があり、人にお願い事などをする時によく使われます。
イギリス英語だと綴りは「favour」になります。
よく聞くのは、
- Can I ask a favor (of you) ?
(お願いがあるんだけど。)
「can」のかわりに「may」も使われます。
- May I ask you a favor?
「would」を使ってやや丁寧に、
- Would you do me a favor?
他にも、
- I need to ask you for a favor.
- I have a favor to ask you.
など。
もう少し丁寧にいうと、
- I’d like to ask you a favor (of you).
- I’ve got a favor to ask you.
などなど。
どれも「お願いしたいことがあるのですが」という意味ですね。
「favor」を使ったお願いの表現はいっぱいあります。
Would you mind if 〜
「Would you mind if 〜」は「〜してもいいですか」と相手に承諾を求める表現ですね。
- Would you mind if I open the window?
(窓を開けてもいいですか?)
「Would」のかわりに「Do」も使えますが、「Would」の方がより丁寧です。
- Do you mind if I smoke here?
(ここでタバコを吸ってもいいですか?)
Would you mind -ing
「Would you mind -ing」は相手に「〜してもらえませんか」とお願いする表現になります。
- Would you mind taking a picture of us?
(写真を撮ってもらえませんか?) - Would you mind opening the window?
(窓を開けていただけますか?)
「if」の時は、自分が窓を開けてもいいか?という表現になるのに対し、
「-ing」の時は、相手に窓を開けてくださいとお願いする文章になるんですね。
もちろんこれも「Would」のかわりに「Do」も使えます。
I was wondering if 〜
「I wonder if 〜」は「〜かしら、〜かなと思う」という意味ですが、「〜していただけませんか」という依頼する時の表現としても使われます。
- I wonder if you could help me.
(ちょっと手伝っていただけませんか。)
「I was wondering if 〜」と過去進行形を使う事で、さらに丁寧な表現として使うこともできます。この場合は過去形だからといって過去のことを言ってるわけではないんですね。
- I was wondering if you could help me.
「Would you mind if〜」に比べて「I was wondering 〜」はよりフォーマル印象。
相手のことを配慮しつつ、頼みにくいことを丁寧にお願いするという表現になります。
- I was wondering if I could make a reservation for tonight.
(今日の夜で予約をお願いしたいのですが。) - I was wondering if you could take me to the airport tomorrow morning?
(明日の朝空港に連れてってくれますか?)
「I was wondering 〜」+「favor」
「I was wondering 〜」と「favor」を組み合わせることもできます。
- I was wondering if you could do me a favor.
(あなたにお願いしてもよろしいでしょうか?) - I was wondering if I could ask you a favor.
(お願いしたいことがあるのですが。)
「if it would be possible」と組み合わせることもできます。
- Excuse me, but I was wondering if it would be possible to ask you to do some work for me.
(すいません、少し私のためにお仕事をしていただければと思っているんですが。)
これも「If it is possible」でも大丈夫。ただ「If it would be possible」の方がより丁寧です。
May I trouble you to 〜を使う
- May I trouble you for a glass of water ?
(お手数ですが、お水をいっぱいもらえますか?)
「May I trouble you to 〜」は「申し訳ないのですが~していただけますか?」という意味。
「May」のかわりに「Could」も使えますね。
- Could I trouble you to bring your photo?
(お手数ですが、写真を持ってきて頂けますか?) - May I trouble you to shut the door?
(ドアを閉めていただけませんか?)
I’d appreciate it if ~:〜していただけるとありがたい
「I appreciate it.」は「本当にありがとうございます」と、「Thank you」よりも丁寧な感謝の表現ですが、「I’d(=I would) appreciate it if ~」とする事で丁寧な以来のフレーズとしても使えます。
- I’d appreciate it if you could help me out.
(手伝っていただけたら有り難いです。) - I’d appreciate it if you didn’t smoke.
(たばこを吸わないでいただけると有り難いのですが。) - I’d appreciate it if you’d accompany me.
(一緒に来ていただけると有り難いのですが。) - I’d appreciate it if you could get back to me by tomorrow.
(明日までにご連絡いただけましたら幸いです。) - I’d appreciate it if you’d keep it to yourself.
(このことは秘密にしておいていただけると有り難い。) - I’d appreciate it if you’d say nothing about this.
(これについては何も言わないでいただけると有り難い。) - I’d appreciate it if you’d do it quickly.
(それを早くやっていただけると有り難い。) - I’d appreciate it if you would leave me alone.
(私にかまわないでいただけると有り難い。)