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「アイカサ」という傘のシェアリングサービスが便利だな、全国でもかなり雨の多い金沢にあると便利だよなぁと思ったんですけどね。
金沢には傘の無料貸し出しサービスがありました。
忘れ物の持ち主不明の傘を再利用したエコシステムです。
なるほど、地元民としてはそれで十分。と思いつつも、旅行者に貸し出すなら「金沢和傘」とかがいいんじゃない?とか思ったり。
ちょっとお金かかってもその方が思い出になるんじゃない?
などと思ったら、妄想が広がったので、思いついた妄想をまとめちゃえ〜(笑)
というわけで、今回はただの思いつき妄想たれ流し記事です。(笑笑)
金沢、というか石川県は全国でもかなり降水量の多い地域です。
「弁当忘れても傘忘れるな」
という言葉があるくらい。
ちなみに日照時間もかなり短い。
冬なんて昼間でもまぁ基本薄暗い。
金沢旅行でやはり冬の味覚は外せないでしょう。
ブリとかカニとか。
でも冬の北陸はいつ雨や雪が降るかわからない。
傘は常備していた方が安心なのです。
でも旅行先で傘を持ち歩くほど、めんどくさいことはない。
たとえ雨や雪が降っていても、せっかく金沢に観光に訪れてくれたのだから楽しんでもらいたい。
おそらくそんな思いもあっての忘れ物の持ち主不明の傘を再利用した「傘の無料貸し出し・置き傘」サービスが始まったのでしょう。
貸し出しスポットも観光地に集中してますからね。
それはとてもいいと思うのです。
急な雨でもパッと傘を借りれるのはありがたいです。
ただ……
北陸新幹線の開業以降、びっくりするくらい観光客が増えている。
ここは金沢か?というくらい人が多い。
新幹線特需なんてせいぜい開業した年だけだろうとか思ってて、なんだかごめんなさい。
そして、観光客が増えるにつれ、金沢に着物レンタルのお店が増えた。ような気がする。
というか肌感覚ですが、確実にレンタル着物で金沢の街を観光している旅行者が増えている。
たしかにね、手前味噌でなんですが、金沢は着物の似合う街です。
普通に着物を着て出歩く人も、ふつーにいます。
金沢は着物を着て歩いていても違和感なく普通に街に馴染むのです。
風景の一部のように。
地元で普段から着物を着ている方は、やっぱり着物に合う傘だったり、なんなら和傘を持ってる方もいるので、置いといて。
着物を着て金沢観光を楽しんでる方が急な雨に見舞われた時、コンビニでビニール傘を買う方が多いのかなと。
ちょいちょいお見かけするので。
お店に入って雨が止むまで一服する方もいらっしゃるでしょうが。
せっかく着物を着てるのに、ビニール傘というのが、見てて勿体無いなぁと思ったのです。
金沢には「金沢和傘」という丈夫で美しい伝統工芸品があるのです。
金沢和傘はカラフルでとても華やかで、開くと色とりどりの花が咲いたように見た目にも楽しいのです。
そして傘の内側にも特徴があるのです。
傘をさすと、内側には「飾り糸」という色とりどりの糸でカラフルな世界が広がっているのです。
もし金沢和傘を気軽にレンタルできたら、雨の金沢でも楽しく過ごせるのではないでしょうか?
和傘をレンタルしているところはありますが、それぞれのお店ごとだったり、金沢和傘風だったりします。
まぁ金沢和傘はいくつもの工程を経て、職人さんによる手作りで作られるため正直、かなりの高級品です。
金沢和傘は、女性用で7万円前後、男性用で9万円前後とまぁ高価です。
気軽には手が出せない。
でも金沢和傘は丈夫で、そして修理しながら使い続けることができる一生物でもあります。
実は結構、外国人旅行者の方が買い求めに来ているそうなのです。
とはいえ、なかなか一般的には浸透しないのも事実なわけで……
そこで勝手に思いついたのが「アイカサ×金沢和傘」。
「アイカサ」のサービス自体、金沢にないので完全なる妄想ですけどね。
固定の店舗のサービスだと、やっぱりそこのお店に行って借り、また返しに行かなければならない。
その日一日雨と分かっていれば、最初から借りるかもしれませんが、なにせ金沢の天気は変わりやすい。
朝晴れてても突然雨が降ってくる。
雨が降って来たときにパッと借りたいわけです。
そこに目をつけた「アイカサ」はすごいなと思います。
その「アイカサ」のどこでも借りれて、どこでも返せるという利点を使い、金沢ならではのサービスを打ち出す。
どうでしょう?
まぁもちろん金沢和傘を使うとなれば、通常の1日70円という値段では厳しいでしょう。
しかし「金沢和傘」というブランドと非日常感も加わるのですから、多少高くても需要はあるのではないでしょうか?
できれば1日100円といきたいところですが、本数を揃えることも考えると1日150円というところでしょうか?
ペットボトル1本くらい。
150円で金沢和傘が使えるならアリでしょう?
ダメですかねぇ。
まぁ勝手な妄想なので、果たしてその値段でやってけるかはわかりませんが(笑)
実は、金沢和傘は明治時代には100軒以上の和傘屋があったといわれています。
しかしながら今は、松田和傘店1軒のみ。
和傘職人では生計が立てられないからと、お弟子さんをつけてこなかったんですが、息子さんが3代目として引き継いでるそうです。
あと伝統文化をなくしてはいけないと、後継者の育成、伝統技術の継承を目的とした「金沢和傘伝承研究会」が発足してます。
まぁなんでこんなに金沢和傘に詳しいかというと、友人がね、先代の松田のおじいちゃんに頼み込み和傘作りを教えてもらい、現在和傘職人をしてるからなんですが。
置いといて。
もし「アイカサ」で金沢和傘を使うことになれば、金沢和傘という伝統工芸品があることももっと広がるし、まずは気軽に触れる機会があることで知ってもらえる。
そして本気で欲しいな、と思った方が金沢和傘を自分でも持ちたいと思う方も出てくるかもしれない。
そうして需要が増えれば、職人さんのためにもなる?
そして先へと伝統技術が継承されていくのではないでしょうか。
あと単純に「アイカサ」に導入する需要もあるし、何より修理し続けられるという利点もあります。
どうでしょこれ?
勝手に思いついた妄想企画だけど、我ながらいい案だと思うんですけどね。
まぁ色々ツッコミどころがあるのは、置いといて。
実際のところ実現しようとすると、「アイカサ」さんはもちろん、「金沢和傘」の松田和傘店さんに、金沢市?石川県?も絡んでくることになるでしょう。
そんなところにこんな妄想企画を持っていくツテはないので、実現する可能性はほぼゼロに等しいでしょうが。
ただ万が一にも実現したら、雨の金沢の街に、色とりどりの金沢和傘が咲くことになるのかなぁとか。
そしたら、それはそれで美しい景色だろうなぁ、などと思ったりしました。
まぁそれだけです。
おしまい。