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石川県立美術館から中村記念美術館を結ぶ森の散策路は「美術の小径」。
そして「美術の小径」の途中から、本多家上屋敷跡の石垣を望む階段が、新たに整備された「歴史の小径」。
さらに、中村記念美術館から鈴木大拙館とを結ぶ散策路は「緑の小径」と呼ばれてます。

中村記念美術館の前の砂利道に「緑の小径」の看板がちまっとたってます。
中村記念美術館の喫茶室から見えていた茶室「耕雲庵」へと向かいます。

茶室「耕雲庵」の前を通り奥へと進むと、「緑の小径」の入口があります。

「鈴木大拙館」への連絡路にもなっています。
「緑の小径」は、「鈴木大拙館」の開館時間に合わせて開放されます。
閉館時間には閉まってしまうので、夜間は通れません。

右側に見えてるのは茶室「耕雲庵」、そして左側には本多の森の緑が広がります。

中村記念美術館から「緑の小径」を進むと、右手に公園のような広場が広がってました。
芝生が広がってて、のんびりできそうな場所でした。
写真、撮り忘れたけど……

芝生と反対側、丘陵沿いを歩いていくと階段が見えてきました。

木製のけっこうしっかりした階段。
あ、左側にちらっと芝生が見えますね。

階段を登りきった先は、整備はされてますが、割と自然そのままな感じ。
こうして見ると自然の山の中という感じですね。

ですが、ここは金沢21世紀美術館へも徒歩数分程度の金沢市の街中です。
一応、遠くに建物も見えますね。

そして「鈴木大拙館」へと降りていく階段は、木製じゃなくて自然を生かした、石を積んだ階段になってます。
「鈴木大拙館」側からと、「中村記念美術館」側からだと、同じ「緑の小径」でもだいぶん印象が違いますねぇ。

「鈴木大拙館」へと向かって「緑の小径」を歩いていくと、森の中にグレーの壁が見えてきます。
この壁が「鈴木大拙館」ですね。

ちょうど壁の裏側に来たら、何やら水の出口?がありますね。

こちらが先ほどの壁の正面。
「鈴木大拙館」側から見ると、「緑の小径」への入り口はだいぶ森感ありますね。
これは知らないと、ここで引き返してしまいそう。

「緑の小径」を進むと、その先には「鈴木大拙館」と「松風閣庭園」があります。

「松風閣庭園」への入り口は、こんな感じで、鈴木大拙館と緑の小径の連絡ろからしか入れません。

ただ入園は無料だし、実は「兼六園」よりも古い庭園なので、時間があるなら足を伸ばして見るといいですよ。
重要文化財の「松風閣」は残念ながら非公開なんですけどね。


鈴木大拙館のグレーの壁沿いに進むと、途中何やらスリットのような、隙間があります。
実はここからも「鈴木大拙館」で有名な『水鏡の庭』が見えるんです!

よく写真で見るアングルはここから撮られてたんですね!
ちなみにこのスリット?この一面に貼られた水面にちょこっとだけ張り出してます。
大人一人くらいしか立てないかな?くらいの小さな場所なので、うっかり池に落ちないよう気をつけましょう。
あと、この通路自体には人が少ないですが、人がきたらマナーを守って、譲り合いましょうね。

「緑の小径」の出口、出口というかまぁ、中村記念美術館からくると出口ですね。南側の「緑の小径」の入り口は「鈴木大拙館」になります。
「鈴木大拙館」は、金沢生まれの哲学者・鈴木大拙の思想を書や写真を通して伝える文化施設で、また「思索空間」で「考える」ということを体験する?場所でもあります。
ちょうど池の中に浮かぶ四角い建物が「思索空間」です。

「思索空間」の周りの水面は「水鏡の庭」と呼ばれてます。
「緑の小径」のスリットからはこんな風に「水鏡の庭」と「思索空間」を眺めることができます。
これだけでもかなり素敵なレアスポットですね。

「緑の小径」は金沢市街地のほぼ中心地にあるにもかかわらず、自然が残る緑を感じる遊歩道。
主に金沢ゆかりの茶道具を所蔵している中村記念美術館から、金沢生まれの哲学者の「鈴木大拙館」を結んでいるというところもなんだか、素敵ですね。
わずか数分程度の距離ですが、妄想、思索しながら散歩をするのもいいかもしれませんね。
そして何より、あまり人がいないのでのんびりとした時間を過ごせます。
「水鏡の庭」もタダで見れますしね。
所在地 | 〒920-0964 石川県金沢市本多町3丁目2 |
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利用時間 | 9:30〜17:00 ※鈴木大拙館の開館時間に合わせて通行可能 |
アクセス | 「本多町」下車 徒歩約3分 |
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