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「興奮する」という場合、
- I’m exciting.
- I’m excited.
果たして果たしてどちらを使うのが正解か?
どっちもおんなじような気もするけど、実は用法を間違えるとこれまた意味がわからないという事態になってしまうのです。
- 動詞「excite」の意味
- 「exciting」の意味
- 「excited」の意味
- 「exciting」と「excited」の例文
- まとめ:主語が「人」なら「excited」、「物」なら「exciting」
動詞「excite」の意味
「excite」の意味は、
<他動詞>
- ~を興奮させる[刺激する・エキサイトさせる・楽しませる]
- (人)の血を騒がせる
- (人)の感情を高ぶらせる
と、「excite」自体に「興奮させる」という意味があるんですね。
文法的には他動詞なのでこの動詞の後には目的語がくる。
The game excited us.
だと、The musician(主語)が、us(目的語)を、excited(興奮させた)という感じですね。
これは単純な過去形。
「exciting」の意味
「exciting」は、
- 刺激的な、面白い、心躍る
- 興奮させる
- 胸を躍らせる[ワクワクさせる]
という意味になります。
-ing形となることで文法的には形容詞になるのですが、意味は「excite」とさほど変わらない。
形容詞なので、名詞の前で使うこともできるし、単に文章の補語(C)としても使えます。
- an exciting game(形容詞+名詞)
- This game is exciting(S+V+C)
という感じ。
「exciting」は、物事の状態を表しているので、人の感情に対しては使えないんですね。
「excited」の意味
次に「excited」と過去分詞になると、
- 興奮した
- 活気のある
- ワクワク[ウキウキ・ゾクゾク・ドキドキ]する
- 胸の高鳴る、血が騒ぐ
という意味で形容詞的に使われます。
形容詞的とかは、置いといたとして、元の単語「excite(興奮させる)」の過去分詞、つまりは受け身形になるので、
- excited:興奮させられる=興奮する
となるわけです。
「excited」は人の感情を説明する言葉ですね。
というわけで冒頭の「興奮する」は、
- I’m excited.
が正解ですね。
日本語だとエキサイティングという言葉をよく聞くので、「I’m exciting」と言っちゃいそうですけどね。これだと、「私は誰かを興奮させている」という意味になってしまいます。
ちょっと何言ってるかわかんないってなっちゃいますね。
まぁ芸人さんとかが「自分は面白い人間です」という意味で使うなら、アリなのかな?どうかな?
「exciting」と「excited」の例文
サッカーの試合で、主語をサッカーの試合にすると、
- The soccer game was really exciting.
(サッカーの試合は本当に興奮した。)
試合が興奮させる、ということなのでここは「exciting」。
一方、同じ試合でも「人」を主語にすると、
- I was really excited at the soccer game.
(私はサッカーの試合で本当に興奮した。)
と、試合を見て、「興奮させられている=興奮している」人となるので「excited」になるわけですね。
こんな言い方もできますね。
- When I saw the soccer game, I was excited.
(サッカーの試合を見て、興奮した)
つまり、
- 興奮させるようなゲーム:an exciting game
- 興奮している人:an excited man
です。
まとめ:主語が「人」なら「excited」、「物」なら「exciting」
シンプルにまとめると、
- 主語が「人」の場合:excited
- 主語が「物」の場合:exciting
「excited」は「人の気持ち」を説明する単語。なので、「私はワクワクしている・興奮している」という意味になる。
「exciting」は「(物事が)興奮させるような」という意味で使われるということですね。
ちょっとややこしいけど、単語本来の意味を考えれば掴みやすいかな?
日常的にもよく使う表現なので、ここしっかり使い分けられるようになりたいですね。
ちなみに、似たような単語は他にも
- surprise
- interest
- disappoint
などなどいっぱいあります。
中学校の英語で授業で散々やりましたねぇ…‥