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bring は「持ってくる」
take は「持っていく」
と覚えて担ですが……実は bring にも「持っていく」という意味で使われることがあるんですねー。
- 「bring」と「take」どっちが正解?
- 「bring」は話し手/聞き手のところへ物を持っていく、人を連れて行く
- 「take」は話し手/聞き手と別の所へ物を持っていく、人を連れて行く
- 「bring」と「take」の違い、ポイントは近づくのか離れるのか
「bring」と「take」どっちが正解?
A: Mr.Wilson said we would have to ( bring / take ) an English dictionary to every lesson.
B : Oh, no! That means I’llhave to ( bring / take ) it with me to my piano lesson after class.
さて、上の文章だと「bring」と「take」どちらを使うべきなのか……?
答えは……
A: Mr.Wilson said we would have to bring an English dictionary to every lesson.
B : Oh, no! That means I’llhave to take it with me to my piano lesson after class.
となります。
「bring」は話し手/聞き手のところへ物を持っていく、人を連れて行く
「bring」は、『話し手または聞き手のところへ向かって物を持って行く、あるいは人を連れていく』という時に使われる。
例文の、
Mr.Wilson said we would have to bring an English dictionary to every lesson.
意味は、
「ウィルソン先生はレッスンには毎回、英語の辞書を持って来るべきだと言った。」
ですね。
つまり、
- ウィルソン先生のいる場所「に」
- 英語の辞書「を」持ってくる
ように言ったわけですね。
ウィルソン先生は教室に「いて」、そこに辞書を「持ってくる」ように言った。
ということは「話し手/聞き手のいる場所に」なのでここは「bring」を使う。
「bring」を使った例文
- I’ll bring a cake.
(ケーキ持っていくね。) - Bring it to me now.
(それを私の所へ今持ってきてください。) - Can you bring me a cup of coffee?
(コーヒーを持ってきてくれますか?) - Can I bring my kids with me?
(子供達を一緒に連れて行ってもいいですか?) - I’ve brought my lunch today.
(今日はお昼持ってきたの。)
「take」は話し手/聞き手と別の所へ物を持っていく、人を連れて行く
一方、「take」は、『話し手または聞き手のいる所とは別のところへ物を持って行く、あるいは人を連れていく』という時に使われる。
例文の、
Oh, no! That means I’llhave to take it with me to my piano lesson after class.
意味は、
「えぇ!つまりクラスの後のピアノのレッスンにも持っていかなきゃいけないってことね」。
つまり、生徒からすると
- ピアノのクラスに
- 辞書を持っていく
ことになる。
生徒自身(話し手)がいる場所から「離れていく」ので「take」を使うのですね。
「take」を使った例文
- Can you take a cup of coffee to Mike?
(マイクのところにコーヒー持っていってくれる?) - I’m taking the kids to the park.
(子供達を公園に連れて行きます。) - Where are you taking that?
(それをどこへ持っていくの?) - Don’t forget to take your umbrella!
(傘忘れないように!) - This road takes you to the Zoo.
(この道を行けば動物園に着きます。)
「bring」と「take」の違い、ポイントは近づくのか離れるのか
- bring:話し手/聞き手のいる場所に近づいて「くる」
- take:話し手/聞き手のいる場所から離れて「行く」
という、「どこへ」持っていくのかがポイントになる。
つまり、
- bring:話し手がいる場所、または、聞き手がいる場所へ
- take:話し手も聞き手もいない場所へ
というイメージですね。
単純に言葉の意味だけ覚えるよりも、イメージとセットで覚える方がいいですね。