【週末英語】つい使ってしまいがちな和製カタカナ英語 〜其の四〜

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週末英語(weekend english)カタカナ英語

つい使ってしまいがちなカタカナ英語、なんだかんだで其の四まできましたね。

たぶんまだもうちょっと続きます。

マスコミ:mass media, the media

マスコミは、「mass communication(新聞やテレビなどのメディアを通じて大衆に大量の情報を伝達すること)」を省略した言葉かな。

ただ「mass communication」というと、大学の専門分野での呼び方になる。

日本語で使われている意味の「マスコミ」を英語で言うと、

  • mass media
  • the media

となります。

 

  • The topic is often discussed in the media.
    (その話題はよくマスコミで議論される。)

コインランドリー:laundromat, laundrette

梅雨の時期とか、なかなか洗濯物が乾かない時にお世話になるコインランドリー。

「coin(硬貨)」と「laundry(洗濯屋)」からきたんだろうけど、実はこれも英語ではあまり使われない。

 

コインランドリーは英語だと、

  • laundromat:アメリカ英語
  • laundrette:イギリス英語

が使われます。

 

  • Is there a laundromat / laundrette near here ?
    (近くにコインランドリーはありますか?)
  • I’m going to a laundromat.
    (コインランドリーに行ってくる。)

 

まぁ、コインランドリーに関しては、実は、

  • coin-operated laundry

と言う表現もあるんですね。

「coin-op laundry」とか「coin-op」と省略して用いられることもあります。

 

ちなみに「coin-operated」は、「コイン投入式の」という意味。

たとえば「コインロッカー」のことは「coin-operated locker」と言います。

 

なので「コインランドリー」が全く通じないかと言うと、そうでもなさそう……?

でもやっぱり使わない方が無難かなぁ。

ガソリンスタンド:gas station, petrol station

ガソリンスタンドも英語では、

  • gas station:アメリカ英語
  • petrol station:イギリス英語

が使われます。

あと、英米共通で

  • service station
  • filling station

と言う表現もあります。

 

英語で「ガソリン」は「gas / gasoline」なんだけど、ほぼ「gas」が使われます。

実は「ガソリンスタンド」と言う表現は、昔、アメリカでも使われていたらしい。けど最近は使わないので、「gas / petrol station」で覚えておいた方がいいでしょう。

 

ちなみにアメリカのガソリンスタンドはもれなくコンビニとかご飯屋さんがくっついてることが多い。

 

  • I filled it up at the gas station.
    (ガソリンスタンドでガソリンを満タンにした。)
  • Is there a gas station around here?
    (この辺りにガソリンスタンドはありますか。)

ついでに、「a」を使う場合は、どこか任意のガソリンスタンド、「the」を使う場合は、いつも使っているガソリンスタンドという感じです。

ミキサー:blender, liquidizer

野菜とか果物を砕いたり混ぜたりする時に使うミキサー。

雑貨屋とか電気屋さんにおしゃれで便利そうなミキサーがいっぱいありますね。

 

しかし、英語で「mixer(ミキサー)」と言うと……「混合する機械」のことを指すので、料理の場面なら「泡立て器」ととられるかと。

あと音楽の音量調整とか音響調整の「ミキサー」のことですね。

 

野菜や果物を混ぜたり砕いたりする時に使うミキサーは、英語では、

  • blender
  • liquidizer:主にイギリス

と言います。

「blender(ブレンダー)」はたまに聞くかな。言われれば確かにという感じですね。

ちなみに、ジュースを作る専用のミキサーのことなら

  • juicer

も使えるかな。

 

  • Put the ingredients in the blender.
    (ミキサーに材料を入れる。)
  • I make carrot juice with a blender.
    (ミキサーでニンジンジュースを作る。)

 

レジュメ:outline, summary, astract

大学とか仕事、セミナーなどで聞く「レジュメ」。

フランス語の「résumé」からきた言葉。

内容を要約したものや要点をまとめて印刷したものをさしますが、英語で「resume」というと大抵は「履歴書」のことをさします。

 

要点とか概要、要約という意味なら、

  • outline
  • summary
  • astract

などが使えます。

「astract」は「抽象」という意味が真っ先に思い浮かぶけど、論文の要旨は「astract」と言います。あんまり馴染みないけど。

 

  • Can you outline your proposal briefly?
  • (あなたの提案の要点を簡潔に述べてくれますか?)
  • I’d like you to give us a brief summary of the meeting.
    (会議の概要を手短に説明してください。)
  • Here’s a summary of the last meeting.
    (これは前回の会議の要旨です。)

 

ちなみに印刷した配布資料は「handout」を使います。

プリントとは言わない。

プリントというと、「印刷物・出版物」とか「新聞」という意味になる。

  • Could you give out the handouts?
    (プリント配ってくれる?)
  • Does everyone have a handout?
    (みんなプリント渡った?)
  • He gave each of us a handout of the project so far. ​
    (彼は私たちに現在までのプロジェクトに関するレジュメを配布した。)

 

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